少子高齢化でもいいじゃないか / 記事一覧 2009年の統計によると、日本の女性は一生の間に1.37人の子どもしか産んでいない。他方、今情勢が注目されるエジプトのお隣、パレスチナのガザ地区の女性は、2002年の統計では1000人当たりの出生率が42人であった。少子高齢化に悩む日本からしてみると、なんともうらやましい状況だ。 エジプトやリビア、パレスチナなどアラブ圏では、下に行くほど末広がりのピラミッド状になっている。日本では60歳前後の団塊の世代が異様に外へ張り出す変形した釣鐘状の様相を呈している。 ハインゾーンは、日本の人口増加率がガザ並みだったら、今頃はどうなっていたかというという興味深いシミュレーションをしている。1950年から2008年までの間に、ガザ地区の人口は、24万から150万に増えた。これを1950年当時の日本の人口8300万人にあてはめると、現在の人口は1億2700万