米Googleは先週、同社が提供するモバイルOS「Android」の事業責任者を交代すると発表した。これまでの責任者だったAndy Rubin氏が退き、今後は同社の「Chrome OS」事業の責任者であるSundar Pichai氏が両事業の統括責任者となる。 一見、腑に落ちない異動 この人事異動はちょっと見には、かなり不自然な動きだ。何故かと言うと、大成功した事業の責任者を降板させて、まあまあの成績を収めている事業の責任者を厚遇したからである。 Androidと(Chrome OSの前身となるブラウザ)Chromeの両事業は、奇しくも同じ2008年9月にGoogleの新規プロジェクトとして開始された。その後、両者は対照的な道のりを歩んだ。Androidは出足こそ鈍かったものの、2年目頃から急速に普及しはじめ、2012年には世界全体で出荷されるスマートフォンの約70%に搭載されるまでに至っ
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