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書くことと本に関するmurashitのブックマーク (5)

  • ポール・オースター『孤独の発明』(1982) - キッチンに入るな

    『孤独の発明』のことを忘れたことがない。正確には、このに書かれていた内容を大部分忘れていたあいだも、自分がこのを読んでいた状況は忘れたことがない。 それは進学で上京した年の5月で、同じく東京に出てきた高校以来の友達とあの有名な“神田の古屋街”へ行ってみようじゃないかと相談し、晴れた日曜の昼下がり、待ち合わせに向かう電車の座席はあらかた埋まっていたから、ドアのそばのポールに寄りかかってこの黒っぽい表紙をした新潮文庫のページをめくりはじめたのだった。 ちなみにその日は、古屋街をめざしていながら山手線の神田駅で降りてしまうという、おびただしい数の先人が繰り返してきたとあとで知ることになる間違いをやっぱりわたしたちも犯したために古屋を回るどころではなくなって(そもそも日曜日を選んだのも間違いである)、うろうろ迷った末にそこがどこなのかもわからないままたどり着いた書泉グランデでわたしは創元

  • 庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』 - やしお

    http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18010199 この小説は非情だよ。部分としては技術の高さでいくつもの場面や思想や言い方を面白いと思わせといて、全体としてこんなのまるっきり無責任です、技術が高かろうがこういう小説したらダメなんですって事だから。批判にはほらここにもう書いてあると言え、一方で全部相対的だとも言える、気だとも気じゃないとも言い得るズルさ。その両義性こそフィクションの露呈なのだと書いているとすら簡単に言い逃れ得る形。(作者の認識とは関係ない。)もはや一般論に換言できない個別の批評や作品でこの無責任さを免れねばならぬと示すわけだから厳しい。 これ読んでた時にね、あ、面白い、あ、面白いといろんなところで思いながら、でもこれ小説である必要があるんかしらってことをずーっと思っていたのね。 主人公の思考がずーっと書いてある。思考って言うより反省や

    庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』 - やしお
    murashit
    murashit 2012/04/12
    なぜ小説なんてものを書いてしまうのか
  • もはや「問題」を描くだけじゃ小説は成り立たないのだろう。 | CUT 2003/12 Book Review

    もはや「問題」を描くだけじゃ小説は成り立たないのだろう。 (『CUT』2004 年 2 月) 山形浩生 ぼくが日にいない間に、なにやらねいちゃんが二人して芥川賞ととったとかで、2ちゃんねる方面では大騒ぎしているようだ。これで芥川賞は終わったとか、あんなのブンガクじゃない、とか、可愛いけりゃいいじゃん、とか、これは実は確信犯的な選出なのだとか。そしてそれを期に、ブンガクって何なのか、みたいな古くさい話がちょっとは蒸し返されたりしているようで、まああと一ヶ月くらいはネタになりそうかな、という気はする。 実は、村上龍が最近になってその手の話をちょっとしているのだ。近刊の『十三歳のハローワーク』は、職業案内書としてはまあまあのできではある。記述の多くはあたりさわりないし、また村上龍のあまりおもしろくない学問のすすめや、大して意味があるとも思えないNGO翼賛はうっとうしいだけなんだけれど、いくつか

  • 旦敬介「ライティング・マシーン―ウィリアム・S・バロウズ 」 - my bookish life

    " Love ? What is it ? The most natural painkiller what there is . Love. " William Seward Burroughs 「愛とは何だ?この世で一番自然な痛み止め。愛」(p.141) バロース加算機(現ユニシス・コーポレーション)の御曹司でハーバード卒。ちなみにお兄さんはプリンストン卒。同性愛者。極度の麻薬中毒で、当局からの逃亡先のメキシコや南米やタンジェで、新種のドラッグを探し求める。を”ウィリアム・テルごっこ”で誤って射殺した…しかし学生時代から親交のあったケルアックやギンズバーグと共に、ビート文学の代表格であり、ニルヴァーナらの崇拝を集めた。 という彼のキャリアは模範的な学生生活を送った身にしてみれば相当格好良いのだが(いや、今すぐにでもドロップアウトできるのだが、順調さに対して微塵の未練もないというのは、

    旦敬介「ライティング・マシーン―ウィリアム・S・バロウズ 」 - my bookish life
  • 文学フリマで無理なく自然に幸福を8倍にする折本の畳みかた - 生首の『・・・・・』

    夜のしじま、寝ようとしてもこのまま眠れないんじゃあって思ったまま寝てるいつのまにか。あのね、なんかね、あまねく流れゆく時に手をこまねいていたら、もうあっというまに冬。すまねぇすまねぇ。こまんねこの余裕と暇ねぇ日々ですよ。深山ネイティブの見よう見まねの結果、西表山のごとく怯まねえ。ものまね王座のごとく絶え間ねえ。島根に招かれてたまねぎを掘りだしたら、ほら見て。これがマネーの虎の穴だよ。ストップ!ここでマネタイズタイム終了です!では問題。文中に含まれる「マネー」の数を数えた結果、太郎くんは今何円持っているでしょう?答えは一銭にもなりませんでした。 半年ぶりのご無沙汰。 前回の更新は文学フリマの告知でしたが、今回の更新も文学フリマの告知です。すごい!一貫性! 12/6(日)、第九回文学フリマにサークル名「BWN」(Bloggers Write Novelの略です)にて参加します。 http:/

    文学フリマで無理なく自然に幸福を8倍にする折本の畳みかた - 生首の『・・・・・』
    murashit
    murashit 2009/12/03
    ところでわたしはヒゲが伸びています
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