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ブックマーク / idsc.nih.go.jp (20)

  • IDWR: 感染症の話 乳児ボツリヌス症

    感染症の話トップページへ 2001年第46週(11月12日~18日)掲載 ◆乳児ボツリヌス症 1976 年、米国において最初の乳児ボツリヌス症の例が報告された。乳児ボツリヌス症は、品中に含まれる毒素による一般的なボツリヌス中毒と異なり、ボツリヌス菌芽胞を生後1 年未満の乳児が経口的に摂取した結果、腸管内で菌が発芽・増殖して産生した毒素により発症する。腸管内での菌の増殖が、便の検査によって確認される。生後2週目以前の乳児における感染報告例は少なく、母乳(初乳)に含まれる成分が菌の定着・増殖を抑制している可能性がある。 疫 学・病原体 国内では、1986 年の千葉県での初発例以来、ハチミツが主要な原因品として注目されてきた。この初発例では、患者の便から分離されたものと同型のClostridium botulinum A型菌が輸入ハチミツから検出され、原因品と断定された。この症例を重

    ohira-y
    ohira-y 2014/05/14
  • IASR 33-1 Escherichia coli, 腸管毒素原性大腸菌, ETEC, O148, 大規模広域食中毒, 検査法, PFGE解析, 情報共有

    2011(平成23)年9月、横浜市内の4カ所の事業所で腸管毒素原性大腸菌O148(以下ETEC O148)による集団中毒事例が相次いで発生した。この4事業所は異なる企業の社員堂であったが、同一の給事業者が運営する給施設であった。この事業者が運営する給施設を原因とする中毒事例は他に山梨県、長野県、神奈川県、相模原市、東京都の各自治体においても相次いで発生し、患者数が数百名規模となる広域中毒事例であった(号9ページ参照)。 当所では、市内で発生した4事例について原因菌検索および分離菌株のパルスフィールド・ゲル電気泳動(PFGE)による解析を行ったので報告する。 ETEC O148の分離方法および結果 便検体はSS寒天培地とDHL寒天培地に塗抹した。平板上の大腸菌様コロニーを確認培地(TSI 寒天培地、リジン脱炭酸培地、SIM培地、シモンズクエン酸塩培地)に釣菌して大腸菌を同定し

  • IDWR: 感染症の話 先天性風疹症候群

    感染症の話トップページへ 2002年第21週号(2002年5月20日~5月26日)掲載 ◆ 先天性風疹症候群 免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群(CRS)と総称される障害を引き起こすことがある。風疹のサーベイランスやワクチン接種は、先天性風疹症候群の予防を第一の目的に考えている。風疹については感染症週報2001年第29週(通巻第3巻第29号)に既出である。 疫 学 風疹の流行年とCRSの発生の多い年度は完全に一致している。また、この流行年に一致して、かつては風疹感染を危惧した人工流産例も多く見られた(図1)。風疹は主に春に流行し、従って妊娠中に感染した胎児のほとんどは秋から冬に出生している。流行期における年毎の10 万出生当たりのCRSの発生頻度は、米国で0.9 ~1.6 、英国で6.4 ~14.4 、日で1.8 ~7.

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    ohira-y 2012/07/20
    免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、障害を引き起こすことがある。風疹のサーベイランスやワクチン接種は、先天性風疹症候群の予防が第一目的
  • IASR 32-5 腸管出血性大腸菌感染症, 感染症発生動向調査, HUS(溶血性尿毒症症候群), EHEC/VTEC/STEC, O157 VT2

    溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome: HUS)は溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全を3主徴とする症候群で、腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症に引き続いて発症することが多い。2008年7月より国立感染症研究所感染症情報センターでは、感染症発生動向調査によって報告されたHUS発症例について、地方感染症情報センターや、各自治体感染症情報担当者に対して、随伴症状やHUS以外の合併症、転帰などの詳細な情報収集について協力を依頼してきた。さらに2010年より、HUS発症例を診断した臨床医に対し、患者の詳細な臨床症状・所見、併発した合併症、抗菌薬治療の有無および使用した抗菌薬名、透析治療の有無を、自治体を介して質問票へ記入し回答していただくよう依頼を開始した。2008、2009年のHUS発症例に関しては、過去に誌で報告済である1,2) 。今回、2010年のHUS発症

