大阪都構想は、マジで洒落にならん話(3) ~この戦いは日本を守る戦いでもある 編~ 文/京都大学大学院教授 藤井聡 ふじい・さとし 京都大学大学院教授、同大学レジリエンス研究ユニット長。1968年生。京都大学卒業後、イエテボリ大学心理学科客員研究員、同大学助教授等を経て現職。専門は公共政策論、国土・都市計画論.著書は「大阪都構想が日本を破壊する」「凡庸という悪魔~21世紀の全体主義」等多数。 ただしその前に、ここまでの2回にわたる議論を、簡単に振り返っておこう。 大阪都構想は、大阪市民の暮らしの水準を徹底的に劣化させる。福祉も教育も医療も生活環境も皆、水準が低下する。なぜなら、大阪市をつぶし、新しく小さな自治体を5つ作り直す、それが大阪都構想だからだ。 これは、一軒家、5人家族で住んでいたところ、これからバラバラに小さな家をたてて、5人バラバラで暮らしていこうとするようなもの。だから当然、