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ブックマーク / xtech.nikkei.com (199)

  • Windowsが動く極小PC「LattePanda」、2年遅れでも独走のワケ

    「日の技適マークは付いていないのか…」。2年ほど前、そう落胆した新製品がある。Raspberry Pi(ラズパイ)が火付け役となった名刺大PCボードの新製品、中国DFRobotの「LattePanda」だ。CPUとしてx86コアを持つ米インテル製プロセッサを備え、フル機能のWindowsが動くのが特徴。2017年9月に日の電波法に基づく認証、いわゆる技術基準適合証明(技適)を取得して2年遅れの日上陸を果たした。 LattePandaは、2015年12月にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」でWindowsが動くPCボードとして注目を集めた。資金獲得を経て2016年の3月に出荷を始めた。 ただ発売当時は、日では使えなかった。LattePandaは無線インタフェースとして無線LANとBluetoothを搭載しており、国内では技適を取得していない状態で電波を発するのは電

    Windowsが動く極小PC「LattePanda」、2年遅れでも独走のワケ
    mieki256
    mieki256 2017/11/13
  • 不遇のUNIX後継OS「Plan 9」をラズパイで体験

    現代の汎用OSの礎となったUNIX。その開発者がUNIX後継として開発しながら、一般には普及しなかった不遇のOS「Plan 9」。そのPlan 9が、600円台からのボードPC「Raspberry Pi(ラズパイ)」シリーズで簡単に試せます。 Plan 9は、C言語やUNIXを生み出したベル研究所が開発したOSです。OSの機能をネットワーク上に分散させられる、いわゆる分散OSとして、ケン・トンプソン、デニス・リッチー、ロブ・パイクといったスター開発者が携わりました。データを階層構造のディレクトリーで表現するUNIXの設計思想を一歩進め、ネットワークプロトコルも「/net/dns」のようにファイルとして表現するのが特徴です。しかし実利用上のメリットを訴求できず、UNIX風のオープンソースOSであるLinuxの普及を横目に2002年を最後に開発がストップ。以降はオープンソースとして公開されてい

    不遇のUNIX後継OS「Plan 9」をラズパイで体験
  • プログラミング教育からIoTまで、IchigoJamが狙う世界戦略

    発のシングルボードパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」をご存じだろうか。子どもにプログラミングを教えたり、公共バスの位置や乗客数をリアルタイムで表示したりするツールとして用途が広がっている。 IchigoJamは2014年にjig.jpの福野泰介社長が開発した。jig.jpはガラケー向けブラウザーの開発を手掛けていたが、福野氏が米グーグルや米アップルのようにハードウエアを作ろうと、英国発のRaspberry Pi(ラズベリーパイ)と同じくプログラミング教育用として開発した。 IchigoJamはARMの32ビットCPUを搭載し、メモリーはわずか4Kバイト。標準機種である「IchigoJam T」の組み立てキットの価格は税別1500円。IchigoJamはいまやRaspberry Piと同様に、IoT(インターネット・オブ・シングス)のデバイスとして使われ始めた。

    プログラミング教育からIoTまで、IchigoJamが狙う世界戦略
    mieki256
    mieki256 2017/10/31
  • Windows版Linuxの導入でつまずかない方法

    2017年10月17日に一般提供が始まる「Windows 10 Fall Creators Update」は、Windowsの正式な機能としてLinux互換環境「Windows Subsystem for Linux(WSL)」を搭載する。Windowsストアから簡単にLinux OSを導入できる機能だが、つまずきやすい落とし穴がある。 Windowsの中でネイティブのLinux OSを動かせる「Windows Subsystem for Linux」。Fall Creators Updateから正式版になった。画面はUbuntuのもの。 導入までに必要な操作は、 Windows Subsystem for Linux(WSL)を有効化 Windowsストアからインストールして起動 ユーザーアカウントを作成してログイン の3ステップだ。いきなりWindowsストアで「linux」、またはL

