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ブックマーク / gendai.media (215)

  • 在宅死、病院死。幸せな「最期」を迎えるにはどちらがいい?~究極の難問。答えを出した人たちに聞いた(週刊現代) @gendai_biz

    新藤兼人監督の場合 どんな家族も、大切な人を見送る時には、悩み苦しむ。一秒でも長く生きてもらいたいが、治療で苦しむ姿を見るのも辛い。簡単には答えは出ない問題。だからこそ、家族を見送った人たちの言葉から、改めて、家族の、そしてあなたの幸せな結末を考えてみて欲しい。 「亡くなる直前まで仕事を続け、自宅で孫娘に見守られながら、スーッと息を引き取った。息子である私も憧れるくらい、パーフェクトな最期だったと思います」 日を代表する映画監督・新藤兼人氏の次男で、近代映画協会社長の新藤次郎氏はこう語る。 新藤監督は、'12年5月29日、先立ったで女優の乙羽信子さんと共に暮らした都内のマンションで、静かに亡くなった。 そのひと月前の4月22日には、柄明や大竹しのぶといった縁の深かった俳優や映画関係者を集めた、100歳の誕生パーティを行ったばかりだった。次郎氏が続ける。 「父は94歳のとき、映画の撮影

    在宅死、病院死。幸せな「最期」を迎えるにはどちらがいい?~究極の難問。答えを出した人たちに聞いた(週刊現代) @gendai_biz
  • 「消滅する市町村523」増田寛也論考が示す衝撃の人口減少予測。名指しされた自治体はどう対処すべきか?(山崎 元) @gendai_biz

    30年間で人口が半減、若年女性が6割に減ると推定された四国のある町の光景  photo Getty Images 雑誌『中央公論』の6月号に載った「消滅する市町村523〜壊死する地方都市〜」という記事が話題になっている。東京大学客員教授で元総務相の増田寛也氏と日創世会議・人口問題検討分科会の提言という形で掲載されている。 若い女性の人口に着眼 論考は出生の約95%を占める20歳〜39歳の女性人口に着目し、現状の出生率(合計特殊出生率は1.41)と社会的移動を前提とした場合に、2040年時点で人口が1万人を切る自治体が523自治体にのぼると試算していて、具体的な自治体名を掲載している。 個々の自治体に関して人口の推計がピッタリこの通りになるという保証はないが、人口の変動には相当程度慣性の法則が働く。現在の状況が続いた場合に、存続の意義がなくなる自治体が相当数発生することをこの記事の試算は

    「消滅する市町村523」増田寛也論考が示す衝撃の人口減少予測。名指しされた自治体はどう対処すべきか?(山崎 元) @gendai_biz
  • 「人生の最期は、家でひとりで」の時代がやってくる『孤独死のリアル』著者・結城康博インタビュー(結城 康博)

    「孤独死」――誰にも看取られずに自宅で亡くなり、死後、2、3日以上たってから遺体が発見される死。独り暮らし世帯がいま、増えている。とくに65歳以上の高齢者の独り暮らしは増える一方だ。これからは誰にとっても他人事でなくなる孤独死の実態を、データや現場の声を通して描く『孤独死のリアル』(講談社現代新書)。著者・結城康博氏は、介護保険など社会保障政策の論者として知られるが、以前は都内区役所のケアマネジャーなども経験した福祉専門職員。現場経験も長い。その経験や視点をふまえた同書について語ってもらった。(聞き手=編集部) 孤独死に関わる人々を全国に訪ねた ――このでは、孤独死の現場に関わるさまざまな人の話が出てきますね。 結城 ひとりの人が孤独死で亡くなると、ほんとうに多くの人が関わることになります。遺体が発見されたらまず警察、検視医など。そのあとは葬儀業者、僧侶、便利屋や遺品整理業者、行政の担当

    「人生の最期は、家でひとりで」の時代がやってくる『孤独死のリアル』著者・結城康博インタビュー(結城 康博)
  • 体を使うか、頭を使うか---迫りくる「空前の人手不足」にあなたはどう対応しますか?(藤野 英人) @gendai_biz

