7年前から指摘してきたのに 今回、朝日新聞・峯村健司さんらの報道で明らかになった、⽇本国内で最も利⽤されているSNS「LINE」の個⼈情報が、⽇本国外である韓国のサーバーに暗号化されていない無防備状態格納されており、しかも再委託先の中国企業などがアクセス可能な状態だったという事件は、第一級の情報漏洩事案である可能性があり、安全保障上、極めて重大な損失を日本の国家・社会に与えかねないものだと認識しています。 筆者は、LINEが設立に関与した一般財団法人情報法制研究所の事務局次長と上席研究員を兼任し、また、日本の個人情報保護の枠組みについて研究を行ってきました。 本件LINEの事件についても知り得る立場にあり、2014年ごろからこの問題について警鐘を鳴らしてきたつもりではありましたが、今回の一連の報道でようやく広く国民の知るところとなり問題視された件については、安堵と同時に忸怩たる気持ちを抱き
米首都ワシントンの国防総省で記者会見するジョン・アキリーノ海軍作戦副部長(肩書は当時、2016年6月30日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP 【3月24日 AFP】米インド太平洋軍司令官に指名されたジョン・アキリーノ(John Aquilino)太平洋艦隊司令官(海軍大将)は23日、中国による台湾侵攻の脅威は深刻であり、多くの人が理解しているよりも差し迫っているとの考えを示した。 【編集部おすすめ】中国から撃ち込まれた砲弾で包丁作り 本土から3キロ、台湾の島 アキリーノ大将は、上院軍事委員会の指名承認公聴会で、中国は台湾に対する支配権を取り戻すことを「最優先課題」と位置付けていると指摘し、「この問題は大半の人が考えているよりもはるかに切迫しているというのが私の意見だ。われわれは受けて立たなければならない」と述べ、中国が今後6年以内に台湾を侵攻して支配下に置く可能性があるというイン
1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 世界で最も交通量の多い水路の一つであるスエズ運河では、座礁した巨大コンテナ船を移動させる作業がなお続いている。 長さ400メートルのコンテナ船「エバーギブン」は引き続き座礁した場所にとどまっていると、物流・海運サービス会社GACが24日明らかにした。 GACはこれに先立ち、24日か25日にスエズ運河の通行が再開できるとの見通しを示していた。だがその後、コンテナ船が移動されたかどうかについて一部誤った情報を受け取っていたと説明した。情報の修正が通行再開の見通しに影響を及ぼすかは定かではない。
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、東京大学とIBMによる「Japan IBM Quantum Partnership」で表明していた「IBM Quantum System One」の国内設置拠点について、新川崎・創造のもり かわさき新産業創造センター(KBIC)に決定したことを発表した。 この拠点に設置される量子コンピューターは、東京大学とIBMの契約に基づき東京大学が占有権を有する。東京大学は、このシステムを活用し、企業、公的団体や大学等研究機関と量子コンピューターの利活用に関する協力を進めていく。 「新川崎・創造のもり」地区に位置する産学交流によるインキュベーション施設であるKBICは、2012年よりIBM東京基礎研究所のサイエンス&テクノロジー・グループが東京大学と共同で社会連携講座を開設し、次世代ITに関するハードウェア研究を続ける研究拠点。量子コンピューターの常時安定稼働には
2月1日早朝、ミャンマー国軍の将校たちは2020年11月の選挙結果を無効にすべく、クーデターを起こした。しかし、国民からこれほど大きな反発があるとは予想していなかったかもしれない。 当初、保守的な仏教国の人々は沈黙しているように見えた。しかし、警察による捜査や逮捕が始まった4日目には、若者を中心に平和的な抗議活動を行う人々が街にあふれた。かつての軍事独裁を経験してきた年配の世代も、熱烈な怒りを持って抵抗に加わった。 ミャンマー最大の都市ヤンゴンでは、2月7日、数万人の市民が街に出た。白衣を着た大勢の医学生が肩を並べて行進し、フードデリバリーの自転車が隊列を組んで走っていった。宗教的少数派、抑圧されてきた少数民族、そしてLGBTQコミュニティなど、長年疎外されてきた人々が怒りの抗議活動に参加した。若い女性たちもデモの先頭に立った。 クーデターに対する拒絶と、アウン・サン・スー・チー氏の釈放を
