◆一方的なオスプレイ反対 この秋、沖縄の米軍に関するニュースが相次いだ。新型輸送機オスプレイの配備と、2人の米兵による20代女性への集団強姦致傷事件であり、やはり米兵による住居侵入事件も起きた。 どれもマスコミで全国的に大きく取り上げられた。しかしその報道ぶりには、首をかしげざるを得ない点が多い。 オスプレイ配備は、米軍から見れば兵器の新鋭化である。今の輸送機CHヘリと比べて速度、積載量、行動半径に優れる。とりわけ行動半径は600キロあり、尖閣有事の場合、沖縄の普天間飛行場からノンストップで対応できる。 尖閣諸島が中国の脅威にさらされている中、米軍による抑止力を最も頼りとする日本にとって「頼もしい存在」のはずだ。 ところがほとんどの報道は、そのことへは触れない。過去に墜落事故を起こしたことばかり強調して地元の不安をあおる。あまりに一方的な見方といえる。 一方、米兵の暴行は許されないことに決