全国でも類を見ない先進的な教育を実践する共愛学園前橋国際大学。現在の教育スタイルは、1999年に短期大学から4年制の大学として生まれ変わってから、さまざまな模索を経てたどり着いたものです。その改革のプロセス、そして学長である大森昭生が考える未来への展望をお伝えします。 共愛学園前橋国際大学(以下、本学)の母体である共愛学園の歴史は、1888年(明治21年)に遡ります。当時教育の機会がなかった女子のために学校をつくろうと、地元の女性たち、新島襄の教え子たちが立ちあがったのが創立のきっかけ。資金面は地元の絹産業で財を成した資産家をはじめ、前橋市民の寄付によって賄われたという経緯があります。 創立時より大切にされているキリスト教の教えに導かれた「共愛」の精神。そして、地域との共生。2016年より共愛学園前橋国際大学の学長に就任した大森昭生も、その精神を受け継いでいます。 大森「地域の方の想いが学