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銀河系、実は5割も重かった 電波望遠鏡で米チーム測定2009年1月9日13時59分印刷ソーシャルブックマーク 電波望遠鏡による新しい観測に基づく銀河系の想像図。4本の腕を持つ構造になっている=ロバート・ハート氏ら提供 【ワシントン=勝田敏彦】私たちが住む銀河系は、これまで考えられていたより約5割も重いことがわかった。米ハーバード・スミソニアン天体物理学研究所などのチームが、米天文学会で発表した。 チームは米本土やハワイなど計10カ所の電波望遠鏡を使い、銀河系内で強い電波を発する恒星の位置を精密に観測した。銀河系の中心から2万8千光年離れて周回している太陽系の速度を計算すると、従来より約2割増しの時速約100万キロになったという。 ハンマー投げでは、回転が速くなると選手の腕にかかる力も大きくなる。同じように太陽系の動きが速ければ、それを引きつけている銀河系の重力がより強いことになる。重力が強
細胞内小器官、増殖を制御 千葉大など「定説」覆す発見2009年1月9日12時0分印刷ソーシャルブックマーク パラサイトシグナルの働く様子 葉緑体やミトコンドリアといった細胞内の小器官は、進化の過程で細胞に取り込まれた微生物の名残で、細胞核に支配されている、と考えられてきた。だが細胞の増殖過程を調べてみると、逆に葉緑体などが細胞核に信号を送り、DNAの複製を促していることが、千葉大や東京大などによる研究でわかった。従来の「定説」を覆す成果で、今週、米科学アカデミー紀要(電子版)に論文が発表される。 使ったのは、シゾンという原始的な単細胞藻類。研究グループの田中寛・千葉大教授(分子遺伝学)によると、シゾンの増殖過程では、まず小器官のDNAが複製され、その後、細胞核のDNA複製が行われていた。そして、小器官のDNA複製を阻害する薬剤を与えると、細胞核のDNAも増えなかった。 だが、小器官のDNA
欧州向けガス紛争 ロシアとEU、合意に失敗2009年1月9日9時31分印刷ソーシャルブックマーク 【パリ=国末憲人】ロシアから欧州への天然ガス供給問題で、欧州連合(EU)は8日、ロシアのガス企業の代表者とブリュッセルで交渉したものの、合意達成に失敗した。欧州各国で市民生活に影響が出始めているガス供給が、さらに遅れる見通しだ。 ロシアはウクライナに対し、価格交渉の決裂からガス供給を停止。しかし、ウクライナ経由で欧州に送られるガスも止まったことから、ウクライナによる抜き取りを疑うロシアとEUは実態を調べるEU監視団をウクライナに送るための交渉をしていた。 ブリュッセルからの報道によると、ウクライナとの間で合意したEUの調査団派遣に対し、ロシアが突然参加を求めてきたため、EU側は「それはロシアとウクライナとの二国間関係だ」と拒絶。ウクライナのEU代表は「ロシアの要求は受け入れがたい」と話した。バ
ハマス側、停戦案を拒否 ガザ攻撃続行で国連活動中断2009年1月9日1時18分印刷ソーシャルブックマーク 【エルサレム=井上道夫】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスなど、パレスチナ武装組織の各派は8日、エジプトが提案したイスラエルとの停戦案を拒否するとの声明を連名で出した。「イスラエルの完全撤退が保証されていない」ことなどが理由。最終的な態度決定かどうかは不明だが、今回の表明で短期間での停戦合意は困難な情勢になった。 各派は在外拠点のシリアから声明を発表。「エジプトの動きは抵抗運動を制限するものであり、敵(イスラエル)を助けるだけだ」とした。 イスラエル政府は停戦案への「原則同意」の立場を表明し、8日に国防省幹部をカイロに派遣して停戦案を巡る協議に入っていたが、ハマス側の声明で成り行きは不透明になった。 イスラエルは一方で、ハマス側への攻撃はゆるめていない。イスラエル軍は8
