ひび割れがコンクリの耐力を増進!維持管理時代に求められる“本音の力学” 2008/09/24 管理人のイエイリです。 コンクリートを打設した後は、表面が乾燥しないようにしっかりと養生し、また水和熱が出すぎないように 温度管理や配合に気を付け、できるだけひび割れが生じないようにする、というのが常識です。 ところが先日、東京・品川で開催されたフォーラムエイト主催の「第2回 FORUM8デザインコンファランス」で 発表されたのは、 ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、 ひび割れのあるコンクリは強い という、コンクリート施工における常識をひっくり返すような衝撃的な実験結果でした。 特別講演「劣化した既設RC/PC構造物の非線形解析と維持管理」の中で、東京大学工学部社会基盤 工学専攻の前川宏一教授が発表したものです。 コンクリート梁に、水和熱による収縮で梁軸直角方向のひび割れを発生させ、荷重をかけると、