    そもそも若者の数が少なすぎる! ついこのあいだ2014年になったと思ったらもう4月ですね。年々、当に飛ぶように月日が過ぎていきます。8%の消費税もスタートしました。3月には駆け込み需要がそれなりにあったらしいので、4月の小売売上の反動減はある程度は避けられないと思われます。しかし景気が多少落ち込もうとも、足元で広がっている「人手不足」は、もはや避けようがない動きになっています。 ワタミが10%の店を閉じる決定をしたことや、ユニクロがアルバイトや派遣社員を正社員化するというニュースには、今すでに起こっている深刻な人手不足と、今後それがますます悪化するだろうという経営者の見通しが表れています。 大企業だけではなく中小企業も例外ではなく、建築や土木や運送、飲やサービス業全般で人手不足は深刻な問題になってきています。そしてその原因が、単にアベノミクスやオリンピック特需の影響ではなく人口の問題に

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  • 小保方晴子氏を「犠牲者」にした独立行政法人・理研の組織的欠陥(井上 久男) @gendai_biz

    ノーベル賞受賞者の野依良治理化学研究所理事長。独法化して理研が成果主義に陥ったことが「小保方問題」の背景にあるという                              photo gettyimages 新型万能細胞「STAP細胞」論文で理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの研究手法に不正があったとして、同研究所の野依良治理事長は4月1日、記者会見して謝罪、論文の取り下げを正式に勧告するなどと説明した。 「小保方問題」は起こるべくして起きた 同時に小保方氏の処分も検討するという。論文の共著者である笹井芳樹氏(理研発生・再生総合研究センター副センター長)と若山照彦氏(山梨大学教授)については、研究不正は認められなかったとした。 理研の対応を見ていると、小保方氏個人の「不正」として片付けようとしているように映る。果たしてこの問題は、有識者らが指摘しているように小保方氏の研究者として

    小保方晴子氏を「犠牲者」にした独立行政法人・理研の組織的欠陥(井上 久男) @gendai_biz
  • 格差はいかにして魂をむしばむか?(リチャード・ウィルキンソン,ケイト・ピケット) @gendai_biz

    格差はいかにして魂をむしばむか? 『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より 格差が大きい国の精神疾患者数はそうでない国の3倍 格差が人をコニュニティから遠ざけ、他人を信用しづらくさせるといった弊害をもたらすことは広く知られている。その理由のひとつは、自分の地位に対する不安により、他人の評価をさらに気にするようになるからだ。各国の膨大なデータを比較できるようになったいま、格差は社会に対立を生み、腐を促すという、直感的に分かるようなことだけでなく、心理にもダメージを与えることが明らかになっている。 私たちは外面的な豊かさと内面的な価値を同一視する傾向がある。それは、優位性と従属性、優越感と劣等感といった深層心理に影響を及ぼし、互いの認識や接し方を左右する。 数年前にわれわれは、貧富の差が大きい国とそうでない国を比べ、先進国では重度、軽度の精

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  • 厳しい試練にさらされる米MOOCs(大規模オンライン大学講座)---今春始まる日本版サービスの参考に(小林 雅一) @gendai_biz

    大規模なオンライン大学講座、いわゆる「MOOCs(Massive Open Online Courses)」が日でも格的に立ちあがろうとしている。先日、MOOCsの草分けである米Udacityが、リクルートと共同で一部講座の日語字幕付きサービスを開始したのに続き、この4月からはJMOOC(日オープンオンライン教育推進協議会)が「gacco」というプラットフォーム上で、「インターネット」「日中世の自由と平等」「マンガ・アニメ・ゲーム論」など幅広い科目を提供する予定だ。 折角、日で盛り上がり始めたところに水をかけるつもりは毛頭無いが、既に世界的な広がりを見せている米国版MOOCsは、当初期待されたほどの成果は上がっていないようだ。 ●"After Setbacks, Online Courses Are Rethought" The New York Times, December

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  • 幼くても死ぬ権利を…「子供の安楽死」合法化() @gendai_biz

    現代ビジネスプレミアム会員になれば、 過去の記事がすべて読み放題! 無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中

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  • アメリカの高齢者の間で広がる性感染症(エゼキエル・J・エマニュエル) @gendai_biz

