フ、フヒーッ! ジンジャーたんが未来の道具でニャンニャンされ開発され、未来的な汁をめくらめっぽうに垂れ流しながらも祖父の前では気丈を振る舞うウスくて濃くてページがところどころ貼り付いちゃうような本を、小生切に、切にキボンヌでござりますぞぉー! アジャヤラカモクレンッ! ウッ! よし、冗談と日本語のわからない奴は帰ったな?(辺りを見回しながら) 2013年春公開映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」の感想にかこつけてドラえもんへの想いをダシに自分語りをする気色悪いエントリはじまるよ~。 旧作の感想ともつかぬ殴り書きは旧はてダの方に若干あります。 ※注意! 「ひみつ道具博物館」のネタバレばっかりです! 前提と去年までの話 ゴールデンヘラクレスオオカブトの話を最初にしておかねばならない。 未来だったはずの21世紀が、現代になって間もなくのこと。 愛されすぎて、だいぶくたびれ
「先輩。新聞とは珍しい。鞆の浦ですか。」 「ここしばらくポニョのことを考えてたんだけどさ」 「ほう…去年の映画ですが。長いですね」 「崖の上のポニョ、見た時はどうも何の話をしてるのかよくわからなかったのだけれど、最近やっとひとつ考え方を思いついた。宮崎駿先生が、子供をはげます映画を作るんだ、とおしゃっている線での考え方だ」 「ふむ? はげます。『出発点』でそんなことをおっしゃってましたね。えーと、 シャーロック・ホームズのある話に、ワトソン博士が「君は人類の恩人だ!!」と叫ぶくだりがある。そんなふうに世界を考えられたらどんなに楽だろう。… 残るは、他のジャンルがそうなっているように、職業意識しかない。ロボットの兵士だから戦い、刑事だから犯人を追い、歌手を志望しているのだから競争相手に打ち勝ち、スポーツの選手だから努力するのである。あとは、スカートの中への関心か、ズボンの中へかくらいになって
監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 脚本:長崎尚志、浦沢直樹 はじめに断っておくと。映画の評価とはあまり関係のない文章になるかもしれない。 浦沢直樹は謎の中心に「空洞」を作り、そこを巡る人のドラマを作ることに長けた作家である。大抵、ミステリーというものはそこを描くのが目的であるのだけれど、浦沢直樹の場合、「空洞」の中身以上にそとのドラマをきちんと作り込むことで、空洞に説得力を持たせようとする。 「MONSTER」はある程度、空洞の中身についてある程度決まった形で進めていたと思うのだけれど、「20世紀少年」に関しては、「自分たちがかつて描いたたわいもない空想」を現実化していく「誰か」がいて、そいつは自分の同級生の誰かである。その「誰か」とは誰?という現在進行形のフーダニットで物語が進んでいくわけだが、その「誰か」自体がまったく想定せぬまま進んでいたと思う。 無論、ある程度「容疑者」を設定しながら進
細田守監督映画 『サマーウォーズ』公式ページ:http://s-wars.jp/index.html ● 家族のドラマ、ノスタルジーと外史 ● 「世の中」 ―国でもない 世界でもない セカイでもない ● ラブマシーンはゲームを「プレイ」したのか? ● ゲーム・プレイと擬制 ● 余談・・・レビュー書くまでに 家族のドラマ、ノスタルジーと外史 作品通して、背景に美しい積乱雲がモクモクと立ち湧いて、A.I.ラブマシーンとの対で描かれているところが印象的であった。積乱雲が水滴一粒一粒を集めて膨むという自然現象と、ラブマシーンがソーシャル・ネットワーキング サービスの中でアバター数億人分を捕え吸収して狂神になっていくのと。気候もA.I.も、侘助が言う通り、善でも悪でもない。 そして広大な陣内家屋敷の中庭の造りが、いわゆる「借景式」をとっていたのも、この作品内容には合っていた。*1 造園の用語で借景式
まず本家の門構えは、上田城趾公園の門のまんま。 http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/ht/koen/20050222110926630.html だがここは天守閣がなく内部はタダの公園なので面白くないので注意が必要です。 家から見える風景は、塩田の前山寺から見た感じと似てる。 http://www15.ocn.ne.jp/~zensanji/ 劇中にも出てきたローカル線、上田電鉄も面白いし、寺の中は国宝の五重塔や、予約しないと食べられないくるみおはぎがあるのでここは楽しいぞ−! 夜は別所温泉に泊まると良いよ。 というわけで見てきましたが、実は実家が上田市周辺。帰省するたびここずっとポスターが貼っていたのであれー?と思っていたんですけど、まさか舞台が。。。。w映画の中で野球で甲子園に行く高校は母校だったりする。ついでに本当は野球部ではなく野球班と呼ぶ。部活動は
