以前スラドでも取り上げたことのあるトヨタ自動車が構想中の実証都市「トヨタウーブン・シティ」(関連記事その1、その2)。その建築予定地である静岡県裾野市で進められてきた「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ(SDCC)構想」が終了することが発表された(東京新聞、CAR CARE PLUS )。 SDCC構想は、トヨタのウーブン・シティと平行して計画が進められていたもので、人口減少や自然災害の増加に伴う社会問題を情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)で解消<街づくりに生かすという内容だった。しかし、同市の村田悠市長は8日、会見で何が市民の利益になるか説明が難しいとし、実証実験ばかりでなかなか前に進まない構想になっていた。実装(実用)できなければ市民に届かないとしてSDCC構想を終了すると発表した。報道等によれば取り組みを進めていた市長の交代があったことも大きいようだ。