写真: 人工照明その他の電力を使わず、伝統的な野営生活を営むタンザニアのハッザ族。男たちがディクディク(小型のアンテロープ)をさばいている。健康状態や寿命はさておき、彼らが先進国の人々に比べて長く眠っているわけではないことが、最近の研究で分かった。(Photograph by Martin Schoeller, National Geographic) つい夜更かししてしまうのを、きらめくスマートフォンの画面に誘われるせいにしてはいけない。現代のテクノロジーなしで暮らす人々も、夜が暗いからといってたっぷり眠っているわけではないことが最新の研究で明らかになった。 電気を使わず、ゆえにフェイスブックやスマホゲーム、200ものTVチャンネルとは無縁の夜を過ごす3つの狩猟採集社会を科学者が調査したところ、毎日の睡眠時間は平均6.4時間にすぎなかった。これは多忙な生活を送る先進国の人々と変わらず、全