八重山教科書:[解説]竹富町教委の正当性確認 社会 2011年9月9日 12時55分Tweet(2時間27分前に更新) 八重山地区の教科書問題で、現場教員が推薦しなかった教科書をあえて採択した経緯や理由がいまだに明かされないなど、説明責任を果たさない協議会に対し、民意が「ノー」を突きつけたともいえる。 石垣市、竹富町、与那国町の全教育委員が協議の上、教科用図書八重山採択地区協議会が答申した「新しい歴史教科書をつくる会」系育鵬社版公民教科書の不採択を決めた。全国的に「つくる会」系の教科書が政治的な背景を持って採択されていくなか、地区の教育委員が全体会議を開いて結果を覆した意義は大きい。 協議会長の玉津博克市教育長は、選定時には無記名投票を導入、市教委の採択時には採決による決定を提案―など、多数決による「民主主義」を振りかざしてきた。ただ、従前に教員の意向を弱める制度変更を実行した上での、現場
八重山教科書:玉津氏「多数決には屈しない」 教科書採択ドキュメント [画像を拡大] 社会 2011年9月9日 09時52分Tweet(2時間35分前に更新) 「玉津さん出てきて下さい」。石垣市、竹富町、与那国町の全教育委員が中学公民教科書の採択をやり直した8日の協議。多数決に反発し、玉津博克石垣市教育長と崎原用能与那国町教育長が退席する一幕も。混乱の中で「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版の不採択が決まった瞬間、詰め掛けた市民からは歓声が上がった。(渡慶次佐和) 石垣市教育委員会の会議室で午後2時に始まった総会は採択に至るまで6時間を要した。玉津教育長、崎原教育長は「何のためにやるんだ」「意味がわからない」と反発、議論は平行線をたどった。 育鵬社版に反対が過半数を占めた新聞社の世論調査を提示しながら、合意を図ろうとする委員に対し、玉津教育長は「大事なのは世論じゃなくて法律です」と譲ら
来春から使う中学校教科書の採択をめぐり、沖縄県教委が「介入」するなど問題となっている八重山採択地区協議会が昨年の小学校教科書と平成17年の中学校教科書採択で、採択権限のない現場の教員らが調査員として1社に絞り込んだ答申書を基に教科書を採択していたことが19日、分かった。調査員ができるのはあくまで教科書内容の調査・研究。採択権限の適正行使を求めた文部科学省通知に反している疑いがある。 教科書採択は一般的に、採択地区内の市町村教委の代表らで構成される採択地区協議会が、現場の教員らに調査・研究を委嘱するが、採択権限はあくまで市町村教委にある。 石垣市など3市町からなる八重山採択地区協議会関係者によると、同協議会は昨年の小学校教科書採択にあたり、教員らに調査・研究を委嘱。調査員は教科書の順位付けを行った上で答申書を作成した。 そもそも協議会規約には調査員に対する諮問、答申という形式は規定されていな
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