川崎市川崎区のJR南武支線に設置される新駅について、JR東日本は二十四日、駅名を「小田栄駅」に決定したと発表した。市が実施した駅名投票の結果を踏まえ、地名を反映した名前となった。新駅は人口が急増する地域で利便性を高めることが期待され、来年三月の開業を目指す。 (横井武昭) 市は、新駅に親しみを持ってもらおうと、八月に地元住民らを対象に投票を実施。三つの候補の中で「小田栄駅」が最多票を集めていた。JR東は「投票結果を踏まえ、地名を反映した分かりやすい名称であることから、決定した」としている。
全国の私鉄やJRなどが発行するICカード乗車券の相互利用が始まって、もうすぐ三カ月。地域別に何種類かのカードを使い分けている人は注意が必要だ。改札を通る際に複数枚が同時に反応し、使えない状態になる可能性がある。一枚だけを、しっかりタッチすることが大切だ。(田辺利奈) 愛知県の女性(60)は、名古屋市営地下鉄や名古屋鉄道などで発行するICカードのmanaca(マナカ)と、首都圏の私鉄などで発行するPASMO(パスモ)の二枚を持ち歩いている。
上着のフードを遊具に引っ掛けて首が絞まったり、裾のひもを踏んで転んだり-。意外と多い洋服に起因する子どもの事故を防ごうと、経済産業省は有識者らの検討会を発足させ、子ども服の安全基準作りに着手した。二〇一三年度中にも日本工業規格(JIS)を策定したい考えだ。 「フード付きの服は着せないでください」。東京都文京区の女性会社員(40)は昨年春、長女(2つ)を保育園に入れた時に園から注意された。危険性は知ってはいるが「売り場にはフード付きが多くて、つい買ってしまう。今はおとなしい娘も、成長して目が届かなくなったらと心配。素材も含めた服の安全性を考えてほしい」と話す。 東京都が〇六年、一~十二歳の子を持つ親約千二百人にインターネット上で行ったアンケートでは、ひやりとした事例も含め、全体の77・0%が事故を経験。具体的には「裾が物に引っ掛かって転んだ」「ファスナーで顔や首を引っかいた」などで、16・5
東京電力福島第一原発事故で被災した福島県郡山市の中学三年男子生徒(15)が、東京都立高校の受験を希望したのに、両親がそろって都内に転居しないことを理由に都教育委員会が認めなかった問題で、都教委は昨年、福島県内の別の保護者からも同様の相談を二件受けて断っていたことが七日、分かった。 都教委は同日、方針を転換し、父母のどちらかか身元引受人が都内にいれば受験を認めると発表。被災地の福島、宮城、茨城など七県教委と全都立高校に通知した。川越豊彦入学選抜担当課長は「受験を希望する被災地の中学生が、他にもいたかもしれない」と対応の遅れを認めた。 都教委によると、別の保護者から相談があったのは昨年十月と十一月。いずれも「仕事のある父親を福島に残し母子で都内に引っ越したら、子どもに都立高校の受験資格はあるか」という電話だった。 都教委は入試要綱で、都外から都立高校を受験するには、入学日までに両親そろって都内
「津波来襲時の下田港」。手前の男性は両手を広げて沖を見つめている=サンクトペテルブルクのロシア中央海軍博物館所蔵・提供(紙に彩色) 静岡県下田市の下田港は一八五四年十二月、安政東海地震による巨大な津波に襲われた。ロシアのサンクトペテルブルクにある中央海軍博物館には、惨状を実際に見て描かれた貴重な絵図が残されている。 (福田大展) 描いたのはロシア海軍のモジャイスキー大尉。江戸時代の末、開港を迫るためディアナ号で来航。しかし、会談が始まった翌日に被災した。船には随行の画家がいなかったことから、美術が得意なモジャイスキーが記録係を務め、A3判ほどの絵図を残した。 「津波来襲時の下田港」では、海水が防潮の堤を乗り越え、押し寄せる。津波は大小さまざまな船をさらい、陸に押し上げる。女性は流されまいと木材にしがみつき、男性は沖を眺めて両手を大きく広げている。津波が去った後を描いた「津波来襲後の下田港」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く