横浜(CNN) 高齢化社会が急激に進む日本で、若者のたまり場の代名詞だったビデオゲーム店に、高齢者の「ゲーマー」たちが出現し始めた。 横浜のショッピングセンターの一角にある、ゲーム機器などの企業セガが設けたゲーム集合店はその典型だ。アニメキャラクターの声や電子音などが響くゲーム店特有の雰囲気のなかで白髪が目立つ十数人の高齢者たちが代用硬貨をゲーム機に挿入し、楽しんでいる。定年退職した人もいるはずだ。 共に70歳だという「カタオカ」夫妻もいた。2人は、年寄りたちに親切だという店を1日おきに訪れ、夫のテルオ氏はゲームを約6時間楽しむ。ビデオ機から視線をほとんど外さず熱中している。「楽しいし、頭の働きが活発になる」とその魅力を語った。 妻のツネコさんはショッピングセンターでの買い物とビデオゲームに半分ずつの時間を充てる。「毎日退屈している。する事がない。夫にしゃべることももうないし。家でテレビを