リーマン破綻予言のネット論客逮捕 韓国検察「虚偽だ」2009年1月8日22時14分印刷ソーシャルブックマーク 【ソウル=稲田清英】インターネット上で韓国経済の危機を「予言」し、話題を呼んでいた論客とされる30歳の男性を、韓国検察が電気通信事業法違反の疑いで逮捕したことが8日分かった。「ミネルバ」の筆名で、通貨ウォンや株価の急落を予測。検察側は「虚偽内容を流布した」としているが、検察の対応に批判も出ている。 書き込みは韓国の大手ポータルサイトが舞台。米リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)やウォンの急落を予測し、韓国では「ネット上の経済大統領」などと呼ばれ、素性に関心が沸騰。最近では「3月に日本の金融機関が一斉に資金を引き揚げ、危機が訪れる」との主張で話題を集めていた。 一方、政府は経済危機が続く中で神経をとがらせ、昨年末には「政府が主要金融機関などにドル買いを禁じた」との書き込みに「事実無根
大丸が別の業者に発注してできた商品(上)と、ウチキが販売している商品(下)=2008年12月、高橋慶浩撮影 石川県加賀市の老舗漆器業者「ウチキ」(打出浩喜社長)が「携帯用はしの模倣品を発注、販売された」として大手百貨店「大丸」(大阪市)に回収を求めて抗議していることが分かった。「不正競争防止法違反にあたる」と訴訟も検討している。大丸の持ち株会社「Jフロントリテイリング」の広報・IR部は「抗議を受けているのは事実だが、経緯の詳細を確認中で、現時点では何も申し上げられない」としている。 ウチキは06年12月、はしをねじ込み式で組み立て、ケースに入れて持ち歩ける「ジョイントMy箸(はし)」を発売。柄に蒔絵(まきえ)を施したのが特徴で、エコブームによる「マイはし」人気もあり、2年で25万セット以上売るヒット商品となった。 ウチキによると、大丸は昨夏の商戦でウチキに約9万セットを発注し、大手電機メー
「ワンコイン健診」と呼ばれる気軽に受けられる健康診断が好評だ。低額なうえ、数分で結果が分かる手早さが魅力で、定期的に受けることが望ましい健康診断から遠ざかりがちなフリーターや自営業者に加え、職場の定期健診では物足りない会社員らの支持を得ている。(安田幸弘) 東京・JR中野駅前の商店街で、ワンコイン健診を行っているのは、川添高志さん(26)。元東京大学医学部付属病院の看護師だ。 検査内容は、大きく分けて「血糖値」「総コレステロール」「中性脂肪」「身長、体重、骨密度、血圧など」の4つ。1回の検査は数分で各500円(ワンコイン)、セットでは1500円で受けることができる。セットの場合、血液を採取した後、身長や血圧などを測る間に全項目の結果が用紙に打ち出される。その間、わずか10分程度。 先月下旬、仕事の合間に利用した男性会社員(30)は「会社でも健康診断を受けるけど生活が不規則なので受けにきた。
ブルガリアのソフィア(Sofia)で、凍結したトロリーバスの窓(2009年1月8日撮影)。(c)AFP/DIMITAR DILKOFF 【1月9日 AFP】ロシアがウクライナ経由の欧州向け天然ガス供給を停止した問題で、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相とチェコのミレク・トポラーネク(Mirek Topolanek)首相は8日、ウクライナへの監視団派遣の条件で合意。欧州全域に広がったエネルギー問題の解決に道がついたと、欧州連合(EU)議長国のチェコが明らかにした。 チェコが発表した声明によると、両首相は電話会談で「ガス流通に関連するすべての地点における監視団派遣の条件で」合意した。「(監視団の)派遣でロシアからの欧州向けガス供給は再開されるだろう」とし、監視団の詳細については、EUの監視団がウクライナに向かう9日に最終決定するという。 合意の発表にもかかわらず
台湾・台北(Taipei)で、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)攻撃に抗議する人々(2009年1月9日撮影)。(c)AFP/Sam YEH 【1月9日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は8日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での「即時かつ持続的な停戦」と「イスラエル軍の完全撤退」を求める決議を、賛成多数で採択した。米国は棄権したが、その他の安保理構成国は14か国すべてが賛成票を投じた。 決議案の要点は、「即時かつ持続的で、完全に尊重される停戦が緊急に必要であることを強調するとともに、(停戦が)イスラエル軍のガザ地区からの完全撤退につながることを求める」「食糧、燃料、医療などの人道支援が、妨害されることなくガザ地区全体にいきわたることを求め、持続した支援が可能な人道回廊の設置を歓迎する」「市民に対するすべての暴力
