沖縄県読谷村(よみたんそん)で米軍嘉手納基地所属の米兵(24)が居酒屋で暴れた後、民家に侵入し、男子中学生(13)を殴るなどした事件で、県警は5日、傷害や住居侵入などの疑いで米兵を任意で事情聴取した。「店へ行ったことは覚えているが、その後のことは酔っぱらって覚えていない」と話しているという。県警は今後も任意での聴取を続ける。 発表によると、米兵は嘉手納基地の外に住んでおり、1日夜にビル1階の居酒屋を1人で訪れ、ビールなどを飲んだと供述。別の店で酒を飲んだ後、再び居酒屋に戻ったという。 米兵はその後、ビル3階の民家に侵入した疑いがある。窓から逃げる際に転落し、胸の骨を折るなどして米軍基地内の病院に運ばれていたが4日に退院した。嘉手納基地内で米軍の監視下に置かれており、県警は逃亡の恐れはないとみている。 関連リンク「米兵外出禁止令、空手形だ」 侵入・暴行に憤る沖縄(11/2)沖縄米兵、外出