河野外務大臣は、記者団に対し、国連ヨーロッパ本部で開かれた女性差別の撤廃を目指す委員会で、韓国代表団が慰安婦を「性奴隷」と表現したことについて、日韓合意の確認事項に反しており遺憾だとしたうえで、韓国側に合意の着実な履行を求めました。 これについて、河野外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「性奴隷」という言葉は事実に反するため、使用すべきではないというのが日本側の考えだとしたうえで、「韓国とは、慰安婦問題をめぐる日韓合意で慰安婦の呼称を確認したのに、韓国代表団が『性奴隷』という言葉を使用したことは受け入れられず極めて遺憾だ」と批判しました。 そして、河野大臣は「日韓合意は、最終的かつ不可逆的な国際約束だということを韓国側もしっかり認識し、着実に履行してもらいたい。日本は誠意を持って合意を履行しており、韓国側も同様のことをやってくれると期待している」と述べました。