    アメリカの高齢者の間で広がる性感染症 『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨーク・タイムズ・セレクション」より 文:エゼキエル J.エマニュエル(ペンシルヴェニア大学学長) 感染者の増加率は20代とほぼ同数 老人ホームや介護付き住宅など、退職後の米国の高齢者居住区では何が起こっていると思いますか? そう問うと読者は、静かな読書、クロスワードパズル、あるいはビンゴやおそらくたまのシャフルボードなどをイメージするだろう。しかしもう一度よく考えてほしい。セックス、それも安全ではないセックスのことを。 米国保険社会福祉省は、メディケア(65歳以上の高齢者を対象とする医療保障)に関するほとんど知られていなかった報告書を数ヵ月前に公開した。そこに驚くべき統計が記載されていた。それは、2011年度および2012年度に、メディケア受給者の220万人が性感染症の無料検診とカウンセリング

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  • 第2部 上を見ればキリがないけど、これだけは確かめておこう 予算別「満足度」を高める老人ホーム選びのコツ(週刊現代) @gendai_biz

    第2部 上を見ればキリがないけど、これだけは確かめておこう 予算別「満足度」を高める老人ホーム選びのコツ 老人ホームは「格差社会」事も介護もまるで別物です 意識のズレが格差を生む 「まず、費用の話だけで単純化して言いますと、入居金が1000万円超の物件というのは、スタッフの給与も相応に高く、よい人材を確保しやすい。そういう意味でトラブルが起きるリスクは低いと言えるでしょう」 前出のNPO理事長・山崎氏は、老人ホーム選びの基について、こう話す。 第1部で見たように、施設によって、入居者の生活の質に天と地の開きがある老人ホーム。さらに、同じ施設の入居者であっても、事前のイメージと実際のサービス内容にズレがあれば、「ここまでやってくれるはずだったのに」と後悔し、満足度に大きな「格差」が生じてしまう。 選択を間違えないためのポイントはさまざまあるのだが、まず気になるのが費用だろう。山崎氏はこう

    第2部 上を見ればキリがないけど、これだけは確かめておこう 予算別「満足度」を高める老人ホーム選びのコツ(週刊現代) @gendai_biz
  • 米国で広がる「カジノとマリファナの合法化」、そしてその自由の代償(ロス・ドーザット) @gendai_biz

    取材・文:ロス・ドーザット(NYT記者) かつてのセックスの問題と同じことが起こっている 何が情念をかきたてて、新聞の大見出しとなるかーーそれを考えれば、米国でおきる唯一の文化的議論が、セックスと関係していると想像するのはたやすい。 われわれの内なる妄執にはそれなりの根拠がある。 欲情はアイデンティティーと絡み合い、セックスは人の未来をはらみ、家族は人生の最初の一歩を踏み出すところだ。 しかしアメリカ文化的景観の変化を理解するためには、時には広角レンズで見るような見方が役に立つ。というのも、セックスと生殖についてわれわれの考え方が変わったのと同様のトレンドがいま、より広くに見られるからだ。

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  • 「もし、ハンマーがあったなら・・・・・・」ますますコンピュータに仕事を奪われていくとき、人間はどうすべきか(トーマス・フリードマン) @gendai_biz

    「もし、ハンマーがあったなら・・・・・・」ますますコンピュータに仕事を奪われていくとき、人間はどうすべきか 『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より 「第二次機械化時代」がはじまる エリク・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーの素晴らしい新刊書『第二次機械化時代』(「The Second Machine Age」未邦訳)の中で私が気にいっているのは、オランダ人チェス世界チャンピオンのヤン・へイン・ドネルが、IBMのディープ・ブルーのようなコンピューターと試合をする場合にどんな準備をするかと尋ねられたときの話だ。ドネルは、「ハンマーをもって行きますよ」と答えたという。 無人自動車やロボットが働く工場、人口知能による予約システムなど、近年に現れた高度なソフトウエアやオートメーションを叩き壊すことを夢見るのは、ドネルばかりではない。これら

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  • 週現スペシャル 90歳の現実 100歳の現実長生きはいいことばかりでも、悪いことばかりでもない——いつか、これがあなたの現実になる(週刊現代) @gendai_biz

