25日投開票された大分県日出(ひじ)町長選で、現職にダブルスコアに近い大差をつけて圧勝した安部徹也氏(56)が26日、産経新聞の取材に応じ、町内で進行中の大規模イスラム系土葬墓地建設計画について「住民はこれまで声を上げられなかったが、選挙で民意が示された」と語った。安部氏は町有地の売却手続きに問題があるとして、「売却を止めることで、計画にストップをかけたい」と述べた。 安部徹也氏(本人提供)安部氏は、遊説中に有権者から墓地計画について何度も尋ねられたといい、「メディアがなかなかこの問題について報道してくれなかったが、町民の声からは手応えを感じていた」という。 選挙戦では、現職で3選を目指した本田博文氏(71)の4474票に対し、安部氏は2倍近い8037票を得て初当選。地元メディアが問題をほとんど争点化せず、「外国人を差別している」ともとられかねないテーマでもあるため、住民の間にも墓地問題に