柔道金メダリストの古賀稔彦さん死去 53歳、「平成の三四郎」 2021年03月24日22時16分 古賀稔彦さん(柔道五輪金メダリスト) 柔道で1992年バルセロナ五輪男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦(こが・としひこ)さんが、24日午前9時9分、がんのため療養中、川崎市内の自宅で死去した。53歳だった。佐賀県出身。葬儀は妻早苗(さなえ)さんを喪主に執り行われる。 【関連ニュース】「平成の三四郎」古賀稔彦さん死去 柔道の名門私塾「講道学舎」で鍛え、豪快な一本背負い投げを武器に「平成の三四郎」の異名を取った。2度目の五輪となったバルセロナ大会では日本選手団主将も務め、直前の左膝の負傷を乗り越えて金メダルに輝いた。96年アトランタ大会では78キロ級で銀メダルを獲得。 体重無差別で争う90年の全日本選手権では最後に小川直也に敗れたものの、体重差をはねのけて決勝まで進出した。世界選手権は3度制覇。
(左から)中国の習近平国家主席(2019年11月14日撮影)、ジョー・バイデン米大統領(2021年3月19日撮影)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2021年1月13日撮影)(c)PAVEL GOLOVKIN / POOL / AFP、MIKHAIL KLIMENTYEV / SPUTNIK / AFP、ERIC BARADAT / AFP 【3月20日 AFP】米大統領就任から2か月を迎え、ジョー・バイデン(Joe Biden)氏が自身の外交姿勢を示し始めた。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対しては「殺人者」との認識を示し、政権にとって初の中国との外交トップ会談では国務長官らが同国を厳しく非難するなど、中ロ両政府に手加減のない態度で臨んでいる。 米シンクタンク・ブルッキングス研究所(Brookings Institution)の上級研究員トーマ
中国・新彊(CNN) マムジャン・アブドゥレヒムさんの妻と2人の子どもにとって、それはありふれた新疆ウイグル自治区への里帰りになるはずだった。 5年前のことだ。マムジャンさんは、それ以来家族に会っていないと話す。 マムジャンさんの妻のムヘレムさんは2015年12月、新たなパスポートの申請のため、娘と息子を連れてマレーシアから中国西部の新彊に戻った。マムジャンさんによると、ムヘレムさんたちは今もそこから出られない。中国政府がイスラム教徒の少数民族に対する広範な弾圧を行っているためだ。報道によればこうした弾圧で最大200万人が恣意(しい)的に拘束され、新彊の各地にある大規模強制収容所に入れられているという。 中国は新疆での人権侵害に関する主張を否定。収容所は宗教的な過激主義とテロリズムを阻止するために必要だと強調している。 マムジャンさんは民族的にウイグルに属する自身の家族について、中国から出
客席数は約2万席、ピッチから客席までの距離が近いスタジアムを目指す(構想段階のため今後デザインを含め変更になる可能性があります)【画像提供:ジャパネットホールディングス】 Jリーグの理念に則った「長崎スタジアムシティプロジェクト」とはどんな計画なのか 昨年12月に基本設計が完了したV・ファーレン長崎の新しいホームスタジアムの建設が、いよいよ始まる。JR長崎駅から北に徒歩約10分、三菱重工造船所の幸町工場跡地に2024年の完成を予定している。このプロジェクトは、単にサッカー専用スタジアムを作るという話ではない。スタジアムを中心とした街づくり、すなわちスポーツで街を活性化する地域創生を目指すものでもある。『長崎スタジアムシティプロジェクト』とは、いったいどんなプロジェクトなのだろうか。 【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium
フランスの人類学者・歴史学者であるエマニュエル・トッド氏は、ソ連の崩壊やアラブの春、トランプ大統領の誕生などを予見したとして知られる。人口に関する膨大なデータと蓄積された知識から歴史を分析、導き出された結果から未来の世界をも描き出す。 『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)では、大野舞氏(本書翻訳者)との対話から「現代最高の知性」といわれるトッド氏が、自らの思考方法を「歴史」(長期的な視点)、「データ」(ひたすら事実を集めること)、「外在性」(視点を外の世界に置くこと)──の3点から解剖する。 コロナウイルスによって暴かれたグローバリゼーションの影、米ロ関係と中国の脅威、日本の果たすべき役割、そしてパンデミック以後の世界の道筋についてトッド氏に聞いたインタビューの前編。(聞き手:長野光 シード・プランニング研究員、インタビュー通訳・翻訳:大野舞 ※インタビューは2021年2月12日
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く