経済産業省の外郭団体である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)は11月20日、設立3周年の活動成果報告会を報道機関向けに開催した。SECの鶴保征城所長(写真)は活動を振り返り、「組み込み系では100点満点中70点から80点だが、エンタープライズ系では合格点とする60点には及ばなかったのではないか」と評した。 組み込み系プロジェクトを合格点としたのは「本年度になって、組み込み系企業では1000人規模で活動成果を導入するなど、受け入れられているため」(鶴保所長)という。受け入れられている背景には、自動車などの製造業では伝統的に品質向上や工期短縮に注力していること、組み込み系開発では要件定義などの面でエンタープライズ系よりもソフトウエア工学を受け入れやすく、その分エンジニアのスキル向上と品質向上の関係が深いことなどがある。 SECの主だった成
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