    週現スペシャル 90歳の現実 100歳の現実 長生きはいいことばかりでも、悪いことばかりでもない——いつか、これがあなたの現実になる 超長寿社会がやってきたいま、かつてはとんでもなく珍しいと思われていた90歳、100歳になる人が増えている。自分がそんな年齢になると想像できないあなたにもやってくる超高齢生活の現実とは。 いまもビフテキべますか? 「90歳なんてね、気がついたらなってたんですよ。こりゃ、なろうと思ってなれるもんじゃないだろうね」 世田谷区に住む96歳の男性はこう笑った。1917(大正6)年生まれで、「女優の山田五十鈴と同じ年の生まれですよ」。 14歳で長野県上田市から上京。洋装店で働いた。結婚し、太平洋戦争開戦直前に満州国のハルピンへ。外地で赤紙を受け取った。 「戦争はね、地獄でしたよ。当に運だね、この年まで生き長らえてきたのは。 病気だって、そりゃ若いうちは人並みにしまし

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  • サマンサは本当に誕生するだろうか?(小林 雅一) @gendai_biz

    先日、アカデミー賞の作品賞など5部門にノミネートされた映画「her」。既にご存じかもしれないが、「モバイル端末に搭載されたAI OS(人工知能を備えた基ソフト)に対し、ユーザー(つまり人間)が恋に落ちる」という筋立てだ。昨年12月に劇場公開された米国では、「シナリオが非常によく出来ており、ほとんどありそうもない話ながら、映画を見ているうちに、『いずれ当に起こるかもしれない』という気持ちになってくる」との評判だ(日での公開は今年6月の予定)。 映画の設定は、近未来のロサンゼルス。登場人物たちは、現在のスマートフォンの進化形とおぼしきモバイル端末を使いこなしている。主人公の男性、セオドアはある日、商品広告で知った「サマンサ」というAI OSを購入し、それを自分のパソコンとモバイル端末にインストールして使い始める。 驚くほど高性能のサマンサ(女優スカーレット・ヨハンソンが声だけで演じている

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  • 激論!「親子のDNA鑑定」「高齢出産」「体外受精」科学の進歩が、新しい苦悩を生む(週刊現代) @gendai_biz

    激論!「親子のDNA鑑定」「高齢出産」「体外受精」科学の進歩が、新しい苦悩を生む 声に出して言いにくい「日の大問題」第1回 山折哲雄×二宮周平×田口早桐 全国民が考えるべきなのに、なかなかホンネで話せない「日の大問題」を正面から語るシリーズ企画。第1回は、宗教学者、民法学者、産婦人科医が、科学の進歩で変化する「家族の形」を議論する。 「当の親」を知りたいか 山折 今、大沢樹生さんと、16歳になるお子さんの関係が世間を賑わしているようですね。 田口 元・光GENJIの大沢樹生さんの16歳になる長男が、DNA鑑定の結果「実子である可能性がほぼ0%」であると診断されたと報道されています。女優の喜多嶋舞さんとの間に、いわゆる「デキ婚」で生まれたお子さんでしたが、これに対してお子さんのほうは大沢さんと自分が「99・9%親子」と話している。 山折 どちらにせよ、「当の親子」かどうかをDNAで鑑

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  • 新春スペシャル・インタビュー 平成になり、世の中は確実に変わった 立花隆 団塊世代よ、昭和を語ろう(週刊現代) @gendai_biz

    戦後の引き揚げ体験、放浪中の中東で知った「角栄政権誕生」——。 自分史を振り返ることで見えてくるものがある。 自己を見つめ直すための最良の方法は、自分史を書くことだ。評論家・立花隆氏はそう語る。では、立花隆その人が生きた「昭和」とは、どのような時代だったのか—知の巨人が「自分史」を語った。 人生で最初の強い記憶 1940年生まれの私にとって、実感できる「昭和」とは戦後のことです。第二次世界大戦を挟んで、昭和の日はまったく違う国家に大転換したと言える。しかし、あれほどの酷い戦争をなぜ防げなかったのか、またその後の国家の変革において、実際に何があったか肝心のところがよくわかっていない。 戦争の資料は敗戦した途端に軍部と各官庁が焼きに焼いて廃棄してしまった。宮中の御簾の向こう側のことはもともとほとんどわからない。GHQの占領下の日についても、資料は闇の中です。そして、戦後69年が経ち、当時を

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  • 世界中のどこも、経験したことがない社会「認知症800万人時代」この国に何が起きるのか 65歳以上の4人にひとり、80歳以上は2人にひとり(週刊現代) @gendai_biz

