ネット通販の「アマゾン」が、出品した会社から、偽造品の対策が不十分で売り上げが下がったと訴えられた裁判で、東京地方裁判所は「偽造品の調査をせずに正規品も含めたページ全体を削除したのは重い過失だ」として、アマゾンジャパンに3500万円の賠償を命じました。 左:正規品 右:偽造品 医療機器のパルスオキシメーターをアマゾンに出品していた会社「エクセルプラン」は4年前、同じ商品が並ぶ「相乗り出品」という機能で偽造品とまとめて表示されたため対応を依頼しました。 しかし、正規の商品も含めたページ全体が削除されてしまい、売り上げが減少したとしてアマゾンジャパンに賠償を求めました。 25日の判決で東京地方裁判所の新谷祐子裁判長は「偽造品が出品されているか調査せずページ全体を削除したのは、サイト運営者としての義務に違反している。アマゾンジャパンの窓口が画一的な対応をしていることが基礎となっていて、重い過失に
