家電メーカーがサブスクリプション(定額課金)サービスで、収益力強化を図っている。パナソニックホールディングス(HD)は27日、昨年から始めた調理家電と食材キットのサブスクを充実させると発表した。消費者には他のサービスとの組み合わせを楽しんだり、高額商品を手軽に利用できたりするメリットがある。シャープや日立製作所もサブスク市場への参入を始めており、家電メーカーは消費者の多様なニーズに対応しようとしている。(桑島浩任) パナソニックは昨年6月に始めたサブスクサービス「foodable(フーダブル)」を充実させ、新たに4コースを追加する。オーブンレンジや炊飯器などのパナソニック製の高級家電と専用の食材キットがセットになったサービスで、例えばレンジを使うコースの場合、公式通販価格約7万円の製品が貸し出される。料金は月額3980円からで、一定期間利用した後は家電を買い取ることもできる。今回、新設した