2009年12月19日、広州日報は、北京大学国際関係学院の梁雲祥教授と中国社会科学院米国研究所軍事力監視・拡散防止センターの洪源事務局長のインタビューを掲載、普天間問題と日米関係の今後について占った。写真はホワイトハウス。 2009年12月19日、広州日報は、北京大学国際関係学院の梁雲祥(リャン・ユンシアン)教授と中国社会科学院米国研究所軍事力監視・拡散防止センターの洪源(ホン・ユエン)事務局長のインタビューを掲載、普天間問題と日米関係の今後について占った。 【その他の写真】 梁教授は、米国の世界戦略において沖縄の基地がきわめて重要な意味を持つと指摘した。また国外に移転すれば日米同盟の存続に影響するため、最終的にははありえず、日本政府の要求に従い、人口密集地の名護市を避け、沖縄西南部の無人島を利用すると予想している。また西南部に移転すれば、台湾および大陸にさらに接近することになり、中国への
普天間基地移設先は沖縄県内でなければならない理由・・・それは、地政学などといった御大層な代物を持ち出すまでもありません。事は単純に「ヘリコプターの航続距離の関係」だからです。 米海兵隊の大型強襲ヘリコプターCH-53E「スーパースタリオン」は2000kmのフェリー航続距離を持ち、戦闘時にはその半分1000km以下の航続距離となります。戦闘行動半径は500km以下、装備状態にもよりますが300~500kmぐらいです。 それでは先ず台湾海峡有事を想定してみましょう。この際に日本政府は有事法を発動し、真っ先に下地島空港を接収、在日米軍に引き渡します。そして普天間基地の米海兵隊ヘリコプター部隊は、戦況次第で急ぐ必要がある場合は、強襲揚陸艦の到着を待たずに普天間基地から飛び立ち、台湾の首都・台北に直接ヘリボーン降下し、米軍による直接介入を果たします。そして帰りは下地島空港に降りて、燃料を補給して普天
オバマ米大統領ノーベル平和賞受賞演説(参照)はすばらしかった。自分のメモとして要点部分を抜粋したあと、そういえばとブログ用に試訳を添えてみた。ネットを覗くと、朝日新聞(参照)と共同(参照)の訳があり、それらの訳文を見ると、ほぉと思うこともあったので列記しておきたい。 I face the world as it is, and cannot stand idle in the face of threats to the American people. For make no mistake: Evil does exist in the world. A non-violent movement could not have halted Hitler's armies. Negotiations cannot convince al Qaeda's leaders to lay do
例の「仕分け人」の騒動を見ていて思ったのは、「担当の役所や事業の内容に関係なく、自分たちがやっていることを、誰にでも分かる形で平易にアピールすることって重要だよなあ」という話。 何をそんな当たり前のことを、といわれそうだけれど、こと国費の支出に関していうと、予算を獲得するために説明する相手は一般大衆、あるいはその代表 (ということになっている) の政治家よりも、むしろ財務省ではないかと。 もちろん、財務省が相手だからといって楽をしているわけではないだろうし、きちんとデータや理屈を揃えて説明しなければならないだろうけれど、そこで求められる説明能力は、一般大衆向けのそれとはまた違うように思える。というのは外野の勝手な見方なんだろうか。 以前に「マイコミジャーナル」の連載や「エアワールド」の記事で、F-22A の生産打ち切り問題に絡めて、アメリカにおける国防予算策定のプロセスについて書いた。国防
ちょっと前に「科学リテラシークイズ」なるものがはてな周辺で話題になりまして。 「科学リテラシークイズ」(科学と生活のイーハトーヴ) 翻訳して解説までつけた労作。 お疲れ様です。 ……結構「この問題ってどうなのよ?」みたいな部分もあったわけですが、それはブックマークですでにあれこれ言われているようですのでさておきます。 その上で気になったのは、 「これってリテラシーか?」 という点。 学校の理科では、理科の学力を 「自然事象への関心・意欲・態度」 「科学的な思考・判断」 「観察・実験の技能・表現」 「自然事象についての知識・理解」 の4つの観点で評価します。 で、「科学リテラシー」ってのは、たぶん「思考・判断」だと思うんですけど。 でも、件のクイズって、「知識・理解」を問う問題になってる気がしたのです。 じゃあ、「思考・判断」を問う問題を自分で作ってみようじゃないか……なんて思ったりもしたの
