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ブックマーク / www.anlyznews.com (3)

  • 毎月勤労統計のプログラムに関する問題は、プログラミング言語が古臭いことではなく、テストをまともにしなかったこと

    経済学者を名乗る池田信夫氏が、毎月勤労統計の統計処理が適切に行われなかったことに関して、「COBOLで書かれた特殊なプログラムなので高齢者しか読めず、そのミスがチェックできな(かった)」と主張しているのだが、ソフトウェア開発の観点から問題があるので指摘したい。コードレビューと言う観点から言うと、古臭いプログラミング言語の方が有用だったりするし、システムと言う観点では動作テストをまともにしていなかったことの方が問題である。 1. コードレビューよりも動作テスト コードレビューと動作テストは排他的ではないのだが、コードレビューは正しく動作させると言う意味では生産性が低いことが知られており、二択であったら動作テストをすべきなのは議論の余地はない。もちろん、動作テストと言ってもエラーで異常終了しないと言う意味ではなくて、出力や動作が適正であるかの確認。 動作テストがしやすいコードとしづらいコードが

    毎月勤労統計のプログラムに関する問題は、プログラミング言語が古臭いことではなく、テストをまともにしなかったこと
  • 宮崎駿監督、それでは堀越二郎に文句を言わないといけません

    零戦開発の主任技術者である堀越二郎をモデルにしたとされる映画「風立ちぬ」を製作したジブリ宮崎駿監督が、堀越二郎の自尊心を非難する発言を行っている。何でも、零戦で誇りを持ってはいけないらしい。宮崎駿監督と実在の堀越二郎が対談をしたら、つかみ合いの喧嘩が始まるのではないかと思われる。 宮崎監督の発言は以下になる(ビジネスジャーナル)。 今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてるんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それが僕は頭にきてたんです。子供の頃からずーっと! 以前にも朝日新聞の宮崎駿監督へのインタビューで同様の主張をしていた。 零戦、零戦と騒ぐマニアの大半は、コンプレックスで凝り固まり、何かに誇りを持たないとやっていけない人間です。思考力や技術力を超えた堀越二郎の天才的なひらめきの成果を

    宮崎駿監督、それでは堀越二郎に文句を言わないといけません
  • 時系列データの相関係数はあてにならない

    元官僚の高橋洋一氏が時系列データの相関係数が高い事を論拠にしているが、この論証方法は全くもって厳密ではない。 計量経済学では時系列データの相関係数はあてにならない事は80年代から良く知られており、これに関連した業績でエングルとグレンジャーは、2003年にノーベル経済学賞を受賞している。 高橋氏のトリックを説明したい。世の中には時間とともに変化していくトレンド*1と言うのが多くある。このトレンドがあるデータを二つ比較すると、どちらも時間に対して相関しているため、相関があるように見えてしまう。 例えば戦後、一人あたりの米の消費量は減少し、コンピューターの普及台数は飛躍的に伸びたが、この二つの現象を結びつけて考える人はいない。しかし、米の消費量とコンピューターの普及台数は、高い相関を持つ事になる。 実データの場合は屁理屈をつける事も可能かも知れないので、シミュレーションして確かめてみよう。

    時系列データの相関係数はあてにならない
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