浜松市中区のNPO法人が、人生の終わりに向けた事前準備「終活」をテーマにした県内初の無料情報誌を創刊した。遺言や葬儀に関する情報を掲載し、老後の人生の充実にも焦点を当てた。NPOメンバーの深谷憲弘さんは「終活は残りの人生を自分らしく生きるための活動。死をタブー視せず、前向きに取り組むために役立ててほしい」と活用を呼び掛けている。 創刊したのは、浜松市内の葬儀会社とデザイン会社の関係者らでつくる「しずおか包括ケアネットe―ライフ支援」。情報誌の名前は「e―ライフ」で、A4判40ページ。施設紹介、葬儀、遺品整理などの項目ごとに専門知識や業者を紹介している。年2回発行する。 創刊号は「遺言書」と「エンディングノート」の違い、介護施設の種類と利用条件、散骨や樹木葬など多様化する葬儀スタイルなどを特集。高齢者向けの旅行会社や電子端末講座など、老後を生き生きと過ごすための情報も盛り込んだ。 情報