来年2月5〜11日に開かれる「第61回さっぽろ雪まつり」で、札幌市中央区大通西4の「STV・よみうり広場」に登場する大雪像の模型づくりが、同市南区真駒内の陸上自衛隊第11旅団で進められている。 13人の隊員が11月初旬から取り組み、今月15日ごろに完成する見通し。テーマは「北の動物園」で、道内の動物園の人気者たちが登場する予定だ。模型は実物の40分の1ほどの大きさで、生き生きとした動物たちの姿や表情が細部まで丁寧に仕上げられている。 隊員らは動物の特徴をつかむため、動物園に出かけたり、自前で本を買ったりして調べてきたという。今回で15回目の参加となる同旅団の廣瀬英之・1曹(38)は、「雪まつりは200万人もの観客が訪れる札幌の看板イベント。期待に応えられるような芸術作品に仕上げるので、ぜひ、見に来て下さい」と話していた。
本題の前に「キリスト教は独善的」と小沢氏、仏教は称賛の記事で書かれている小沢発言について簡単に評す。仏教にも様々な問題はあったが、中心が欠けているため、啓典宗教に較べれば歴史的に比較的「寛容」だったのは傾向的事実と言っていいだろう。小沢氏と同じように考えている人も少なからずいるだろう。 問題は、現在の状況で、氏の立場でそのように発言することの是非である。「神道は独善的」と言われた時、私たち日本人はどのように感じるだろうか。あるいは「イスラムは狂信的」という発言と、この発言にどれほどの違いがあるのか。 キリスト教は独善的と言って、現在のキリスト教徒から感情的な反発が生じるのは避けがたい。言うならばせめて、たとえばカトリックのこういう方針は独善的というような具体性を帯びさせるべきである。 新進党が解党されて以後、小沢氏の言動はすべて政局政局で動いているように感じる。深読みを刷ればこれは、キリス
交渉ごとというのは要するに、「相手に何かをあきらめてもらう」必要が生じたときに発生するものなんだけれど、相手のあきらめを促す手段として、「ものすごい火砲」を見せるやりかたと、「分厚い装甲」を見せるやりかたとでは、交渉の質が異なってくるような気がする。 火力にできないこと 現代戦は「ミサイル」が主役になるから、分厚い装甲を装備したところで効果は薄くて、今の戦艦は、案外装甲が薄いんだという。それとはまた、理由は異なるのだろうけれど、民兵の武器はせいぜいライフルぐらいだから、「今の時代、戦車は不必要で、装甲車で十分」なんて議論もあるらしい。 状況を支配している軍隊に、ライフル程度の武器で戦いを挑んだところで、彼我の火力差をひっくり返せないのなら、勝負にならない。戦うことは無意味だから、理屈の上では、味方に圧倒的な火力があるかぎり、相手の武器に見合った装甲を持っていれば、戦いに負けることはないし、
水曜日はオフだけれど、毎週講演が入っている。 本日は鳥取西高校。 高校生相手の講演が二週続く。 三ノ宮(JRの駅名は「ノ」が入る)から「スーパーはくと3号」で鳥取へ向かう。 「はくと」って何の意味だろうと考える。 ぜんぜん思いつかない。 みどりの窓口でもつい「スーパー北斗」と言いそうになる。 あとで調べたら「白兎」であった。 帰り道に半睡状態でいるときに、「大黒さまが来かかると・・・」というメロディが頭の中を流れて、「どうしてこんな曲が?」と思ったら、駅に着く度に「因幡の白兎」のメロディーが車中に流されていたのである。 「スーパーしろうさぎ3号」でいいじゃないか。 なんで、「はくと」なんだよお。 その「はくと3号」の行きの車中でメールをチェックしていたら、日経から「原稿まだですか」という督促メールが来ている。 げ。 月曜締め切りの書評の原稿を忘れていた。 月曜火曜と『日本の論点』と司馬遼太
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