南極海で厚い氷に閉じ込められて動けなくなったロシアの海洋調査船「アカデミック・ショカリスキー」号の救出をめぐり、科学者から怒りの声が上がっている。多数の観光客を乗せた学術的に意味のない“お気楽ツアー”だったことに加え、他国の砕氷船が救出作業にかり出され、観測・研究活動や物資補給に重大な支障が生じているためだ。南極海では民間旅行会社によるクルーズ船の運航なども行われているが、ここ数年、北極海とは逆に海氷の増大が指摘されている。同様の海難事故が多発する懸念があり、安易な南極観光の規制を求める声も上がっている。(SANKEI EXPRESS)貴重な夏が台無し 「われわれフランスはまだましだった。中国はすべての科学研究プログラムの中止を余儀なくされ、オーストラリアも貴重な夏の時期の研究が台無しになり、激怒している」 フランス極地研究所のイブ・フルノ所長は、フランス通信(AFP)の取材に、こう怒りを
![南極お気楽観光に科学者ら激怒 ロシア船救出、観測・補給に重大影響+(1/3ページ) - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a3870c4b09657f2c8939bbd81b87568db7ff2dc9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140107%2Ferp14010709360002-n1.jpg)