孤独や不安を抱える人の相談に応じる「いのちの電話」。相談員のもとには、24時間、ひっきりなしに電話がかかってきます。しかし、最近は高齢化によって相談員が減少し、相談に十分応じられない状況になっています。助けを求める声に耳を傾けられない。相談員たちは、もどかしさを感じています。 (NHK広島放送局記者 内田知樹) 相談がひっきりなしに ことしの自殺予防週間にあわせて、「日本いのちの電話連盟」は、ふだんは限られた時間で行っている無料相談を拡大し、1週間、24時間体制でフリーダイヤルで相談を受け付けました。より多くの人からの相談を受け付けようと、全国50か所のセンターで連携して初めて行われました。 広島いのちの電話の事務所にも、ひっきりなしに相談の電話がかかってきていました。 寄せられる相談は、▽親しい人が自殺して苦しいとか▽外出したい気持ちがあるのに踏み出せずに孤独を感じているなどといった切実