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ブックマーク / blog.japan.cnet.com (80)

  • 新生銀行の件のフォローアップ:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

    前回の新生銀行のサイトの使い勝手についてのポストに思いのほか反応がありました。 はてなブックマークでも「新生の使いづらさは尋常じゃない」とか「こに書いてあること全部の10倍くらいダメ」とか「書いてもらえてスッキリした」みたいな反応が多くて、そういう声を引き出せたのは書いた甲斐があるなぁ。 それで、セキュリティに関する話だから噛みついてくる人もいるだろうと思っていたらやっぱりいて、カレーなる辛口Java転職日記で「全般として,いかにも素人っぽい批判に終始しているように思う」と書かれていたのを見つけたので読んでみたのだけど、そこに書かれていた反論は「もっとセキュリティを下げろなんて論外」という、予想通りのいわゆる一段階論理だったのですが、よく考えてみればそういう思考回路の髪のとんがった上司をどう説得するかというシチュエーションは現実問題としてあるわけで、そのためもう少しだけ深追いしてみること

  • 勝手にフィードバック:新生銀行:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

    さて、前回に続いて「勝手にフィードバック」シリーズに登場いただくのは新生銀行です。 引き続き、開発者に黙ってサイトの使い勝手を遠慮なくバッサバッサと斬っていきたいと思います。 ■新生銀行って? かつて高度成長期に「長銀」と呼ばれて栄華を誇り、その後バブル崩壊とともに経営破綻、国有化と外資の投資組合による買収を経て「新生銀行」として再出発した普通銀行ですが、消費者の目線に近いかなり大胆なサービスへと刷新することで、大きくイメージアップしました。 特にサービスのコスト面での単純明快さ(ほとんど全てが無料)では他に抜きんでていて、たとえば、コンビニや郵貯のATMで入出金しても365日24時間いつでも手数料無料、他行への振込手数料もネット経由なら月5回まで無料(つまり一般人には永久に無料)、という具合です。 で、私はというと最近までシティバンクとジャパンネット銀行をメインで使っていたのですが、宮川

  • VirginとCreative Commonsに対する訴訟について:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    Virgin Australiaの広告キャンペーンに未成年の娘が写った写真を使われたとしてテキサスでおこされた訴訟について、Slashdotに記事が載っている。問題の写真は成人によって撮影され、CC-AttributionライセンスでFlickrに掲載されていた。原告である親の主張は、被写体の許可なく営利目的の広告に写真を使用したことで、Virginは娘のプライバシー権を侵害したというものだ。写真を撮影した人物もまた原告に加わっており、クリエイティブ・コモンズは「…営利目的の写真利用、およびそれを許可するライセンスを選択することの含意について、充分な説明・警告を怠った」と訴えている。 (訴状のV). スラッシュドットのスレッドに掲載されたコメントはバランスがとれており、おおむね正確だ(ストーリー文はやや誤解を招く。写真家はVirginに対して、適切なクレジットを表示しないことでCCライ

    ume-y
    ume-y 2007/10/05
    「CC-BYライセンスは著作権についての許諾の問題を解決するが、パブリシティ権、あるいはプライバシーの権利についての問題は解決しない」
  • アーティストの権利を教える:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    映画学校は映画製作者、フィルムのアーティストを育てることを商売にしている。仕事はアーティストとしての技能と倫理の双方を教えることだ。映画を制作する技能であり、アートを創る倫理である。 では、著作権についてはどのようなレッスンをしているのだろう。残念なことに、少なくとも一部の学校では、もっとも重要なレッスンは、どうすれば効率的に著作物の寄生地主になれるかというものだ。 すくなくとも、University of Hawai'iのAcademy of Creative Media (ACM)はそのようなレッスンを与えているようだ。映画学科の学生は全員、各自が制作した作品をすべて(ACMのための)「職務著作物」(work for hire)とするか、権利を完全にACMに明け渡してしまう著作権契約にサインせねばならない。(2年が経過すれば作品の非独占ライセンスを受けることができるが、著作権そのものは

    ume-y
    ume-y 2007/09/28
    「映画学科の学生は全員、各自が制作した作品をすべて(ACMのための)「職務著作物」(work for hire)とするか、権利を完全にACMに明け渡してしまう著作権契約にサインせねばならない」
  • 必読:これからの10年:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    iCommons iSummit 07の基調講演でおこなった発表は、一部の人を驚かせることになった。だがウェブにあがっている報告をみるかぎり、また一部の人々には十分に理解されなかったようだ。だからこの場でもう一度、背景にある理由とともに発表を繰り返そうと思う。 結論:わたしは研究を、そしてまもなく対外的な活動を、過去10年のあいだわたしを消耗させてきた問題から移し、新しい課題に取り組むことを決めた。理由とその課題については下に述べる。 この決断には、少なくともそのきっかけには、わたしが深く敬意を払う三人の人物が関わっている。 最初の一人はオバマ(Barack Obama)だ。半年前、わたしはオバマの最新の著書を読んでいた(すばらしいだ)。冒頭で、かれは合衆国上院選に臨む決意について説明する。当時、オバマが政治の世界に身を置いてから10年が経っていた。10年はもう充分だ、そうかれは思う。「

