トップ 新着 地域 社会 事件・事故 経済 スポーツ カルチャー 教育・子育て 医療 連載・特集 地方行政・選挙 全国・海外 動画・写真 オピニオン
治療法のない腎臓の難病に、有力な薬が見つかった。だが患者は全国に3人しかおらず、商品化する製薬会社が見つからない。治療しなければ若いうちに末期の腎不全になり、人工透析なしでは生きられなくなる。何とか救う手だてはないだろうか-。 ■明確な結果 神戸大教授の野津寛大さん(50)=小児科=らの研究グループが開発したのは「アルポート症候群」の治療薬。マウスによる実験では、投薬された個体は半年たっても1匹も死なないが、投薬しないグループは半数以上が死んだ。「これほど明確な結果はなかなか得られません」と野津さんは強調する。 使用したのは「核酸医薬」と呼ばれる薬だ。個人の遺伝子を詳細に調べて病気の原因となる変異を突き止め、直接働きかける。野津さんらは、重症型のアルポート症候群の変異を軽症型に置き換える手法を開発した。核酸医薬の合成法は確立しており、原因となる遺伝子が分かれば短期間で完成できる。他疾患では
台風15号による記録的大雨で、9月23日夜から24日朝にかけ静岡県が大きな被害を受けた。広範囲が浸水し、100棟超の住宅が損壊した。豪雨に襲われた同県中部の山間部、川根本町は、私(34)が生まれ育った町だ。実家は大量の土砂が流れ込み、変わり果てた姿になった。被災者になることの痛みをあらためて思い知った。(杉山雅崇) ■電話をかけてもつながらず 小野支局(兵庫県小野市)にいた先月24日朝、スマホを見ると、実家の妹(31)からメッセージが届いていた。 「水害にあいました 家に水が入ってきた はなれはつぶれました 家族全員無事です」(24日午前2時38分) 電話をかけてもつながらない。浜松市に住む兄(35)と地元の役場に問い合わせ、全員の無事は確認できた。ただ、詳しい被害は分からない。道路状況などの情報収集をした後、救援物資を買い込み、26日に静岡に向かった。 ■唯一の車道は寸断、車を降りて 集
サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は29日、成績不振を理由にミゲルアンヘル・ロティーナ監督(65)との契約を解除したと発表した。神戸は18試合を終えて2勝5分け11敗(勝ち点11)で最下位に沈んでいた。監督交代は暫定体制を含めて今季3度目。後任には元神戸監督で強化部の吉田孝行氏(45)が3年ぶりに復帰する。 スペイン出身のロティーナ氏は4月8日に就任。守備を立て直し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で決勝トーナメント進出に導いたが、リーグでは2勝1分け6敗と低迷から抜け出せなかった。ロティーナ氏は「チームの悪い流れを変えることができず申し訳ない。偉大なクラブの歴史に加わるチャンスをもらえたことを感謝したい」などとコメントした。 兵庫県川西市出身の吉田新監督は、滝川第二高からプロ入り。現役引退後は2度にわたって神戸を率いた。吉田氏は「苦しい中だからこそ、一致団結して難局に立ち
サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸は8日、新監督にスペイン出身のミゲルアンヘル・ロティーナ氏(64)が就任すると正式に発表した。日本で4クラブ目の指揮を執るロティーナ監督は、同日午前のオンライン会見で「このタイミングでの就任はサッカーからもらったプレゼント。状況は想像していたものと違うが、偉大なファン、クラブと仕事ができるワクワク感がある。ベースとして重要なのは一体となって雰囲気を作っていくこと。それができれば結果は簡単に転がり込んでくると思う」と話し、J2降格圏内の17位に低迷するチームの再建に自信を見せた。 スペイン1部のエスパニョールやラコルーニャでタイトル獲得の経験もあるロティーナ監督は、2017~18年にJ2東京ヴェルディ(東京V)、19~20年にJ1セレッソ大阪(C大阪)を指揮。昨季はJ1清水を率いたが、成績不振で昨年11月に契約解除となった。 永井秀樹スポーツダイレク
サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸は21日、昨季途中まで2部(J2)の東京ヴェルディを監督として率いていた永井秀樹氏(51)が強化責任者のスポーツダイレクター(SD)に就任すると発表した。 永井氏は東京Vでのパワハラで公認S級コーチライセンスについて1年間の資格停止処分を受けているが、フロント入りは可能という。同氏は「プロジェクト成功のため、初心に立ち戻り粉骨砕身努力してまいります」などとコメントした。 また、契約解除した三浦淳寛監督(47)に代わり、クラブの若手育成コーチを務めるリュイス・プラナグマ・ラモス氏(41)が新監督に就き、暫定的に指揮を執ると正式発表した。リュイス氏は「素晴らしいクラブを率いることができ、本当に光栄。皆が一つになって努力できれば必ずファンの皆さんに誇ってもらえるチームになれる」などとコメントした。 スペイン出身のリュイス氏は、同国1部エスパニョールのユー
プロサッカー選手として36年目。神戸では33歳から38歳の4年半を過ごした。三浦知良、54歳。弱肉強食、世代交代が当たり前の世界で、元日本代表FWは今なお愚直にボールを追う。かつてコラムを連載していた神戸新聞の紙齢4万4444号到達に際し、インタビューに応じてくれたので聞いてみた。「カズ」であり続ける意味って何ですか。(小川康介) 「僕の職業ですからね、サッカーは。続けられる限り続けたいし、理由なんかないですよ、正直言って。情熱が持てなければピッチに立つべきじゃない。情熱がある限りはグラウンドに立っていいと思っていますから。元サッカー選手にならないようにずっと頑張りたい。練習も、練習試合も、本番も、ピッチに立っただけで幸せですよ。一つでも自分が思い描いていたようなプレーができたら、それが幸せですよ。それを一つでも増やしていけたらなぁ。情熱に陰り? ないですね。ますます毎日『全力少年』って感
兵庫県警兵庫署はこのほど、特殊詐欺の被害を防いだとして、ファミリーマートJR和田岬駅前店(神戸市兵庫区和田宮通4)の植原康恵店長(48)に署長感謝状を贈った。 同署によると6日午前、同店に「弁当に髪の毛が入っていた」との電話があった。特殊詐欺について、苦情で店員の気をそらせた隙に現金自動預払機(ATM)を操作させる手口があることを知っていた植原店長は、すぐに防犯カメラの映像を確認。すると高齢女性が携帯電話で通話しながらATMを操作していた。 駆け付けた植原店長は、女性に「詐欺かもしれない」と伝え、110番。同署員が到着するまでの間、説得を続けて時間を稼いだという。 贈呈式で植原店長は「前にいた店では被害を防げず悔やんでいたので、今回は防げてうれしい。今後も安心して利用してもらえる店でありたい」と話していた。(大橋凜太郎)
兵庫県が新型コロナウイルス対策として、飲食店にうちわを配ると発表したことを受け、神戸市は13日、市内の飲食店にはうちわを配布しないよう県に申し入れた。市健康局は食事中にうちわを使うことについて「かえって感染の危険性を高める可能性がある」と批判している。 県は9日、会食時に口元をふさぐ「扇子・うちわ会食」を提唱。まん延防止等重点措置の対象区域である神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市の飲食店にうちわ各20本程度を配ると発表した。 これに対し、神戸市は食事中にうちわを使用することについて「どの程度、飛沫感染を防ぐ効果があるのか検証が不十分だ」と指摘。うちわを使って食事をすれば安全であるという誤ったメッセージを与えかねないとしている。 その上で、食事中に会話をする際は1メートル以上の距離を取る▽斜めに座る。横に並ぶ場合は一つ席を空ける▽大声を出さない-ことを市民に呼び掛けている。(三島大一郎)