  • IASR Vol.25 p114-115 食品媒介寄生蠕虫症

    (Vol.25 p114-115) 10年前の1994年11月に、寄生虫病予防法(1931年4月制定)が廃止された。この法律が対象とした寄生虫とは、回虫、鉤(こう)虫、肝吸(かんきゅう)虫および日住血吸虫の4種の寄生蠕(ぜん)虫であった。「寄生蠕虫」とは単細胞性の寄生虫(原虫)と区別して多細胞性の寄生虫を指す場合に用いられる。 回虫と鉤虫は、感染者の糞便とともに外界に排出された虫卵が品を外から汚染して感染源となっていた。肥料として屎尿(しにょう)を用いていた時代には、虫卵や孵化した感染幼虫による生野菜や、それを用いた漬け物等への汚染を避けることは困難であった。特に第二次大戦直後の混乱期における回虫の寄生率は、農村、都会の区別なく50~80%にのぼっていた。その後、国をあげての学校保健や地域保健を介した検便と集団駆虫の実施、屎尿処理施設の整備などの予防対策が積極的に行われた。そして、化学

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    ohira-y 2012/05/03
    "アニサキス等寄生蠕虫類による健康被害を「食中毒」として届け出る必要性が、医療・公衆衛生担当者にいまだ認識されていないことを示している"
  • 市販の鶏肉および健康な牛の肝臓のカンピロバクター汚染率.gif

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    ohira-y 2012/04/24
    パネェ
  • <国内情報>神奈川県における腸管出血性大腸菌O157感染事例と感染源の追究ならびにその検査法

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    ohira-y 2012/04/04
    レバ刺しとO157が関連付けられた、おそらく最初の事例。運良く命に別状はなかったようだ。レバ刺しでは死者は出ていないようなことも聞くけれど、本当に紙一重だ。
  • <国内情報>1990年10月埼玉県浦和市のS幼稚園に発生した腸管出血性大腸菌O157:H7による集団下痢症

  • <速報>A型肝炎ウイルスによる食中毒事例―千葉市

    2011(平成23)年1月に千葉市内の飲店(寿司店)を原因施設とするA型肝炎ウイルス(HAV)による中毒事例が発生したのでその概要について報告する。 なお、事例は、患者の共通が当該寿司店によって提供された事に限られていること、患者および調理従事者の便からHAVが検出されたこと、患者を診察した医師から中毒患者等届出票が提出されたことから、寿司店を原因施設とする中毒と断定し、2011年1月28日~1月30日までの3日間の営業停止処分となった。 2月7日における感染症法に基づくA型肝炎発生届患者は36名であり、千葉市保健所は感染経路等の詳細な調査を現在も継続中である。 2011年1月21日、4件のA型肝炎発生届が市内医療機関から千葉市保健所にあり、同保健所は品や井戸水等の同一感染源を介した集団発生を疑い調査を開始した。その後、複数の市内医療機関からA型肝炎発生届があり、1月28日

  • IASR 31-1 カンピロバクター, 食中毒, 鶏肉, 牛レバー, 生食, 加熱不足, 汚染実態調査

    1.カンピロバクター中毒の発生状況(厚生労働省中毒統計1) より) 1)カンピロバクター中毒は、患者数2人以上事例の事件数、患者数ともに増加傾向を示しており、近年は年間患者数2,000~3,000人に達している(図1)。また、1997年より、患者数1人事例の事件数が急激な増加を見せているが、これはこの頃より一部の自治体で患者数1名の散発中毒事例が多数報告されるようになったことが大きく影響している。 2)原因品は、鶏肉や牛レバー等の肉類およびその加工品が多くを占め、肉の生や加熱不十分が主な要因であるが、調理課程における二次汚染による中毒が起こりやすい傾向もある。 3)病因物質は、Campylobacter jejuni (C. jejuni )が大半を占めており、2008年の患者数2人以上の事件数299件のうち、C. jejuni と確定した事件数は247件となっている。 4)