    Windows版Linuxの導入でつまずかない方法
  • プログラミング教育にも悪い大人が群がってしまうのか

    「この人は英語がしゃべれないのに、なぜ英語を教えているのだろう」。私は中学校の英語の授業のときにこう思っていた。その英語教師の発音はカタカナ英語で、教科書に書いてあることしか話さない。当に英語が話せなかったのかどうかはわからないが、少なくとも生徒から見る限り、話せるようには見えなかった。 私が通っていたのは地方の公立中学校であり、何十年も前の話だ。教師に限らず、周囲の大人に英語を話せる人は一人もいなかった。おそらく地方の公立中学校のレベルはどこでもこの程度だったのだろう。 この英語教師に特に問題があったとは思っていない。教科書に沿って英文法をきちんと教えてくれたはずだ。しかし、生徒がこうした教師を見て「自分もこの人みたいに英語がしゃべれるようになりたい」と思うことはない。 今では英語を話せる人は珍しくなくなった。さすがに英語を話せない人が英語教師を志すことはないだろう。ところが「できない

    プログラミング教育にも悪い大人が群がってしまうのか
  • 「WindowsでX」、定番GUIがWindows版Linuxで動く

    Windows 10で動く、米マイクロソフト純正のLinux互換環境「Windows Subsystem for Linux」。その目的は、Linuxのコマンドラインインタフェース(CLI)を実装することで、Linuxサーバーの開発や運用を支援することにある。このため標準ではGUI環境を含まない*1。しかしLinux互換だけに、GUIツールの利用も可能だ。 *1 ApacheやMySQLといったサーバーソフトの恒常的な運用も想定外していない。Linuxソフトとして動作はするものの、WSLが動作するコンソール(標準ではコマンドプロンプト)を閉じればWSLは終了する。 WSLはLinuxカーネルをエミュレートする機能で、Linuxディストリビューション「Ubuntu」のCLIを十分に動かせるだけの互換性がある。当然、GUIのプログラムも一部動作する。2016年8月の提供開始当初は小規模なGUI

    「WindowsでX」、定番GUIがWindows版Linuxで動く
  • 日本のネットで「炎上」が多いのは江戸時代のせいらしい、脳科学的に

    「美人すぎる学者」としてちまたで評判の気鋭の脳科学者、中野信子先生(写真)に取材でお目に掛かる機会があった。最新の脳科学の知見で説明できる人間の摩訶不思議について、いろんなお話を伺ったのだが、興味深かったのは「日人らしさ」が脳科学的にある程度説明できるという仮説だった。中でも日の「ネットの炎上」がなぜ、あんな風になるかという説明が面白かったのでご紹介したい。 2008年東大博士課程修了。フランス国立研究所を経て、13年から横浜市立大学客員准教授、東日国際大学教授。「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」(幻冬舎)など著書多数。最新刊は中野 剛志氏、 適菜 収氏との共著「脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克」(文藝春秋) ネットサーフィン(死語?)をしていると、あちこちでいわゆる「炎上」を目にする。今年に入ってからも、某タレントの恋愛とか国民的アイドルグループの解

    日本のネットで「炎上」が多いのは江戸時代のせいらしい、脳科学的に
  • 任天堂Switch、みんな気付いてない10の未来

    神奈川工科大学 准教授、VRエンタテイメントシステム研究者○1992年 東京工芸大学 写真工学科卒業、96年 同大学院画像工学専攻卒業。キヤノンに就職。グループ企業の英ゲーム関連企業Criterionを経て2001年から東工大総合理工学研究科。04年に博士(工学)取得。NHK‐ES、フランスLavalでのVRによる地域振興、日科学未来館科学コミュニケーターを経て、現職。 いよいよ3月3日の発売が迫った「Nintendo Switch(以下、Switch)」。しかしネットなどでは「SwitchにはXXがない!だからダメだ」といったネガティブな意見をよく耳にします。そうですよね。「Wii U」など過去の任天堂ハードのゲームをプレーできる後方互換性もないし、いま流行のVRサポートもありません。 でも当にダメなのでしょうか? 発売前のゲーム機ですから一般の人のほとんどはまだ触っていません。例外