インターネットというのは使い方によっては大変便利なものですが、こちらの知りたい情報だけをピンポイントで入手できるとは限らないのが悩みの種で、ヱヴァ新劇場版が面白いって評判なので、軽い気持ちで情報をつまんでみようとしたら、致命的なネタバレに遭遇したりするもので、それぐらいなら避けようもありますが、何となく暇つぶしにtwitterを見ていたらレイが巨大化するとか言われるわ、2chでニュー速を見ていたら、ラストでシンジがアスカの首を絞めるとかネタバレ満載のレスを読まされたりするわで、やはりインターネットというのは恐ろしいですね。そういや、昔「天魔」に載ってたコラムで、『アンブレイカブル』のネタバレをされていたせいで、あれから何年も経ちますが、結局いまだ『アンブレイカブル』は見てないままです。あれだろ、実はカイザー・ソゼの正体がブルース・ウィリスだったんだろ。知ってるよ、もう。 それはそれとして、
ここ数日、アマゾンで本を10冊くらい買ったので、それを読んで過ごしてました。 気がつくと、柴田元幸関連の本の購入が増えてます。『モンキービジネス』も2巻買ってしまいました。 http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw_2_2?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%8E%C4%93c%8C%B3%8DK&sprefix=%8E%C4%93c このラインナップを見ると、そりゃそうだと納得してしまうのですが、見つけておいおいと思ったのが、この2冊。 なんと英語学習の「アルク」が出してます。インタビュアーの柴田さんはもちろん、リチャード・パワーズ、スチュワート・ダイベック、ポール・オースターなど物凄い面子の「肉声」が収められています。 なかでも、ティム・オブライエン
雨がすごくて寒かった。上着出して着た。クリーニング出さないでよかった。まだ。 川越に新しくできたシネコン、先週入会したんで、今度の「グラン・トリノ」はタダだった。入会特典。 10時から今日は歯医者で恒例の歯磨きして、それからシネコンへとクルマを向う。 で、着いたのが上映開始の30分ぐらい前で、そんな時間もなくて、チュリトスとアイスコーヒー、カウンターで買った。チュリトスってあれな、美味いけど、まぶしてある砂糖(?)が零れるのが難。口まわりにも付くし。 「グラン・トリノ」観たらますますイーストウッドにキルゴア・トラウト演って欲しくなったょ。 スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/12メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 894回この商品を含むブログ (223件) を見る 恋は叶
「難病映画」ってジャンルがあるか知らないけど、割とバカにされがちな気がする。本当にそうかなあと思います。「恋空」や「赤い糸」のようなケータイ小説映画みたいにDV同然に束縛してくる彼氏にちゃんと向き合う前に彼氏が都合よく事故死したり病死したりするお話は文字通りご都合主義だなあと感じるわけです。でも誰だって病気になって誰だっていつかは死ぬわけだし、そこを描くことそれ自体は普遍的なテーマで考えても考えても考えたりない。恋愛映画を「安易」とは言わないように。で、「余命」なんですが、きっちりそういうテーマに向かい合おうとしていて、それ自体は批判されるべきことじゃないと思います。色メガネはいらないというか。ただドラマとしてみると欠点がいくつもあって、38歳で妊娠したもののガンが再発し根治不能と知る松雪泰子は、超映画批評の人が書いてるみたいに重大な決断をするのがテーマなんではなく、すぐに「延命治療をせず
