大手照明メーカーの東芝ライテック(東京都品川区)は今年6月1日、高効率LEDダウンライト「E-CORE(イー・コア)」シリーズとして、業界初となる連続調光を可能にした「E-CORE60調光タイプ」4機種を発売した。これにより、消灯状態(0%)から60W形白熱灯クラスの明るさの全点灯(100%)までスムーズな調光が実現した。LEDとは、発光ダイオード(Light Emitting Diode)の頭文字を略したもので、電気を流すと発光する半導体の一種だ。 同社がE-COREシリーズの発売を開始したのは昨年7月。それ以前にも、小田急電鉄の「ロマンスカーVSE」に国内初の鉄道車両用室内LED照明として大量採用されたのを皮切りに、大阪府茨木市で全国初のLED道路灯として採用されたり、東京や大阪などのホテルで客室やロビーのダウンライトとして導入が進められてきた。ただし、これらの事例はいずれも受注生産