約30戸が並ぶ神戸市北区の住宅地に、車で出入りできる唯一の橋が突然封鎖され、警察官が出動する事態がたびたび起きている。50年近く公共物という認識で使われてきたが、最近になって「私(し)橋(きょう)」であることが判明。所有者は老朽化のため「維持管理費がかかる」として住民に購入を求め、住民は市への移管を提案するが、主張は平行線をたどっている。(小谷千穂) 2019年12月末の午前10時ごろ、神戸市北区山田町小部。有馬街道(国道428号)に沿う天王谷川にかかる1本の橋の上に突然、鉄パイプや土のう、ドラム缶が置かれた。進入禁止の標識の紙が添えられ、張り紙には所有者の名で「維持管理費等のご協力を得られない為、住民の皆さまの安全を確保する」と書かれていた。 橋の東側の住宅地の住民にとって、他に車で地域外に出る道はない。住民らは警察に通報し、所有者に申し入れた末、約1時間後に封鎖が解かれた。以降も、20
21日に投開票された参院選の開票作業で、兵庫県尼崎市選挙管理委員会が集計した票数が、事前に把握した市内の投票者数より兵庫選挙区で20票、比例代表で13票多くなるトラブルがあった。22日未明に集計をやり直し、投票者数も改めて点検したが、原因は不明。計33票は「持ち帰り・その他」でマイナス計上して帳尻を合わせ、選挙区、比例代表とも票が多いまま22日午前3時半に開票結果を確定させた。 市選管によると、選挙区の投票者数は17万8907票だったが、実際の票は20票多い17万8927票あった。比例代表も17万8858人の投票者数に対し13票多かった。 このため22日午前0時すぎから全ての票を計数機などを使って数え直したが、間違いは見つからなかった。投票者数についても、市内の投票所82カ所や不在者投票、期日前投票の結果を点検したが、原因は不明という。市選管の野村泉事務局次長は「格好がつかず申し訳ない」と
リージョ監督の電撃辞任から一夜明けた18日、J1神戸の非公開練習では、これまでよりも選手らの声が響いていた。 神戸にとって、監督交代による再出発は珍しいことではない。 三木谷会長が赤字続きの神戸に手を差し伸べ、経営を引き継いだのは2004年。インターネット通販を軸に「楽天」を急成長させた手腕そのままに、サッカーの強化にもスピード感を求めた結果、指揮官の解任や辞任が繰り返された。昨夏のワールドカップ・ロシア大会で日本代表を16強に導いた西野氏でさえ、数カ月で神戸を去った。 三木谷体制になって以降の16年で、監督は今回復帰した吉田氏を含め16人を数える。1年に1人が入れ替わるペースは、日本のプロスポーツ史上、類を見ないだろう。 「バルサ化」。スペインの名門バルセロナのようにパスを回し、ボールを保持し続けて攻めるスタイルへの転換は、三木谷会長の肝いりで18年にスタート。夏には自ら獲得に動いたとさ
自ら獲得を進めたとされるサンペール(右)の入団会見で、ユニホームを手に笑顔を見せる神戸の三木谷会長=3月7日、東京都港区 16日の昼下がり。神戸市内の知人を訪ねたJ1神戸のある選手が、首を切るような意味深なポーズを取り、チームの現状を嘆いたという。翌17日、神戸はリージョ監督との契約解除を発表した。 「(ボールを保持する)ポゼッションサッカーの開拓者。まさか引き受けてくれるとは」。スペインの名門バルセロナと強力なパイプを築き、イニエスタを獲得するなど「バルサ化」へ豪腕を発揮する三木谷会長が、期待とともにスペイン人指揮官を迎えたのが、昨年9月17日。そのわずか7カ月後、世界屈指の戦術家は失敗とは判断しづらいJ1通算5勝4分け4敗の成績を残し、クラブを去った。 転機は3月7日、7人目の外国人となったMFサンペールの獲得だった。「欧州の超一流選手」。直接交渉に乗り出したとされる三木谷会長にそう紹
駅のホームで電車を撮影中、カメラの前を横切った乗客の男性を突き飛ばしたとして、兵庫県警尼崎南署は30日、暴行の疑いで兵庫県西宮市の会社員の男(43)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は30日午前10時半ごろ、尼崎市の阪神電鉄・阪神尼崎駅のホームで、赤穂市の男性(35)に体当たりした疑い。同署によると「撮影していたら前を通って邪魔になった」と容疑を認めているという。 同署によると、男は鉄道写真の愛好家で事件当時、ホームで車両を撮影していたという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く