    任天堂Switch、みんな気付いてない10の未来
  • なぜマイナポータルはJava必須なのか、開発者側の理屈でユーザー体験がおざなりに

    ICリーダーライターを購入し、民間サイトを含む複数のサイトを巡ってソフトをインストールし、設定を完了させる。ITリテラシーの高いユーザーでも、ログイン成功まで至るのは相当な苦労を要する。 さらにJava実行環境は、2013~2014年にかけて、脆弱性を狙ったサイバー攻撃が多発した経緯がある。通常利用のブラウザーに組み込むにはセキュリティ面で不安が残る。 なぜ、マイナポータルはJava実行環境が必須となったのか。今後、改善の余地はあるのか。内閣官房 番号制度推進室 番号制度推進管理補佐官の楠正憲氏に聞いた(取材は文章ベースのやり取りで実施し、表現は一部編集した)。 Java実行環境を必須とする構成にした理由は。 楠氏 店頭で販売され、また実際に利用されている、できるだけ多くのPCMacに対応しつつ、できるだけ端末ソフトウエアを共通化して開発および保守の工数を最適化するためだ。 e-Taxの

    なぜマイナポータルはJava必須なのか、開発者側の理屈でユーザー体験がおざなりに
  • 「プログラミングで論理思考が育つ」は本当か

    2020年に小学校でもプログラミング教育が必須化されるということで、プログラミング教室が盛り上がっている。プログラミング教室には、やはり小さな子を持つ親御さんから、「ウチの子もプログラミング教室に通わせたほうがいいのでしょうか?」という相談が多く寄せられているという。 親たちは子ども教育のためと思って、そうした相談をしている。そうした相談の裏側には、「プログラミングで論理思考が育つ」「IT社会ではプログラミング的思考は必須」――といった世間の論調があるように思う。 だが当に、プログラミングで論理思考は育つのだろうか。 ここ最近、時折、プログラミング教室を取材させてもらっている。実際に自分の目で、子どもたちがどんな雰囲気でプログラミングをしているのかを見たいと思っているからだ。 都内の繁華街にあるターミナル駅から、歩いて10分ほどの雑居ビルにあるプログラミング教室で取材させてもらった。まだ

    「プログラミングで論理思考が育つ」は本当か
  • 「ぶちっと何かが切れた音を聞いた」、陰険上司に手を出さず足を出した話

    ぶちっという音を聞いた。 その当時、怒った状態を「切れる」とは言わなかった気がするが、今振り返ると文字通り、自分の中の何かが切れた。そして確かに音が聞こえた。 あるソフトハウスの社員だった私は、大手コンピュータメーカーのスペシャリストだと名乗って、ある金融機関のシステム開発現場に入り込んでいた(前回記事『「頼む、死んでくれ」、二重の経歴詐称で地獄に行った派遣SEの話』参照)。その現場で私の直属の上司であったメーカーのプロパー社員は意識的であったのか無意識であったのか定かではないが、ことあるごとに嫌がらせをしてきた。 前回記事に書いた通り、「直属の上司は性格がねじ曲がっているとしか思えなかった」。繰り返される嫌がらせに、私はその陰険上司を憎んでいる、と言っても過言ではない状態になっていた。 とうとう、ある日、私は切れた。拳を握りしめ、陰険上司をにらみつけた。殴ってやる。もうどうなってもかまわ

    「ぶちっと何かが切れた音を聞いた」、陰険上司に手を出さず足を出した話
  • 「新人なのに経験者」、偽の職歴で売られた話

    「君はちょっと年くってるから経験者としてやってもらう」 新入社員の研修を終え、初めて現場に出る直前、営業担当の先輩からこう申し渡された。何を言っているのかまるで分からない。そもそも先輩は「今から職歴を説明する」と言った。新人の自分に職歴とは一体何だろう。 年をくっていたのはその通りであった。私は10代の終わりに大病をしたため、何事にもやる気を失い、進学もせず、今で言えばフリーターになり、社会からほとんどドロップアウトしていた。その後、一念発起して専門学校でプログラミングを学び、あるソフトハウスになんとか入社したとき、私は23歳になっていた。 現場の経験はまったくない私であったが、そのソフトハウスは高く売れるとふんだらしい。営業が偽の職歴を用意し、未経験者の私を経験者に仕立てて貸し出すという。営業が勝手に書いた私の職歴欄には「原発の制御システムを開発した経験がある」と記載されていた。 原発の

