エストニアのベンチャー企業が最近、路上をゆっくりと移動する宅配ロボットを開発した。小売・宅配業者やEコマース企業などが、各種製品や食料品などの小荷物を消費者に送り届けるために導入することを見込んでいる。 各種センサーとAIで安全に移動 上のビデオからも分かるように、この宅配ロボットは中型犬ほどのサイズで、重量は約18キログラム。路上を進む速度は時速4~6キロ程度と、ほぼ人が歩く速さと同じだ。 また、GPSの他、各種センサーとビデオ・カメラ、そしてAI(人工知能)が搭載されており、これによって歩道で出会った歩行者や障害物などを自律的に回避して、安全に移動することができる。 このロボットを開発したのは、エストニアと英国に拠点を置くスターシップ(Starship Technologies)社。同社を創業したのは、ビデオ会議システム「スカイプ」(現在はマイクロソフト傘下)の共同創業者として知られる