さて、今回から3Dを背景作画に積極的に使っていこうということでBlenderを用いた3Dレンダリングを試行錯誤しています。この試行錯誤の成果として、ノウハウを共有したいと思います。 今回は上記の動画のようにカメラの位置は固定とし、横に振るだけの場面です。Blenderを使用して、3Dと手描き背景を合成する方法についてご紹介したいと思います。 (Blenderの基本的な操作方法を理解している前提で一部のステップは省略しています) なお、今回は3DモデリングをPiT様に、背景作画を廣田智亮様に依頼し、その後の魔改造とアニメーション設定を筆者、井二かけるが行いました。 3Dで撮影する理由通常一般的なセルアニメでは、「PAN」というと大判作画した背景やセル画を撮影台(現代ではAEなどの撮影ソフト)上でスライドさせるという操作になります。遠近感を出す時は、密着引きという手法で、重ねたセル(レイヤー)