    ume-y
    ume-y 2007/06/22
    「それでも各国政府は、この愚かな考えをくり返し推し進める。たとえば英国でも日本でも、政府は既存の著作権の延長を検討している。なぜだ? 答えは政治プロセスのある種の腐敗にある」
  • 情報開示の報告(Joho流に):Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    定期契約のクライアントはいない。多くの非営利団体の理事を務めている。 EFF、FSF、PLOS、FreePress、PublicKnowledge、そしてCreative Commonsなど。 営利組織の役員には就いていない。理事や顧問を務める対価としてストックオプションを受けとることはない。 そう発言するように金を貰ったことではなく、自分の信じるところを口にできる職業に就いているのは得がたい特権だ。この自由はかつて専門職にとっては一般的な規範だった。現在ではますますそうではなくなりつつある。法律家はかつて、信じるところを口にできる職業倫理を持っていた。いまや「ビジネス上の衝突」という概念、つまり顧客や潜在的顧客の商業的利害との衝突が多くの法律家を沈黙させている。医師もまた、特定の医療方法について発言することのできない地位に雇われている(たとえば、Rust v. Sullivanを参照)

    ume-y
    ume-y 2007/06/22
  • CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:justin.tvがはじまりました

    ではまだカバレッジがほとんどないようなのですが、昨日、サンフランシスコでぶっとんだサービスが始まりました。Lingrとも縁の深い、justin.tvというサービスです。 即日TechCrunchにカバーされて300件以上のDiggが入ってます。 TechCrunch: KikoメンバーがリアリティTVスターとして復活 これ、いわゆる「ウェブカメラで私生活24時間生中継」ってやつなのですが、これまでにテレビのリアリティーショーなどでよくあった密室タイプではなくて、主役となるJustin君がワイヤレスのヘッドセットカメラを装着し、生映像を某CDN経由で垂れ流しながら、サンフランシスコ周辺を歩き回るというのが新しいところです。 ビジネスミーティングも、女の子とのおしゃべりも、トイレに入るときも寝るときも、すべて垂れ流しです。今もマウンテンビューにあるY-Combinatorのオフィスで開かれ

    ume-y
    ume-y 2007/03/23
    すげー。「ビジネスミーティングも、女の子とのおしゃべりも、トイレに入るときも寝るときも、すべて垂れ流しです」「彼のパートナーでエンジニアのEmmettいわく、Justin君はどうしても有名になりたいんだそうな」
  • 若い人たちから学ぶということ:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

    先週はJTPAのシリコンバレーツアーがあって、若い衆と夜な夜な語り合った。 ぼくはベイエリアのこの適度な田舎具合がとってもお気に入りだ。東京のように、どこへ行っても知り合いにバッタリ会ってしまいかねないような、どことなく息苦しい感じというのがここにはなく、といっても、まぁ過去に築いてきた人とのつながりのほとんどをあっちに置き去りにしてきたのだから当たり前なのだけど、とにかく開放的な気候のもと、独りでじっくり考え事ができるこの土地が好きだ。今も、あふれんばかりの陽気の差し込む、パロアルトにあるカフェのテラスでこのブログにエントリしている。 しかし、今度ばかりは人付き合いの悪いぼくも自ら望んででかけていった。もう自分も30歳を超えてしまった。自分の感性が過去のものになりはじめているのに、それに気付くことができずに下の世代との断絶がはじまる、とても微妙な年頃だ。 正直、世の中にわからないことが増

    ume-y
    ume-y 2007/03/23
    「年下の世代っていうのは流行廃りが激しく、そこで通用するセンスを維持するのは終わりなきラットレースであり、ムービングターゲットだ」
  • 著作権政策:孤児作品改革:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    すでに10年近くに渡って、われわれの多くは孤児作品(Orphan Works)の問題に対処する著作権改革を求めてきた。これはソニー・ボノ著作権期間延長法への挑戦の主な動機のひとつでもあり、その試みが失敗に終わったあと、わたしがNY Timesに寄せた論説の主題でもあった。そこでは、孤児作品の問題に対処するひとつの仕組みを提案した。50年が経過した時点で著作権を登録し1ドルを支払うというものだ。そうしなかった場合、作品はパブリックドメインとなる。この提案はLofgren下院議員によるPublic Domain Enhancement Act(パブリックドメイン増進法案)の基となり、法案はHatchおよびLeahy上院議員が「孤児作品」の問題を調査するよう著作権局に指示した理由のひとつとなった。 著作権局の調査報告は優れたものだった。だが、その提案はそうともいえない。著作権局による提案の要は、