ニカラグアの首都マナグア(Managua)のマジョレオ市場(El Mayoreo Market)でタマネギを売る男性(2008年5月12日撮影)。(c)AFP/Miguel ALVAREZ 【1月9日 AFP】気候変動の影響で、今世紀末までに世界人口の半数が食糧不足に直面する――。このように警鐘を鳴らす研究結果が8日、新たに発表された。 研究チームによると、2100年までに熱帯・亜熱帯地域での最低気温が、同地域の現在の最高気温より上昇する確率は90%だという。その結果、これらの地域の作物に甚大な被害が及ぶとみられる。 チームは直接観察とコンピューターモデルを基に予測を打ち出したが、米ワシントン大学(University of Washington)のデビッド・バティスティ(David Battisti)教授(大気圏科学)は、「気温だけでも世界的な作物への影響は甚大だが、気温上昇による水供給
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部ベイトラヒヤ(Beit Lahia)の病院の床で手当てを受ける男性(2009年1月8日撮影)。(c)AFP/ MOHAMMED ABED 【1月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で8日、援助物資を輸送中の国連パレスチナ難民救済事業機関(UN Relief and Works Agency、UNRWA)のトラックがイスラエル軍の戦車から2発の砲撃を受け、運転手1人が死亡、2人が負傷した。 トラックは国連旗をかかげており、援助物資を受け取るためイスラエルとの境界に向かっている途中だったという。UNRWAはガザ地区内150万人の半数に食料を配給している。 事態を受けてUNRWAは、ガザ地区での活動を「イスラエル当局が職員の安全を保障できるまで停止する」と発表。潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長
エジプトとの境界に近いパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)で、イスラエル軍による空爆で破壊された建物を調べる人びと(2009年1月7日撮影)。(c)AFP/SAID KHATIB 【1月9日 AFP】米英仏の欧米3か国とアラブ諸国の外相は8日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での即時停戦を求める国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議案で合意した。同日中にも安保理で採択される。複数の外交関係者が明らかにした。 パレスチナの国連オブザーバー、リヤド・マンスール(Ryad Mansour)氏は記者団に対し、「アラブ諸国の修正を受け入れることで合意があった」と述べるとともに、決議案は安保理で全会一致で採択されるとの見通しを示した。 ある欧米の外交官は匿名を条件に、「ガザ地区からのイスラエル軍の完全撤退」につながる、ガザ
