対馬仏像盗難事件(つしまぶつぞうとうなんじけん、ハングル: 쓰시마 불상 도난 사건)とは、2012年(平成24年)に、長崎県対馬市の三つの神社・寺院から、韓国人窃盗団によって重要文化財の仏像2体などが連続盗難された事件。韓国の地方裁判所が盗難仏像の日本への返還を事実上拒否する決定を下し、1体は返還されたが未だに1体が未返還となっている。なおこの判決には韓国政府が控訴し、最高裁で日本側の主張を認める判決が確定した。 2014年(平成26年)11月、2019年(令和元年)10月にも別の仏像盗難事件が起こっている。 事件の経緯[編集] 発生から犯人逮捕まで[編集] 2012年10月8日、対馬の海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」(統一新羅時代)、観音寺の長崎県指定有形文化財の「銅造観世音菩薩坐像」(高麗時代)、多久頭魂神社の長崎県指定有形文化財の「大蔵経」が、8人の韓国人窃盗団に盗まれ