  • 「動くまで出るな」、冷凍マシン室に入れられた話

    「寒い・・・」 そのとき私は冷え切ったマシン室でコンソールに向かっていた。マシンの動作音と凄まじい空調の音が聞こえる。周囲を見渡しても一面の白っぽい無味乾燥な風景が広がっているだけだ。 とにかく冷たい。氷に周りを囲まれているようだ。がたがた震えながら私は専用端末の接続確認テストに取り組んでいた。 マシン室はある大手金融機関の店にあった。ソフトハウスの社員であった私は数カ月前、メーカーを通してその金融機関に派遣され、ネットワーク構築のプロジェクトに入れられた。 それまで派遣されていた別の現場ではシステムの基設計・詳細設計とプログラミング(アプリケーションの設計・プログラミング)だけをやっていた。その私がなぜ、ネットワークを構築するためにマシン室へ放り込まれたのか、今もって分からない。 契約上の私の立場が派遣であったのか請負であったのか、それも定かではない。当時の上司から、その金融機関にメ

  • 「頼む、死んでくれ」、二重の経歴詐称で地獄に行った派遣SEの話

    「頼む、死んでくれ」 何とも酷い言葉である。ところがこの言葉を口癖にしていた営業幹部がいた。 私は彼に騙され、地獄のような現場に放り込まれた。その現場の人間関係は最悪だったし、そもそも仕事が私のキャリア形成にほとんど役に立たないものだった。「何とかしてほしい」とこの幹部に訴えたが、彼の答えは「頼む、死んでくれ」の一点張りだった。 地獄の現場とは、連載の第1回目『「動くまで出るな」、冷凍マシン室に入れられた話』の中に書いた、ある金融機関の店であった。第1回目の末尾に書いたように「こんなことをしていたら死ぬかもしれない」「やっていられない」と思った私はソフトハウスのSE・プログラマーから足を洗うことを決めた。「死んでくれ」と言われたものの、最後は拒否したことになる。 その現場に送り込まれていた同僚が何人かいた。彼らも営業幹部に異動を頼み込んだものの、答えはやはり「死んでくれ」であった。何人

    「頼む、死んでくれ」、二重の経歴詐称で地獄に行った派遣SEの話
  • 新駅舎はコルゲートパイプ、無人駅の救世主なるか

    1930年に開業した和佐駅は、国鉄分割民営化実施の2年前にあたる1985年に無人化。有人駅時代からの木造駅舎をそのままJR西日が引き継いだが、老朽化が目立ち始めていた。 そこでJR西日和歌山建築区が目を付けたのがコルゲートパイプだ。筒方向に対して直角に波付けを施した鋼板製コルゲートパイプは、軽量、高強度、低コスト、施工・運搬が容易といった利点がある。筒を2~8分割したパーツを組み合わせることで、耐荷力が生まれる。 コルゲートパイプは、様々な種類の水路をはじめ、カルバート、サイロ、水槽、護岸セル、トンネルカバーなどに使われてきた。最近は建築外壁材としても注目されている。和佐駅の場合、コルゲートパイプ設置から2カ月半という工期で供用開始にこぎつけた。設計・施⼯はジェイアール⻄⽇ビルト和歌⼭⽀店。

    新駅舎はコルゲートパイプ、無人駅の救世主なるか
  • 「シン・ゴジラ」にみる、ニッポンのITインフラの虚構と現実

    ※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 「シン・ゴジラ」、堪能した。 IT記者として、これほど心躍る映画があったろうか。 とにかく、緊急時の政府対応におけるITの描かれ方が、過剰とも思えるほどリアルなのである。政府内に会議体が立ち上がるたび、キャスター付きの複写機が大部屋にゴロゴロと運ばれ、仮設のネットワークが構築され、作業用PCの山が積まれる。 使うPCも組織ごとに異なる。私の記憶が正しければ、内閣府の職員は富士通か米アップル、環境省はパナソニック「Let'snote」、陸上自衛隊は同じくパナソニックの耐衝撃PC「TOUGHBOOK」を使っていた。 シン・ゴジラには、「科学特捜隊」とか「NERV(ネルフ)部」とかのような、放送当時の技術水準からかけ離れた空想的ITの出番はどこにもない。劇中の年代は不明だが、「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」というキ

