アメリカのブリンケン国務副長官は、NHKのインタビューで、北朝鮮が核実験を行ったことを受けて、中国が参加したより厳しい制裁措置を北朝鮮に科す必要があると強調したうえで、北朝鮮は核開発の制限に応じたイランを見習うべきだと主張しました。 さらに、北朝鮮に影響力を持つ中国が鍵を握るとしたうえで、中国政府は習近平国家主席が呼びかけたにもかかわらず、北朝鮮の核実験を止められなかったなどと指摘し、北朝鮮に対するより厳しい制裁に加わるよう、今週北京を訪問し、直接求めていくことを明らかにしました。 また、ブリンケン副長官は「北朝鮮は、われわれとイランが行った交渉から役に立つ教訓を得られる。アメリカは大きな相違がある国とでも、喜んでその相違を解決する」と述べ、核開発の大幅な制限に応じたイランを見習って、北朝鮮も政策を転換し、経済発展に目を向けるべきだと主張しました。