  • さらなるデータ:p2pのレコード売上げへの影響は?:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    「デジタル楽曲ファイル転送の詳細な記録を用いた結果、ファイル共有はわれわれのサンプルにおける平均アルバムの購買に対して統計的に有意な影響を及ぼさないことが明らかになった」。「もっとも悲観的な点推定でも、ファイル共有が1標準偏差増加した場合に減少するアルバム売上げは週にわずか368枚であり、統計的にゼロと区別できる値よりはるかに少ない。」 こちらから参照。

  • CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:お待たせしました、ガツンとLingrの新リリースです

    例によってご報告が遅くて申し訳ありません。 とうとう待望のLingr API(リンガー・エーピーアイ)とLingr Radar(リンガー・レーダー)をリリースしました。 世界最強(と勝手に思ってる)ウェブチャットのLingrですが、さらなる未知の世界へと大きな一歩を踏み出すときがやってきました。 今回のリリースは、Lingrを最初にグランドリリースして以来の最大のアップグレードです。 いやぁ長かった。。。ここに至るまでの経緯について少しお話させてください。 どんなプロダクト開発にも仮説と検証のなかで見つかる大きなミステイクがありますが、Lingrももちろん例外ではありません。わたしたちの最大の失敗は、「自分のチャットルームを作っても、誰もこないその部屋でずっとひとり誰かが来るのを待ってるのは寂しい」という点を見逃していたことでした。 ブラウザというのは能動的なメディアですから、自分からアク

  • CNET Japan Blog - 中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル:「文化庁からJASRACへの天下り」は全面禁止にすべき

    文化庁からJASRACへの天下り」は全面禁止にすべき 公開日時: 2006/12/02 10:16 著者: 中島聡 JASRACに関しては、「ジャズ喫茶やピアノバーなどに法外な著作権料の支払いを要求している」「収集した著作権料の大半は天下り役人の法外に高い給料や退職金となって消えている」「個人が運営するウェブサイトにまで法外な著作権料を請求して来るJASRACは、CGMの時代に逆行している」「徴収した著作権の分配方法が不透明」などの批判的な意見を見ることが最近多いが、一方では「JASRACが一元管理しているからこそ、(欧米に比べて)日の着メロビジネスがこれほど急速に立ち上がった」というれっきとした事実もあり、一方的に「JASRAC=悪」とは言い切れない部分があるので難しい。 JASRACに関する批判としては、2005年に「やっぱり雑誌が面白い!!ニュース報道部門賞」を受賞した

  • 誤りを認める:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    かれこれ10年近く、遡及的な保護期間延長への反対を呼びかけてきた。わたしの単純な主張は、著作権とは創作のインセンティブについてのものであり、過去に遡ってインセンティブを与えることはできないというものだ。 だが、どうやらわたしが間違っていたようだ。 昨日書いたように、遡及的な延長を支持する4000人のミュージシャンによる広告がFTに掲載されていた。一覧を見てみれば、すでに亡くなっているアーティストまで含まれていることが分かるだろう(例:Lonnie Donegan, 2002年11月4日没; Freddie Garrity, 2006年5月20日没)。こうしたアーティストたちが自作の著作権保護期間を延長するために署名できるということは、保護期間延長は死後の世界にさえ影響を与えることができるに違いない。 どうすればそんなことができるのかはよく分からない。とはいえここは潔く、わたしが間違っていた

    ume-y
    ume-y 2006/12/27
    「遡及的な延長を支持する4000人のミュージシャンによる広告がFTに掲載されていた。一覧を見てみれば、すでに亡くなっているアーティストまで含まれていることが分かるだろう」
  • “fair play for musicians”:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    “fair play for musicians” 公開日時: 2006/12/26 12:00 著者: lessig_blog 12月7日。この日は汚名とともに記憶される日となるだろう。 Gowers Reviewという、20世紀あるいは21世紀に政府関連機関によって刊行された知財関連の文書でもっとも賢明であるかもしれない報告書が――事実の綿密な評価に基づき、すでに制作された作品の著作権保護期間は原則的に、決して延長されるべきではないと結論した文書が――公開されたその翌日、FT誌には4000人のアーティストが署名した"fair play for musicians"なる広告が掲載された。録音物の著作権保護期間を50年から95年に延長することが「フェア」であると主張するものだ。CNNの報道にいわく、 法改正がなければ、"Love Me Do"や"I Want To Hold Y

    ume-y
    ume-y 2006/12/27
    「なぜかれらは、その意志を示しさえすれば、ほぼ二倍にもなる保護期間の恩恵を受けられるようなシステムにも反対するのか?」
  • CAREパッケージの復活:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    ume-y
    ume-y 2006/12/19
    「かれが強調して気付かせてくれたのは、この救援パッケージがアメリカの一般の人々から送られたものだと知ることが、ドイツ人にとっていかに大きな意味を持っていたかという点だ」
  • グーグルが無敵ではないことはエンジニアだけが知っている:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan

