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ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (5)

  • 「ハッピー・バースデー」はもう歌えない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    ヘラルドと大映も傘下におさめた角川は 「NPO」という言葉を商標登録した会社である。 しかも「ボランティア」という言葉をも登録しようとしていた。 「非営利」「無償の奉仕」という言葉を金で買って、しかもそれを商売にしようという会社である。 角川はボランティアのミニコミなどに使用料を請求する意図はないというが、 たとえば「ボランティアしよう」とかいう名前のゲームや歌や漫画やアニメや映画小説を発表すると使用料を請求される可能性がある。 あらゆるものの権利が企業に金で独占されつつある。 映画『ヴァン・ヘルシング』はユニヴァーサル映画の製作でユニヴァーサル怪奇映画のスターであるドラキュラ、狼男、フランケンシュタインが勢ぞろいするのが売り。 日での配給はGAGAだが、宣伝でモンスターの写真が使えなくて困っている。 映画の権利はGAGAでも、モンスターの権利はユニヴァーサルにあるからだ。 『怪物くん

    「ハッピー・バースデー」はもう歌えない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • レコード・チャイナ編集部にメールで質問を送りました。 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    レコード・チャイナ編集部にメールで質問を送りました。 Record China 御中 前略 私は、週刊文春にコラムを書いている町山と申します。 御社の記事について取材をさせていただきたくお願いします。 週刊文春の10月23日号に「スポーツ八百長、世界が激怒、『ドント・コリア=インチキするな』」という見出しで「アメリカでは『ドント・コリア=インチキするな』という言葉まで生まれました」とする記事が掲載されました。 私はアメリカ在住で、コラムには、日々生まれていく新しい英語について書いています。 ですから「Don't Korea という英語が生まれたのか。次はそれについて書いてみようか」と思ってネットで検索してみました。 しかし、出てくるのは日のサイトだけで、米国のサイトはひとつも見つかりませんでした。 その日のサイトのなかで、今のところ、最も古い記事ではないかと思われるのが、御社の10月3

    レコード・チャイナ編集部にメールで質問を送りました。 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 匿名ダイアリーの公開質問へのお答え - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    匿名ダイアリーの公開質問にお答えします。 http://anond.hatelabo.jp/20140629111911?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter ====== 『時計じかけのオレンジ』におけるキューブリックの「自由意思」について http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/5.html すみません。 キューブリックはちゃんと「『時計じかけのオレンジ』は自由意志についての映画だ」と言っていますが、別のインタビューでした。 http://www.visual-memory.co.uk/amk/doc/interview.aco.html 「キューブリック この映画(時計じかけのオレンジ)の中心にあるのは自由意志についての問いに他ならない。善悪を自分で選ぶことができなければ人間性は失われてしまうのでは? タイ

    匿名ダイアリーの公開質問へのお答え - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • マシンだ!魔神だ!マジンガ……いや、テコンVだ! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    『テコンV』は、韓国でまだ日文化の輸入が法律で禁じられていた76年に、世界的に大人気だった『マジンガーZ』の代用品として作られた韓国製アニメだ。 テコンドーの蹴り技を使って戦うのがウリだが、見た目はどう見てもマジンガーのパクリ。口のところの黄色いポッチがいかにもなパチモンくささを醸し出している。 これって永井豪センセはお金もらえないのかな? もう時効なのか? オープニング・アニメでは、女性型の敵ロボットをテコンVが容赦なく攻撃、すると女性ロボットをかばって敵の悪ロボットが爆死という、なぜか敵の方がヒロイックなシーンがある(このYouTube、最後に針飛びアリ)。 こんなアレなアニメでも、日製アニメを観ることができなかった韓国オタク第一世代にとっては忘れられない作品だそうで、去年、最新のCGを使って劇場用アニメが作られ、四十代の客が子どもを連れて行って大ヒットした。 そこで、今、実写

    マシンだ!魔神だ!マジンガ……いや、テコンVだ! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 段ボールで『2001年宇宙の旅』をリメイクできるか? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    正月明け早々に嵐の中をハリウッドに出張したよ。 ジャック・ブラック主演の新作映画『Be Kind Rewind(巻き戻して御返却ください)』の取材でね。 ニュージャージーのビンボーな町に古くて汚いレンタル・ビデオ屋があった。 置いてあるのはVHSビデオのみ。でも、DVDプレイヤーが買えないビンボー人や、新しいテクノロジーに追いつけないおじいちゃんやおばあちゃんからは重宝がられていた。 店員はモス・デフ。店の常連はガラクタ置き場のトレイラーに住むジャック・ブラック。 ジャック・ブラックはある日、高圧電線に触れて強烈な磁気を帯びてしまい、店のテープを全部消去してしまう。 そこに常連の可愛いおばあちゃん(ミア・ファロー)がやって来た。 「『ゴーストバスターズ』って映画あります?」 「ちょ、ちょっと待ってください!」 さあ、困ったモス・デフはとんでもないアイデアを思いついた。 ええーい! 自分で『

    段ボールで『2001年宇宙の旅』をリメイクできるか? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
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