議事録ようやく概要=「不親切」な発表方法−政府 議事録ようやく概要=「不親切」な発表方法−政府 政府は9日、東日本大震災を受けて設置した原子力災害対策本部や緊急災害対策本部などの議事概要を公表した。録音記録がほとんどなく、関係者のメモを頼りに作成したため、内容は発言の箇条書きの域を出ていない。後の検証に耐え得る記録とは言い難く、情報公開に対する民主党政権の姿勢が改めて問われそうだ。 公表された議事概要は、両対策本部のほか、政府・東京電力統合対策室、被災者生活支援チーム、官邸緊急参集チーム、電力需給に関する検討会合などのもの。いずれもホームページ(HP)に掲載したが、リンク先まで容易にたどり着けない「不親切」な発表の仕方となっている。 原子力災害対策本部の議事概要は、東京電力福島第1原発事故の直後から、昨年末までの計23回分。ただ録音記録があるのは19回目からで、18回以前の会合は関係者