    ウェブ人間論 梅田 望夫 / 平野 啓一郎 梅田望夫と平野啓一郎の対談集である「ウェブ人間論」を読了した。基的な感想は、この書籍の元になった新潮に対談が掲載されたときに「新潮6月号の梅田望夫×平野啓一郎の対談を読んで」にもすでに書いたし、ここやここでは平野啓一郎人が登場するというハプニングがあったことも記憶に新しいところだ。その後に平野はほんとうに公式ブログを開設したりもした。これら一連のできごとは、とても楽しいものだった。 だけど、いやだからこそ、この件を引っ張る形でこれ以上書評を続けると知人友人ばかり持ち上げる内輪やらせブロガー的なダークサイドに堕ちてしまう気がするので、この機会に大きく踏み外してみようと思う。 ぼくが今の今まで注意深く避けてきた、グーグル技術論について、この機会にとうとう語ってしまおうと思う。 ■「過去7年におけるグーグル成功の最大の要素は『運』だった」(Se

  • 音響検索の音色:OWL:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    文句なしに、ここ数年で目にした一番クールな技術だ:クリエイティブ・コモンズの検索ページに行き、OWL Music Searchタブをクリック。(ブラウザにより、最初に仮検索をする必要があるかもしれない。改良中だが、検索バーに何か適当な文字列を入れること)。するとOWLの音楽検索インタフェイスが開くはずだ。WLに何かmp3ファイルをわせてみよう。音声が解析され、音が似ているクリエイティブ・コモンズ ライセンス曲の検索結果が表示される。マッチさせたい部分を選択すればもっとも近いものを探すことができる。 Glyn Moodyも同じ意見だ。 (注意:バージョン .3。コンセプトを理解するためと考えよう)。

    ume-y
    ume-y 2006/12/14
    「WLに何かmp3ファイルを食わせてみよう。音声が解析され、音が似ているクリエイティブ・コモンズ ライセンス曲の検索結果が表示される」
  • ケール対ゴンザレス II:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    ひとつ前のエントリーへのコメントから: jkの質問:「オプトイン対オプトアウトについては同意。だが"利用/アクセス" 対 "コピー/配布"の問題、またオフラインの古とは違った情報の再販の問題もあり、従来は出版者についての規則だったものが、情報の利用者に不利な形で使われている。著作権保護の「ありかた」とは具体的に何を指すのか?」 質的には難しい質問だが、現実に大きな問題になるとは考えない。基準は「著作権保護の伝統的なありかた」であり、エルドレッド判決自体が明確にしている。最高裁は、これまで議会が著作権保護期間を延長したときは常に既存の著作権についても延長してきたことを挙げ、それをもって「伝統的なありかた」とした。質問で触れられている点についても同じことがいえるだろう――議会は保護の範囲についても、著作権の歴史を通じてそのつど異なる判断を下してきた。挙げられている点に関しても、そうした判断

    ume-y
    ume-y 2006/12/13
    「オプトアウトのシステム(「希望したものだけ延長」のオプトインから「希望したものだけ離脱」の一律延長になったこと)によって生まれたこの「足枷」」
  • 見事にスラッシュドットされたブロードバンド「専門家」たち:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    ume-y
    ume-y 2006/11/29
    「規制が大嫌いなのはともかく、反トラスト法はいまだに「民間の集合的行動」を厳密に規制していることを忘れないように願う」
  • The Value of the Public Domain:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    この論文が7月に発表されたときは目を通していなかったが、Rufus PollockによるThe Value of the Public Domain は、パブリックドメインの価値を計る考え方についてのきわめて良い分析となっている。多くの人にとって直感に反すると感じられる点をみごとに解説しており、強くおすすめできる。 Pollockの論文を読んだなら、たとえばすでに存在している作品の著作権を延長できなければ経済的に有害であるといった政策議論がなぜ誤りであるかを理解するのはずっと容易になる。重要なのは社会的価値と私的な価値の区別だ。 例として、毎年無作為に100人が選ばれ、100万ドルが贈られる社会を考えてみよう。費用は社会の成員すべてから税金によって徴収される。ここである意欲的な政治家がこう口にする:この仕組みはリソースの無駄遣いだ。廃止しようじゃないか。この変化が100万ドル組の一員にとっ

    ume-y
    ume-y 2006/11/27
    「著作権の原則とはこうだ。著者に報奨を与えるため読者に課される税である。これは非常に良くない税といえる。人間の喜びのうちもっとも善良かつ有益なものに課される税であるからだ」