◆今朝、LINEが1つあった。 そして私は、一日仕事に手がつかなかった。 ◆時刻を見てほしい。もうそろ空も白んでくる頃だ。私がこれを見たのは朝6:30。寝起きの頭が虚ろな頃にこれをぶち込まれてみろ。どんな劇物よりも重い。 会社への道すがらには小学校・中学校があり、青い学生たちがきゃんきゃんしている。その中を、皺まみれのスーツに身を包んでとぼとぼと歩いていく。私の頭にはずっと、朝の言葉がよぎり続ける。何だ、”デカいこと”って。何だ、どんなことなんだ……。 ◆ああ、つまらない大人になってしまった。くだらない人になってしまった。あんなこといいな、できたらいいな、なんてことが、全く浮かばない。今日の仕事はなんだっけ、出社めんどくさいな、働きたくないよ、中学生たちが眩しいや……。 私が中学生だった頃って、何を考えていたんだろう。何になりたかったんだろう。何かもっと”デカいこと”を考えていなかったか?