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    ohira-y 2010/03/11
    『2005年に実施された輸入鶏肉のカンピロバクター陽性率は、ブラジル産30検体で56.7%、タイ産13検体で61.5%、中国産12検体で16.7%、米国産5検体で20.0%であったとの報告がある。』>その差は何によって生じる?
  • http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm10-00JP.pdf

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    ohira-y 2010/02/23
    これはいい、職場の人にも勧める
  • dj2198.html

    つき大会で発生した小型球形ウイルスによる中毒-滋賀県 1997(平成9)年11月17日、滋賀県内のS小学校で全児童66名中20名の欠席者があり、欠席した児童はいずれも嘔吐、腹痛等の胃腸炎症状を呈している旨、管轄保健所に通報があった。疫学調査の結果、欠席者は17日20名、18日21名、19日6名、20日3名であり、ピークは17、18日の2日間と短期間であった。また、児童の家族にも胃腸炎症状を呈する者がおり、これらの児童、家族の多くは11月15日にS小学校主催の3世代交流つき大会に参加していたことが明らかとなった。さらに、参加者以外に、持ち帰ったべた家族で胃腸炎症状を呈する者があったことから、このを原因とする中毒事件であると判断した。 べた人数は、児童66名、教諭13名、児童家族 103名の合計 182名であった。このうち、胃腸炎症状を呈した人数は50名であった。それぞれ

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    ohira-y 2010/02/19
    ノロウィルス 餅
  • IASR 28-3 ノロウイルス, 胃腸炎集団発生

    (Vol.28 p 84-84:2007年3月号) 2006年12月に、東京都豊島区内のMホテルにおいてノロウイルス genogroup (G) IIによる集団胃腸炎が発生したので、その概要を報告する。 1.事件の概要 2006年12月5日(火)、池袋保健所はMホテルから12月2日、3日の宴会等の利用客で複数グループから嘔吐・下痢等の症状を呈している者がいるとの報告を受けた。 池袋保健所は中毒および感染症の両面から調査を開始し、ホテルへの立ち入り調査、主厨房等のふきとり検査、残品材の収去・検査、12月2日・3日の宴会場の利用客を中心とした健康状況調査、従業員の健康状況調査と便検査、利用客の有症状者の便検査等の疫学調査を実施し、消毒の指導を行った。 ホテルは中毒の可能性も考慮し、12月6日より宴会主厨房や一部レストラン等の営業を自粛し、体調不良従業員の出勤停止、数回におよぶ全館の消毒を

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    ohira-y 2010/02/19
    ノロウィルス食中毒。有名な事例
  • pr3253.html

    2006(平成18)年12月13日~17日にかけて8小中学校にまたがる中毒が発生し、原因はノロウイルスによって汚染された給のパンであるものと考えられた。生カキ事例以外では品が特定されたケースは少ないので、今後の中毒調査のための参考事例として詳細を報告する。 上記の5日間で教職員と生徒を合わせて1,440人中366人が発症した。発症者20人の検便を実施したところ、14人からノロウイルス genogroup (G) IIが検出された。複数の学校にまたがった中毒であることから給センターが疑われたが、事例では2つの給センター(Aセンターは5小中学校、Bセンターは3小中学校)が関与していた。2つの給センターはそれぞれ独立して調理を行っており、同じタイミングで中毒を起こす確率は低いことと、調理員に対して行った検便でもノロウイルスは検出されなかったことから、給センターそのものが原因

    ohira-y
    ohira-y 2010/02/18
    あらためてブクマ ノロウィルスは発症に必要なウイルス数が少なく、感染力が強いから、些細なことも原因となります。
  • 感染症情報センター:ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方向け)