『トウキョウソナタ』 監督:黒沢清 誰も帰らなかった日の翌朝、それぞれが「家に帰ってくる」シーンがとても印象に残っているけど、単純に感動的とは言えなくてずっと引きずっていた。この映画について語るとき、思わず「家族の崩壊と再生」と、口を衝いて出てしまいそうになる。そんなとき、そこにはまだ「あるべき家族像」というものがほのかな期待を内に灯して、先の言葉を後押ししてる様な気がする。いまある状態を「崩壊」とするならば、あるべき形があり、希望をみるだろう。登場人物の視線の先を勝手に想像するだろう。暗闇に光を見るだろう。だがそれはすべておぼろげなものだ。登場人物が自らの目的地を自らで設定したに過ぎない「その先」は、自作自演の幻は、いつの時代も終わりと始まりをリバースさせてきたはずだ。いつだって視線は、本当はないのかもしれない「その先」を向いていたんじゃないか。 「目標に向かう力に動かされて、いっさいの
とはいえ、またすぐ入院するのだけれど。なんだかガンマ線ナイフというのを患部に当てるらしく、意味もなくわくわくしている自分がいる。CT、MRI、PET、骨シンチ、とありとあらゆる医療機器に放り込まれてきた自分ではあるが、今回は名前に興奮する。ガンマ線ナイフ。響きが大変素晴らしい。ガンマ線ナイフ。なんだかプログレッシヴナイフのような響きを感じる。他には重粒子線というさらにSFっぽい抗がんデバイスがあるのだけれど(千葉にあるらしいのいだが、保険がきかず、一カ所300万円近くするらしい)、わたしの症状はそちらの適応には向かないらしい。 退院している一週間の間にどれだけの映画が観られるのか。外に出る体力がメチャクチャ落ちているのでそうたくさんは観られないだろう。「エグザイル/絆」「WALL.E」「トロピック・サンダー」「地球が静止する日」「K-20」「ワールド・オブ・ライズ」あたりは行っておきたいと
監督:西谷弘 脚本:福田靖 原作:東野圭吾 最初、「あれ?」と思ったのは、実は「ガリレオ」のドラマシリーズの方だった。 「ガリレオ」は東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズのドラマ化なのだが、その企画を月9に持ってくる、というのはものすごくリスキーな感じがした。 結果として、犯人役はおろか端役にすら豪華キャストを投入する戦術と、福山雅治が演じる「変人ガリレオ」こと湯川学の特異なキャラとイケメンぶりを強調する演出が相まって、若者のドラマ離れが加速する昨今ではかなり健闘したわけだが・・・・ただ。うん。なんだろう。この企画自体の成立には、いろいろ違和感があった。 それが明らかになったのはシリーズも終盤に入ってから。フジテレビは「容疑者Xの献身」映画化を発表する。 ドラマの映画化ブームに火をつけた「踊る大捜査線」にしても、質的にも興行的にも成功を収めた「木更津キャッツアイ」にしても、今年映画化された「
「Family - It's Only A Movie」 Its Only a Movie アーティスト: Family出版社/メーカー: Mystic UK発売日: 2004/02/17メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る そんなに映画いっぱい見てるわけでも、情報集めてもいないけれど、邦画に関して言えば、つい最近見た2本「トウキョウソナタ」も「おくりびと」もよかったし、しばらく前に見た「ぐるりのこと」も素晴らしかったし、気がつくとその3本共に家族の話なのだった。(そして「イントゥ・ザ・ワイルド」もね) おれはメンドイからはてなしきゃ見てないんだけど、「イントゥ・ザ・ワイルド」の感想でザ・フーの「Magic Bus」って話も、主人公の青年が性を避けているってことも、言及してる人、いないなー。 おれは数見て☆い(欲しい)(←読み方つき)ってんじゃなくて、いっしょに「ねーそ
9/27からシネマートで韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマンてのをやるらしく、試写で「ハピネス」という作品を予備知識ゼロで観ました。これがすごーく面白かった。で、なんで面白いのかってのを考えさせられました。メロドラマだし難病ものでもあるし、ベタな作品なんだけど、泣けるんですよ。というか何でシネコンでやってるような邦画は、(もちろん全部じゃないけど)つまらないんだろうって考えさせられた。それは、なんでかというと、岸辺露伴先生も蜘蛛を舐めながら言ってるけど、リアリティがあるかどうかだと思うんですよ。例えば僕は「スパイダーマン」シリーズが好きなんだけど、それはリアリティがあるからなんです。というと、「人間が糸出したりしてリアリティなんかどこにあるんだよ」という人がいるけど、そこはファンタジーだからオッケーなんですよ。「仮に糸が手からピューと出るようになったとして」そこで人間がどうは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く