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ブックマーク / journal.mycom.co.jp (84)

  • 【レポート】福島県南相馬市に見る放射性物質除染の現状と将来への課題 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    サードウェーブは10月17日、同社の「安全環境事業部 秋葉原トレーニングセンター」のオープン記念とする講演会を開催、福島県南相馬市における除染活動がどういったものであるのか、チェルノブイリ事故の後、ウクライナが放射能対策のためにどういった社会システムを構築したのかに関する講演を行った。その中から、今回は実際に、南相馬市立総合病院で活動する坪倉正治氏の講演内容から、除染の現状と課題点などをレポートしたい。 南相馬市立総合病院で医師として活動する傍ら除染活動なども行っている坪倉正治氏 同氏は東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門 研究員で血液内科として骨髄移植などを長年行ってきており、そこで得た放射線に関する知識を生かすために、現在、同病院の非常勤医として活躍している。 同病院は、福島第一原子力発電所(福島第一)から北に23kmのところに位置する日で最も

  • 【レポート】「京」スパコンセンターはどのように作られているのか (1) メッセージ性のある建築、環境に調和した建築を目指した設計 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    2011年6月のTop500で1位を獲得した「京」スーパーコンピュータ(スパコン)が富士通製であることは良く知られているが、神戸のポートアイランドにある京スパコンを入れる計算科学研究機構の建物(以下、京センター)を誰がどのように設計したかは、殆ど知られていない。 この神戸のスパコンセンターの設計を担当したのは日建設計という会社で、この建物の設計を担当した設計部門副代表の五十君興氏と構造設計を担当した朝川剛氏が、10月21日のサイエンティフィック・システム研究会(SS研)で講演を行ったので、その様子をレポートする。なお、同研究会は会員限定の催しであるが、会員以外でも、発表資料はSS研のWebサイトからダウンロードすることができる。 京センターの設計について講演する五十君興氏(左)と朝川剛氏(右) 日建設計は、一般にはなじみの薄い会社であるが、SPring-8の隣に作られたX線自由電子レーザS

    ruletheworld
    ruletheworld 2011/10/27
    なんで北海道に作らないんだよ
  • 放射性物質除去技術としてはヒマワリよりも表土の削り取りが有効 - 農水省 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    農林水産省(農水省)は9月14日、農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)の開発の取組について、これまで得られた研究成果をとりまとめ、地目や放射性セシウム濃度に応じた農地土壌除染の技術的な考え方を公開した。 具体的には試験研究機関での予備試験を踏まえ、地目(水田、畑)や汚染程度などを考慮した上で、福島県の飯舘村および川俣町の現地圃場などにおいて、「表土の削り取り」、「水による土壌撹拌・除去」、「反転耕による汚染土壌の埋め込み」、および「高吸収植物による除染」などの実証試験を進めているほか、除染に伴って生じる汚染土壌や植物体の処理・保管技術についても研究を進めている。 福島県における農地土壌の放射性物質濃度分布図 これまでの研究から得られた知見としては、「表土の削り取り」では農業機械などで表土を薄く削り取る「基的な削り取り」、土を固める薬剤を用いて土壌表層を固化させて削り取る「固化剤を用い

    ruletheworld
    ruletheworld 2011/09/15
    表土削り取りが一番なのは当然と思うけど、ファイトレメディエーションならひまわりは水耕栽培の条件下だけで、アマランサスや菜種なら土壌で期待できるかもしれないから実験をって辺りまでは前提じゃなかったの?
  • 米Googleが電力消費やCO2排出量を初公開 - 世界の電力消費量の0.01% | ネット | マイコミジャーナル

  • NIMS、色素増感太陽電池で変換効率11.4%を達成 - 最高値を5年ぶりに更新 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    物質・材料研究機構(NIMS) 太陽光発電材料ユニットの韓礼元ユニット長らの研究グループは、色素増感太陽電池の世界最高効率をおよそ5年ぶりに更新したことを発表した。同成果の詳細は8月29日に開催される「2011年秋季第72回応用物理学会」にて発表される予定。 色素増感太陽電池は、導電性透明電極(TCO電極)、光を吸収する役割を担う色素が吸着した酸化チタン(TiO2)などの多孔質半導体層、ヨウ素系電解質、対極から構成されており、これら安価な材料および高温・高真空プロセスを必要とせず、スクリーン印刷で大量生産が可能であることから、発電コストを下げられる次世代太陽電池の1つとして期待されているが、そのエネルギー変換効率は2006年シャープが11.1%のものを開発して以降、その値が最高となっていた。 色素増感太陽電池の動作原理。色素が光を吸収することで発生した電子が、TiO2層に注入され、TCO電

