「2020年マンション大崩壊 (文春新書)」の著者である牧野氏は、ボスコン、三井不動産、投資法人役員を経て、現在は「空き家問題」を得意とする不動産コンサルタントとして、独自の地位を築きつつあります。 先日の「マネーの羅針盤」出演時には、いわゆる傾斜マンション問題の原因を、青田売りによる工期・工費の過剰な制約と、設計施工一体のため監理体制が脆弱であることに求めていましたが、妥当な分析だったかと思います。 新書の常として、挑戦的なタイトルが付されていますが、内容は決して煽情的なものではなく、ごく真っ当にマンションの現状とリスクを整理したものとなっています。 本書の中で著者は、最終的に価値を維持するのは中核的な駅に至近のマンションだろうと言っているくらいで、特別にマンションに否定的ではなく、むしろ長期的に見た課題と対処法について提言しているといった方が良いかもしれません。 最近の湾岸マンションブ
![2020年マンション大崩壊 - AKAZUKINの投資日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ea02e19bd0237568cfff7408ef034958bb58d597/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fakazukin.cocolog-nifty.com%2Fnikki%2Fimages%2F2015%2F11%2F19%2Fimg_87dc56c1e37562ffa641d85a3ca5baf.jpg)