イスラエル北部ナハリヤ(Nahariya)にある介護施設で、レバノン南部からのロケット弾攻撃を受け床に落ちた蛍光灯のそばで朝食を食べる高齢者(2009年1月8日撮影)。(c)AFP/Omer Messinger 【1月9日 AFP】レバノンのイスラム教シーア(Shiite)派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)は8日、同日発生したイスラエル北部へのロケット弾攻撃についての関与を否定した。一方、この攻撃によってパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)における戦闘の第二戦線が開かれるとの懸念が高まる中、レバノン政府は調査に乗り出した。 レバノンのモハメド・フネイシュ(Mohammed Fneish)労働相はAFPに対し、「ヒズボラはロケット弾攻撃についてはなにも知らない。ヒズボラが、自ら起こした行動を認めることに対してちゅうちょしないのは周知のことだ」と語った。同相は、レバノンの
エジプト境界に近いパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)ラファ(Rafah)で、イスラエル軍の空爆を受け立ち上る炎(2009年1月7日撮影)。(c)AFP/SAID KHATIB 【1月8日 AFP】イスラエル軍は8日未明、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃を再開し、南部の武器輸送用とみられるトンネルを空爆した。また、南部最大の都市ハンユニス(Khan Yunis)付近やガザ地区北部でも、空爆が報告されている。南部にイスラエル軍の戦車部隊が進攻しているとの目撃証言もある。 パレスチナ民間防衛担官によると、7-8日の夜間だけでガザ地区内で40か所が空爆され、多くが南部ラファ(Rafah)近郊に集中しているという。停戦を目指す外交交渉が続けられている中、パレスチナ医療関係筋による死者数はこれまでのところ死者は702人、負傷者は3100人となった。 ■一時停戦、物
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イスラエル、エジプト停戦案「原則同意」2009年1月8日11時6分印刷ソーシャルブックマーク 【エルサレム=村上伸一】パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルは7日、国際社会の停戦圧力が高まるなかで、エジプトの停戦案について「原則同意する」との立場を表明した。イスラエルの国防省幹部が8日にエジプトを訪問し、停戦案について協議する。ただイスラエル政府高官は、一部記者団に対し、「実際にどうするかは先の話になる」と述べ、協議にはなお時間がかかる見通しを示した。 パレスチナでイスラム過激派ハマスと対立する穏健派ファタハはエジプト案を支持している。ハマスは「検討する」との姿勢で、今後もエジプト側と個別協議を続けると見られる。 エジプトの停戦案は、6日にガザの難民キャンプで国連が運営する学校をイスラエル軍が攻撃し、子供ら40人以上が死亡した事件の後、フランスとの調整をへて発表された。ガザを支配す
天平の七宝、再現へ 奈良・興福寺、中金堂再建に彩り2009年1月8日9時59分印刷ソーシャルブックマーク 01年の発掘で、興福寺・中金堂跡から出土した天平の鎮壇具。金の薄板2枚や水晶玉(上)、金の小片(右下)などがあった 2010年に創建1300年を迎える興福寺(奈良市)は、江戸時代に焼失し、同年の立柱式をめざしている中金堂(ちゅうこんどう)の再建事業で、天平時代の様式にのっとり、金銀や水晶の宝飾品の「鎮壇(ちんだん)具」を建物下部の基壇に納めることを決めた。明治期の調査で出土し、国宝に指定されている旧中金堂の鎮壇具を可能な限り再現する。 興福寺には金堂が3棟あり、中心の金堂を中金堂と呼んできた。710年に当時の権力者の藤原不比等が創建した。1717(享保2)年に焼失後、仮堂が建てられたが老朽化したため再建することにした。明治期の発掘で仏像を安置する須弥壇(しゅみだん)部分の基壇から、金の