    「シン・ゴジラ」にみる、ニッポンのITインフラの虚構と現実
  • [第4回]プログラミング教育についてドワンゴに聞く、C言語での入門にこだわるのはおかしい

    ドワンゴは、インターネットを利用した通信制の高等学校「N高等学校」(N高)のカリキュラムの一つとして、プログラミング教育に取り組んでいる。N高のプログラミング教育の責任者である清水氏、N高生向けに無料で提供している課外授業のN予備校でプログラミング教育を担当する吉村氏、N高生向けの通学制コース「バンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクール」(PHH)の責任者である草野氏に話を聞いた。今回は、最初に学ぶべきプログラミング言語やプログラミングの未来について語ってもらった。 最初に学ぶプログラミング言語としてCをやるべきだと主張する人は多い。それについてどう思うか。 清水:Cはもうやらなくていいのではないかと思っている。以前は低レイヤーのシステムプログラミングをしようとするとCやC++が必要だったが、今だとGoRustといった言語でもシステムプログラミングができる。Cはポインターやメモリ

    [第4回]プログラミング教育についてドワンゴに聞く、C言語での入門にこだわるのはおかしい
  • 世界はランサムウエアに屈するのか

    「ほぼ毎日、感染報告が上がってきますよ」。ある大手ユーザー企業のCSIRT(コンピュータ・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム)のリーダーはこともなげに話した。感染するとPCのデータを暗号化したり端末をロックしたりして、「元に戻したくば身代金を支払え」と画面に表示して金銭をゆする「ランサム(身代金)ウエア」の感染はもはや日常茶飯事になったという。 このCSIRTのレベルが低いのかと言えば、決して低くなく、対策や人員はかなり日でも先行している。ただ、ランサムウエアを含むマルウエア(悪意のあるソフトウエア)の感染を100%防げないというのはもはや常識だ。攻撃者は大量の亜種を持って、メールやWebサイト経由で攻撃してくる。被害件数は急増中で、「2016年1~3月の3カ月間で昨年1年間の被害額を超えた」(トレンドマイクロの染谷征良上級セキュリティエバンジェリスト)。

    世界はランサムウエアに屈するのか
  • [4]ラズパイの時間を正確にする

    前回までで、Raspberry Pi(ラズパイ)を使って電波時計の時刻合わせができるようになりました。とはいえ、Raspberry Piの時間が正確でなければ、電波時計も狂うわけですから意味がありません。 気付いている方もいるかもしれませんが、Raspberry PiにはRTC(Real Time Clock)が搭載されていません。RTCは現在時刻を保持し、カウントし続ける内蔵時計です。PCなどではバッテリーバックアップされたRTCが内蔵されており、PC起動時にはRTCの時間をカーネルが参照してOSの時刻を合わせます。 しかしRaspberry PiにはRTCがないため、起動時には自力で時刻を合わせることができず、時間が狂っている場合があります。 NTPデーモンで時刻を合わせる Raspberry Piの時間を合わせるには、NTP(Network Time Protocol)のデーモンを活

    [4]ラズパイの時間を正確にする
  • 300万回線も残るISDN、迫る終了のインパクト

    ITpro読者の皆さんは、「ISDNが終了する」と聞いて、何を思うだろうか。「そういえばそんなのあったな」「20年前ぐらいに自宅からインターネットに接続するのに使っていた」、と遠い過去のこととして思い出すかもしれない。「今さら終わりと言われても…」と思う人も、少なくないだろう。 1988年に始まったISDNサービスは、1995年ごろから家庭のインターネット接続環境や企業の拠点間通信環境として一気に普及した後、ADSL回線や光回線に急速に切り替わっていった。今となっては、自宅のインターネット接続にISDNを使っているという人は、ほとんどいないだろう。

    300万回線も残るISDN、迫る終了のインパクト