    何もわからない。訳もなく徘徊する。被害妄想に取り憑かれる。そんな人々が街中に溢れたら。 誰でも、歳を取ればもの忘れはひどくなる。「ド忘れしただけ」「自分は病気じゃない」と思いたい。だが認知症は、今もっとも身近な病気。怖いけれど、いずれ必ず直面する「現実」に向き合ってみよう。 治す方法はない 「うちのマンションに20年ほど住んでいる77歳の女性は、認知症です。10年前にご主人に先立たれてから発症したようですが、子供も親戚もおらず、一人暮らしを続けています。 最近、お金の管理ができなくなってきて、家賃を滞納しています。年金手帳をなくしてしまったらしいのですが、探すことも、再発行の手続きもしません。銀行口座も、暗証番号を忘れてしまったと言っていました。だから、お金を一切下ろせない。すでに、半年分の家賃をいただいていません」 こう語るのは、東京・大田区のマンション管理人・加瀬弘子さん(仮名)だ。古

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  • 医師たちは見た!「あんな死に方だけは嫌だな」(週刊現代) @gendai_biz

    苦しまずにぽっくり逝きたい。家族に囲まれながら死にたい。最期は自宅で過ごしたい—そう願っていても「理想の最期」を遂げるのは、そう簡単ではない。医師こそが知る死の現実とは。 切腹より痛い激痛の末に 「こんな凄まじい死に方があるのか、と恐ろしくなりました」 外科医で、特別養護老人ホーム芦花ホーム常勤医師の石飛幸三氏は、目の前でのた打ち回る患者を見て、こう思ったという。 救急車で運ばれてきたのは60代の男性だった。いい大人が涙を流して「ギャーーー」と叫びながら、ベッドの上に寝ていられないほど悶絶している。救急隊員も、いったいこの患者に何が起きているのか、判断がつかなかったという。 病院へ到着すると、今度は嘔吐を繰り返し、血の混じった便もたれ流していた。腹部の検査をしている間、ついに声を上げることもできなくなり、顔面蒼白、手足が冷たくなっていく。呼吸と脈拍が急激に速まって患者はショック状態に陥り、

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  • 米軍が見た日本軍『日本軍と日本兵』著者・一ノ瀬俊也氏インタビュー(一ノ瀬 俊也)

    「集団的自衛権」の見直し、首相の靖国参拝など、周辺諸国から「軍国主義化」の懸念も表明され始めた、このところの日。では、「あの戦争」を、70年前の日人はどのように戦ったのだろうか? 『日人と日兵』(講談社現代新書)著者の一ノ瀬俊也氏に、敵であるアメリカ軍の目に映った日兵の赤裸々な姿について話を聞いた。 実は弱かった「日軍」? ――単刀直入に言って、米軍の日軍に対する評価はどうだったのでしょう? 高かったのか、低かったのか? 一ノ瀬 同時代の他国陸軍との比較ということであれば、決して高くありません、というより低いです。当時のヨーロッパにおける陸戦はまず航空部隊が敵の正面から後方まで爆撃し、続いて戦車部隊が前面に出て敵陣を突破、これを後続の歩兵部隊が占領するという機甲戦になっていますが、これに関する日軍の装備・戦術は最後まで日中戦争レベルに過ぎない、という低い評価です。各戦場で相

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  • 実例集 幸せだった老後は簡単に瓦解した 私はこうして70歳過ぎてビンボーになった (週刊現代) @gendai_biz

    実例集 幸せだった老後は簡単に瓦解した 私はこうして70歳過ぎてビンボーになった 70歳からのビンボーはこんなに怖い第3弾 「こんなはずではなかった」皆がそう口を揃える。費を節約してもなお、減っていく貯金額。「真綿で首を絞められているような」日々。彼らはなぜ、悲惨な老後を送ることになってしまったのか。 孫も寄り付かなくなる 「老後にこんなみじめな思いをするとは思わなかった」 71歳の小林昌道さん(仮名・以下同)は、こう嘆く。 部品メーカーを60歳で退職し、現在は神奈川県内のマンション(68歳)と二人暮らし。3人の子どもはすでに独立している。現役時代も決して裕福な暮らしをしていたわけではなかった。病に倒れた父親の生活を支えていたからだ。 「親父は新潟で仕事をしていたのですが、50代前半のとき脳梗塞で倒れてしまった。麻痺が残り、仕事は続けられなくなってしまったんです。当時私は30歳前後で

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