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ブックマーク / hally.hatenadiary.com (7)

  • 2004-08-20

    いまやJAKKS Pacificの表看板ともいえるTV Gamesシリーズですが、今月はテクモとの提携による新作を発表、「テクモボウル」「テクモバスケットボール」「マイティ・ボンジャック」「ソロモンの鍵」「ソロモンの鍵2」といったファミコン時代の有名作五を収録したコントローラ型ゲーム機を、2005年内に約20ドルで発売するそうです。まあまあのボリューム感ではありますが、「忍者龍剣伝」が外されているのが気になりますね。第二弾があると考えていいのかもしれません。 ところで今回の発表で筆頭タイトルとして挙げられているのは「テクモボウル」だったりします。このゲーム、ファミコン後期のテクモ作品ということで洗練された内容ではあるのですが、なにしろアメリカンフットボールが題材とあって、日では知る人ぞ知るタイトルとして埋もれてしまいました。ところが海外に行くと評価は180度反転し、テクモ最大の成功作品

    2004-08-20
  • 海の向こうのMZ物語 - classic 8-bit/16-bit topics

    スウィンドン・コンピュータ博物館には、わずかですが日製パソコンの姿もあります。具体的にいうと、ソニー、サンヨー、東芝各社のMSXと、シャープのMZシリーズです。イギリスのMSX連合は、まったく奮わないまま撤退していったわけですが、MZシリーズはこれとは対照的に、大健闘していた時期があります。とくにMZ-80Kは、イギリスのパソコン黎明期を語るうえで欠かせない機種のひとつとさえいえるのですが、その奮闘ぶりはあまり知られていません。そこで今回はヨーロッパにおけるMZの歴史を紐解いてみました。 俗にいう元祖パソコン御三家、つまりアップルII, TRS-80, コモドールPET-2001は、いずれも誕生直後にイギリスへと渡っています。このなかで当初もっとも勢いがあったのは、アメリカ市場と同様に、やはりTRS-80でした。タンディ・ラジオシャックの誇る全国規模の販売店網が、イギリスでも有利にはたら

    海の向こうのMZ物語 - classic 8-bit/16-bit topics
  • シャープ製MSXの謎 - classic 8-bit/16-bit topics

    MSX戦線に参加しなかったシャープが、なぜかブラジルでだけHOTBITなるMSXを流通させていたことを、MSX通のかたならご存知かもしれません。シャープがどういう経緯でこのMSXを出すことになったのか、詳しいところはよく分かっていません。というかそれ以前に、どこで写真を見てもシャープのロゴが入っていないので、そもそも当にシャープ製なのかどうかさえ怪しまれています。シャープ博物館・Oh!石氏の見解に拠れば、 ブラジルのEpcomという会社の製品ということで、このまま信用するとシャープがブラジルの会社にOEM供給していたということになるのですが…。名前も「HotBit」などとパクリくさく、いくらOEMと言えども日のメーカーがそこまでのことをするかどうか…。恐らく、HotBit1.2なる製品の写真にあるビデオモニターがシャープ製なので、関係があると勝手に考えたんではないかと思いますがね

    シャープ製MSXの謎 - classic 8-bit/16-bit topics
  • 「ゲーム音楽史」が登録商標になっていた - Classic 8-bit/16-bit Topics

    久しぶりの書き込みなのにまた書籍『ゲーム音楽史』関連の番外編です。恐縮ですが、これはちょっと看過できないと思ったので、ひらにご容赦を。 ――先日Do.氏から「『ゲーム音楽史』が商標登録されているらしいよ」と教えてもらいました。 最初は「え、そんなことありえないだろう」と思ったのです。普通に考えれば、こんなのは普通名詞ですから。「ゲーム音楽史に残る○○」なんていう口上は、昔から誰でも言うし、どこででも耳にする言葉じゃないですか? そういう普通名詞は通常「出願しても登録にならない商標」と見做されます。そうでなくても書籍の題号は商標登録できないというのが一般的な解釈です。 そんなわけで、悪い冗談だろうと思いつつ商標を検索してみたわけですが……なんと、当に「ゲーム音楽史」は商標登録されていました。 (111)登録番号 第5740259号 (151)登録日 平成27年(2015)2月13日 (21