【エルサレム福島良典】イスラエル軍報道官は7日、同日から今後、毎日午後1時から4時(日本時間同8時から11時)の3時間、パレスチナ自治区ガザ地区への援助物資搬入を認めるため、攻撃を一時中断すると発表した。 オルメルト首相が同地区への設置を発表した「人道回廊」にあたる。攻撃中断は同地区の主要都市ガザ市と近郊で、他地域での作戦は中断されない見通しだ。 イスラエル政府は7日、主要閣僚による治安閣議を開き、今後の軍事作戦の展開と、エジプトが6日提示した停戦案を協議した。エジプト案は(1)人道停戦(2)エジプト・ガザ境界管理の緊急協議(3)イスラム原理主義組織ハマスの武器密輸を防止するため、境界に国際部隊を配置(4)エジプトがパレスチナ和解協議を招集--が柱。 停戦案にはライス米国務長官が「称賛できるもの」と積極姿勢を示し、イスラエルのシャレブ国連大使も「真剣に受け止める」と語った。 クシュネル仏外
長野県警諏訪署は7日、同県諏訪市の県道に家庭ごみなどを捨てたとして、市内に住む会社員の女(34)を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で現行犯逮捕した。同署は「決められた場所に捨てるのが面倒臭かった。今までもしたことがある」と容疑を認めていることを明らかにした。 容疑は、7日午前8時ごろ同市豊田の有賀(あるが)峠の県道上に、乗用車の運転席窓からごみを入れたレジ袋2袋とペットボトル2本計600グラムを投げ捨てた疑い。 諏訪署によると、08年4月ごろから残飯などの家庭ごみが捨てられているとの苦情が相次ぎ、咋夏から捜査していた。7日は近くで張り込んでいた署員が不法投棄を確認した。女は通勤途中だったという。【大平明日香】
日本人の全遺伝情報(ゲノム)を解読するプロジェクトが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)を中心に2009年から本格的にスタートする。 今後3年間をかけ、日本人特有の病気やルーツなどの解明に役立てる。 プロジェクトは、日本人で最も標準的な白血球の型を持つ男性1人を選び、生命の設計図を構成する4種類の物質(塩基)の配列を解読し、外国人と比較する。外国人とのゲノムの差のデータを蓄積すれば、日本人に多い病気の解明、体質にあった薬の開発や投与法を突き止めることが可能になる。プロジェクト代表者の平野隆・同研究所主幹研究員は「人種間のゲノムの違いは約0・1%と考えられていたが、実際はその10倍以上の差がある。日本人がどのように形成されたかもわかる」と話す。
【エルサレム=黒沢潤、ニューヨーク=長戸雅子】パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマスの掃討作戦が続く中、レバノン南部から8日朝(日本時間同日午後)、少なくとも3発のロケット弾がイスラエル北部に発射され、2人が軽傷を負った。イスラエルも迫撃砲で一時応戦した。レバノンの親パレスチナ武装勢力による攻撃とみられる。ガザでの停戦調停に向けてイスラエル、パレスチナ自治政府、ハマスの3者代表が出席することが決まった8日のエジプトとの個別協議への悪影響も懸念されている。 ロケット弾はイスラエル北部ナハリヤの高齢者施設などに着弾し、女性2人がけがをした。民兵組織などレバノン内部の親パレスチナ系の犯行とみられるが、これまでのところ犯行声明は出ていない。 フランス通信(AFP)は8日、レバノンのミトリ情報相の話として、2006年夏に同地域でイスラエルとの武力紛争に突入したイスラム
天下分け目の関ヶ原の戦い(1600年)の約1年前、のちの江戸幕府2代将軍徳川秀忠から“希代の軍師”と呼ばれた中津城主の黒田如水(官兵衛)にあてた書状が見つかったことが7日、わかった。偉大な父、家康の陰に隠れた秀忠の行動力や人柄が垣間見える貴重な資料という。 慶長4(1599)年10月、秀忠が京の伏見にいた如水にあてたもの。如水からの贈り物に礼を述べ、「上方は穏やかに治まり喜ばしい」とつづっている。また如水が国元へ戻り、長男の長政が上方に参じるという黒田家の考えに対し、「もっともだ」と評価している。 「上方の治まり」について、兵庫県姫路市の姫路文学館は「黒田家の歴史を記した『黒田家譜』を参考にすれば、関ヶ原で西軍を率いた石田三成が当時、大坂から近江に隠居した状況を指す」と分析。「合戦前夜の一場面を生き生きと描き出す文書」と話している。 戦国史に詳しい小和田哲男・静岡大教育学部教授の話「当時は
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