6月18日、欧州連合(EU)理事会は「グリーンクレーム指令」に関する立場を採択した(グリーンクレームとは「環境への配慮を主張する行為」のこと)。この新しい指令は、欧州グリーンディールの一環としてグリーンウォッシング(企業が実際以上に環境に優しいと誤解させる行為)を抑制し、消費者がより環境に優しい選択をする手助けをすることを目的としている。採択された理事会の見解は、最終的な指令の内容を示す重要な叩き台となるが、今後の交渉により変更が加えられることが予想される。 気候変動の影響に対する世界的な懸念が高まる中、環境に優しい企業を支援したいという消費者の関心も大いに高まっている。この消費者の関心の高まりや、金融投資家などからの圧力により、企業は気候変動対策に積極的な姿勢を取るようになってきた。しかし、企業が環境に優しい行動を誇張するいわゆるグリーンウォッシングの懸念も増えている。 従来、グリーンウ
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