    「ゲーム音楽史」が登録商標になっていた - Classic 8-bit/16-bit Topics
  • MSX3と3DOにまつわる噂の真相 - classic 8-bit/16-bit topics

    先日まとめたテキサス・インストゥルメンツ系VDPの系譜に、ヤマハのV9990というチップが登場しました。幻のMSX3規格を担うはずだったにも関わらず、完成が遅れたため規格ともども採用を見送られることになったという、いわくつきの一品です (詳しくは「MSX turbo R は未完成の MSX3だった!!」http://www2.nkansai.ne.jp/users/mips/html/cont)msx.html をご一読ください)。 かれこれ数年前、このV9990がどうも3DOに組み込まれているようだという噂が、インターネットをまことしやかに駆け巡ったことがありました。ポリゴン描画に重点を置く3DOに、わざわざスプライトに長けたV9990を選ぶ理由が見当たらないので、もとより信憑性に欠ける情報ではあったのですが、しかし両者の解像度や発色数に共通する点があることは見過ごせません。メガドライブ

    MSX3と3DOにまつわる噂の真相 - classic 8-bit/16-bit topics
  • 著作権フリーなエミュレーション、その先にあるもの - classic 8-bit/16-bit topics

    たびたび述べているように、ZXスペクトラムというパソコンはクリーンなエミュレーションの実現にかけて最先端に位置する存在です。エミュレータの配布が正式に認可されているだけでなく、過去に市販されていたソフトの大半や関連資料まで公認・無償で入手できるといういたれりつくせりの環境には、旧世代機エミュレーションの理想像が示されているといっても過言ではないでしょう。こうした状況はひとえにユーザーたちの著作権問題意識の高さと積極的なボランティア活動のたまもので、その成果はWorld of Spectrumというサイトに集約され、誰でもアクセスできるものとなっています。 ところが英国のレトロPCジャーナリストであるコリン・ウッドコック氏は『Micro Mart』誌の連載コラムのなかで、次のように述べています。 毎年クリスマスが近づいてくると、eBayディスク問題に絡んだアンビバレンスの発作らしきものに襲わ

    著作権フリーなエミュレーション、その先にあるもの - classic 8-bit/16-bit topics
    mieki256
    mieki256 2014/07/28
    著作権、労働への対価、普及への貢献、という要素の絡み具合…何が正しいのか分からない…アニメや漫画の海賊版サイトと通ずるような…
  • 【書評】ゲーム音楽史/岩崎祐之助 - Classic 8-bit/16-bit Topics

    【臨時更新】 総評としては、名前負けと事実誤認の多さが気になる一冊。 ナムコ黄金時代やファミコン全盛期からゲーム音楽に親しみ続けてきた、昔ながらのゲーム音楽リスナーは、私も含めて数多くいます。そしてこの世代のリスナーの多くには、ゲーム音楽の聴き方について、ある根深いバイアスがかかっています。それは「ゲーム音楽は実在する楽器の音に近づける努力が大事で、いかにリアルな音を出しているかが楽曲の価値に大きく関わっている」とする、音色中心主義(ないしリアリズム信仰)ともいえる態度です。少なくとも90年代半ばまで、それはほとんど自明の前提のように作用していました。こういった認識がバイアスであると自覚しているリスナーは当時とても少なく、今日に至ってもまだ多くはないでしょう。 リスナーの多くは、誰から強制されたわけでもないのに、この考え方を自然なものとして受け入れていました。社会学でいうところの信憑構造が

    【書評】ゲーム音楽史/岩崎祐之助 - Classic 8-bit/16-bit Topics
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