「業界に革命を起こす」。そう公言して憚らないのがハイアールアジアの伊藤社長だ。パソコンメーカーやコンテンツ業界など異色の職歴を経てきた「新参者」の視点で、意表を突く家電製品や新サービスを畳み掛けて発表する。持ち運ぶ洗濯機「コトン」を発売するなど、アイデアをビジネスに育てる段階に入った同氏の思惑を聞いた。(聞き手=今井拓司、中道理) 1969年、タイ・バンコク生まれ。1998年、米サンダーバード国際経営大学院 ビジネススクール卒業。 2000年以降、日本コカ・コーラ、米Dell 社、Lenovo 米国本社、アディダスジャパン、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2014年2月にハイアールアジアインターナショナル代表取締役社長に就任。(写真:栗原 克己) ――持ち運んで服の染みなどを洗濯できる「コトン」を2月に発売するなど、アイデアをビジネスにする段階になってきました(関連記事)。
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