    毎年11月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするウイルス性のおう吐・下痢症が流行します。特に保育園(所)、幼稚園、小学校などの子ども達が集団生活を送っている施設では、内部でヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。 ノロウイルス感染症は、牡蠣(かき)などの2枚貝の生による中毒が有名ですが、保育園(所)、幼稚園、小学校などで発生した集団感染の大半は、誰かがまずノロウイルスに感染し、施設内でヒトからヒトへ感染して拡がっていくというものでした。 このヒトからヒトへの感染力はきわめて強力です。習慣の問題もあって、毎年発生するノロウイルス感染の流行を阻止することは残念ながら不可能ですが、その流行を最小限にい止めるために、ノロウイルス感染症の症状・治療法、予防方法、家庭における注意点等を以下にあげてみました。 1》ノロウイルス感染症の症状・治療法について 症状:

    感染症情報センター:ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方向け)
    ohira-y
    ohira-y 2010/02/18
    「最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、家族の方々全員が流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。 」
  • インフルエンザ・肺炎死亡における超過死亡について

    インフルエンザ・肺炎死亡における超過死亡について インフルエンザの流行は社会に大きな影響を及ぼすが、外来受診者数や、インフルエンザあるいは肺炎を死因とする死亡数、医療費など、しばしば取り上げられる統計指標をそのまま「社会へのインパクト」とするには、それぞれに欠点がある。まず、インパクトは、実際の患者数の多さ、その重症度、毎日の生活への支障、個人的・社会的経済的損失、医療費、精神的な影響などのすべてを包括的に検討して求めるべきであるが、インフルエンザの医療機関を受診しなかった患者を含めた総患者数を把握することは事実上困難である。重症度は、病原体、環境、患者側などの複数の要因で決定されるため、死亡数は罹患者数と単純には比例しない。健康への影響や医療費の場合、軽快した場合と死亡した場合で大きく異なり、経過別の患者数の把握が必要となる上、総額、個人負担問わず、医療費情報そのものが調査されていない。

  • 過去10年間との比較グラフ(感染性胃腸炎)

    Infectious gastroentrtitis cases reported per sentinel weekly [定点当たり報告数]

    ohira-y
    ohira-y 2009/12/15
    こちらはインフルエンザと逆でかなり少ない。インフルエンザ対策がノロウィルスにも効果的ということの証左
  • 過去10年間との比較グラフ(インフルエンザ)

    国立感染症研究所のページへ|感染症情報センターについて|引用リンクについて|サイトマップ IDWR|IASR|感染症流行予測調査|JANIS > サーベイランス > IDWR > 過去10年間との比較グラフ(週報)> インフルエンザ インフルエンザ Influenza cases reported per sentinel weekly [定点当たり報告数] Copyright ©2004 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.

    ohira-y
    ohira-y 2009/12/15
    圧倒的だ
  • 国立感染症研究所 インフルエンザウイルス分離・検出速報

    国立感染症研究所・感染症情報センターには地方衛生研究所(地研)から「病原体個票」が報告されている。これには感染症発生動向調査の定点およびその他の医療機関、保健所等で採取された検体から検出された病原体の情報が含まれる(参考図)。 2011/12シーズンは最初の2011年第36週(速報参照:横浜市)からAH3亜型の検出が続き(速報参照:山口県、佐賀県、三重県、兵庫県)、2012年第2週以降大きく増加し(速報参照:愛知県、佐賀県)、第3週をピークに減少している。B型山形系統株は第39週に(速報参照:堺市)、B型ビクトリア系統株は第40週に(速報参照:茨城県)初めて検出され、第2週以降やや増加している(速報参照:兵庫県、佐賀県)。AH1pdm09は第41~42週(速報参照:埼玉県)に初めて検出され、第51~52週、第1週、第3週、第6~8週に各1件報告されている(図1)。 2011年第36週~20

  • 過去10年間との比較グラフ(週報)

    国立感染症研究所のページへ|感染症情報センターについて|引用リンクについて|サイトマップ IDWR|IASR|感染症流行予測調査|JANIS > サーベイランス > IDWR > 過去10年間との比較グラフ(週報) 過去10年間との比較グラフ(週報) 【更新日 2012/4/6】 インフルエンザ 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水 痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発しん 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎(オウム病を除く) RSウイルス感染症 Copyright ©2004 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.

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