日本の水産物を海外に売り込む武器にと、水産庁が14日、輸出品にあしらうロゴマークを発表した。キャッチコピーは「エクセレント・シーフード・ジャパン」(素晴らしい日本の水産物)。4月以降、使用の手続きをすれば、業者が無料で使えるようにする。 ロゴは、豊富な漁場を示す波と、跳びはねる魚、ユネスコ世界文化遺産に登録された富士山をモチーフにした。「日本の水産物はどれもエクセレントだから」として、ロゴの使用を業者に認める際の商品検査はしない方針という。 水産庁は昨年11月に三つのロゴ案を公表、市民や海外7カ国の流通業者らの意見を募った。案の一つはタレントのさかなクンが匿名でデザインし、国内での支持が最も高かった。だが、海外業者には今回決まったロゴが最も評価されたため、海外市場をにらんでこちらが採用された。 安倍政権は、2020年までに農林水産物と食品の輸出額を1兆円へ倍増する目標を掲げており、水産物は