一般住宅の場合。建築基準法では階段の踏み幅は踏面(Tとします)15cm以上、蹴上(Rとします)23cm以下と定められています。住宅品確法の5等級ではT=19.5cm 以上、2R+Hが55~65cmと定められています。通常の階段は室内の場合T=21cm,R=20cm内外、屋外の場合T=25cm,R=18cmくらいで作られています。 屋外の場合は靴やハイヒールで歩いたり、濡れて滑り易くなったりするので、踏面を広く、勾配を緩くしています。 実はこの寸法は人の歩幅が基準になっています、普通の人が歩くときの歩幅がだいたい60cmなので、このくらいの寸法が歩き易いのです。 エスカレータの場合T=40cm,R=20cm位で作られています、2R+Hの式に代入すると80cmになります。エスカレーターを歩った方は経験していると思いますが、かなり大股で歩かなければなりません。大股で歩く場合は当然ふらつくこともあ