はじめに 今に始まったことではないが、id:gerlingは論旨の前提となる背景知識を知ったかぶっている。そのため「メディア論はやめるべきだ」とする主張には、接続可能性も実行可能性も観られない。まずid:gerlingには、「孫引き」していることを謝罪し、的確な文献の正確な「引用」を以って接続可能性を埋め合わせる必要がある。そして、私が主張したシステム理論における「コミュニケーション・メディア論」とフランクフルト学派の「メディア論」的転回を接続可能性の範疇で観察し、当初威勢よく言い放った「ミクロ権力論」との同一性を実行可能性の範疇で主張しなければならない。 これができていないid:gerlingに、現代メディア論のパラダイムに文句を付ける資格は無い。「 なんであろうと、問題は同じである。特に話が古証文のような疎外論とあっては。 「道具的理性」であろうと、「世界コミュニケーション」であろうと