戦後70年を記念した東北大と東北学院大の連携企画展「学都仙台と戦争」が、仙台市青葉区の東北大史料館と東北学院史資料センターで開かれている。両大学の連携展は今回が初めて。学徒出陣で文科学生が戦線に送られた際の記録資料などを展示する。来年1月29日まで。 東北大は「東北大生の戦争体験」と題し、約140点を展示する。入隊を控えた学生の手記、1945年7月の仙台空襲後に行方不明となった学生の安否を問う学生課の掲示が保存されていた。仙台空襲前後の市街地を空撮で比較した写真もある。 東北学院大は「ミッションスクールと戦争」をテーマに約50点を並べる。礼拝堂正面のステンドグラスを覆うように日の丸が掲げられた写真や、日の丸に関係者の激励文が書かれた出征旗を展示した。 東北学院大の前身である旧高等学部は43年に文科を廃止。国策に沿う形で44年に航空工業専門学校を設立した。東北学院史資料センターの星洋和