■日本右傾化論への“弁明”法 “アベちゃん”のおかげでこちらも大忙しだ。安倍晋三首相の発言が出るたびに韓国のメディアに呼び出され、弁明や反論をさせられているので他人とは思えない。韓国メディアがいうところの同じ「日本の極右」のよしみから“アベちゃん”と呼ばせてもらう。 今回の韓国の反日は閣僚や国会議員の靖国神社参拝に対する反発から始まり、憲法改正問題や村山談話にかかわる歴史認識などで広がった。昨年、李明博大統領(当時)の竹島上陸や「天皇謝罪要求発言」で日本世論の激しい反発を受け守勢に回っていた韓国が、ここぞと巻き返しに出ているのだ。 テレビ、ラジオのインタビューや討論に呼ばれて分かったのだが、靖国問題や憲法改正問題への反論や弁明はそれほど難しくない。靖国問題ではいわゆるA級戦犯の合祀(ごうし)を決まって追及してくるが、これに対してはA級、B級、C級合わせ約1千人が合祀されている。彼らは刑死で