金メダルの獲得を公言して北京にのりこんだ星野ジャパンが、銅メダルにも手が届かず惨敗を喫した。選手達は萎縮しチャンスに得点が上げられず、草野球のようなミスを連発し、自慢の投手陣も完膚無きまでに打ち込まれた。 誰の目にも明らかだったのは、選手の気迫、ゲームの采配・戦略のどれをとっても完全に力負けしている日本代表の姿だった。マスコミも「金メダル以外は意味がない」という星野の言葉に同調し、メダル獲得があたかも大前提のような物言いで星野ジャパンをはやし立てたが、予選リーグを通過するのがやっとという、ぶざまな有様だった。 国内での前評判のインフレ過熱ぶりに対して、北京でのあまりのふがいなさに、関係者も慌てふためいたのだろう、国際試合のストライクゾーンが日本のプロ野球と違っていたからと、言い訳がましい敗戦理由をマスコミに垂れ流し始めた。 一方、日本代表と好対照を示したのが、優勝した韓国チームだった。下馬