  • 富士通研、スパコン活用による原子1000個の電気特性シミュレーションを実現 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    富士通研究所は、計算機上で新しいナノデバイスの正確な設計が可能となる、原子1000個の電気特性シミュレーションに成功したことを発表した。 一般的なLSIではSiを材料に用いてきたが、プロセスの微細化に伴うリーク電流の増大などに対応するには新たな素材を導入するなどの方策が取り入れられているほか、まったく新しい素材を材料とする次世代トランジスタの開発も進められている。 原子レべルの材料では、一般的な物質であっても配列の違いなどにより、一般的な性質とは異なった姿を見せることが多々ある。こうした材料を用いたナノデバイスを開発する場合、実験的にその性質を確認する必要があるが、これを計算機のみで電気特性を知ることができれば、開発期間や製造コストなどの短縮が可能となるが、原子の配置構造がほんの少しずれただけでもデバイスの電気特性に影響が出てしまうことから、こうした新たなナノデバイスの電気特性を計算機上で

  • 北大、カービング氷河の底面水圧の上昇が移動速度を速めることを確認 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    北海道大学(北大)低温科学研究所の杉山慎講師を中心とする研究グループは、南米パタゴニアを代表するカービング氷河「ペリート・モレノ氷河」に深さ515mの縦孔を掘削し、底面水圧のわずかな上昇が氷河を大きく加速させることを確認したことを発表した。底面水圧は気温、すなわち氷河の融解量にコントロールされており、気温上昇に伴って海や湖への氷流出が増加し、氷河縮小の引き金となる可能性が示されたという。同成果は、英国の科学誌「Nature Geoscience」に掲載された。 末端が水に浸かった氷河はカービング氷河と呼ばれ、通常の氷河よりも大きな速度で流動し、海や湖に大量の氷を流出する。パタゴニアのほか、アラスカ、南極、グリーンランドなどの地域では、巨大なカービング氷河が近年急激に縮小し、海水準の上昇に影響を与えている。 カービング氷河縮小の原因として、氷河流動の加速にともなう氷流出量の増加が考えられてい

  • ISSの日本実験棟「きぼう」の電力系統に異常が発生、ICSへの給電が停止 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月3日、8月1日8時10分(日時間)頃に国際宇宙ステーション(ISS)の日実験棟「きぼう」において、電力系統の異常が発生したことを明らかにした。これにより、衛星間通信システム(ICS)への給電が停止したという。 ICSは、きぼうの運用を効率的に行うため、船外実験プラットフォームに直径約80cmのアンテナを設置し、JAXAのデータ中継技術衛星「こだま(Data Relay Test Satellite:DRTS)」を経由して筑波宇宙センター(TKSC)との間でデータ、画像および音声などの双方向通信を行う日独自のシステム。 船内実験室に搭載される与圧系サブシステム(ICS Pressurized Module subsystem:ICS-PM)と、船外実験プラットフォームに取り付けられる曝露系サブシステム(ICS Exposed Facility su

  • 「新東京駅」は実現する? 国交省が泉岳寺~押上間短絡線の整備効果を提示 | ライフ | マイコミジャーナル

    国土交通省は25日、2010年度の「成田・羽田両空港間及び都心と両空港間の鉄道アクセス改善に係る調査」の概要を公表した。前年度に示された、「新東京駅」を経由して泉岳寺~押上間を結ぶ短絡線構想にも言及している。 羽田空港駅(京急)に停車中の都営浅草線の電車。泉岳寺~押上間の短絡線は、現行の都営浅草線のバイパスのような役割を担うルートに この構想は首都圏の国際競争力を強化するにあたり、成田・羽田両空港の一体的活用を促し、都心とのアクセスを改善するのが目的。短絡線は延長約11km。新東京駅の位置については、丸ノ内の仲通り地下案が示された。 このほど発表された概要には、短絡線が実現した場合の整備効果も記されている。昨年開通した成田スカイアクセスも最大限活用することで、東京~成田空港(第2ビル)間は現行ルートより13分短縮され、約37分で結ばれる。東京~羽田空港間は乗換えなしで約22分、羽田・成田両

  • 【レポート】テクノフロンティア2011 - 実用化に期待が集まる環境発電技術 (1) 環境発電に関する技術が多数展示 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    2011年7月20日から22日までの3日間、東京ビッグサイトにて「テクノフロンティア2011」が開催されている。同展は、「MECHATRONICS TOTAL SOLUTION」「ELECTRONICS TOTAL SOLUTION」の2つのメイン展示会とボード・コンピュータ展、熱設計・対策技術展、設計支援システム展などの展示会による複合展示会。今回は、同展の中で、電力不足などのエネルギー問題から社会の注目を集めつつあるエネルギーハーべスト(環境発電)関連の出展を行っているブースをメインにレポートしたい。 さまざまなエネルギーハーベスト関連技術を紹介 村田製作所は、圧電素子、振動素子、熱電素子、色素増感太陽電池、などのエネルギーハーベスト関連技術の紹介を行っている。 デモでは、そうした各種素子を2.4GHz帯の電波に乗せてPCとの無線通信などを行うことを見せていた。圧電素子の特性は、加速度

  • 阪大、絶縁体界面の導電性制御の機構を解明 - 高機能素子の実現に期待 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    大阪大学(阪大)大学院基礎工学研究科(物質創成専攻物性物理工学領域)の若林裕助准教授を中心とする研究グループは、絶縁体であるチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)の上に同じく絶縁体のアルミン酸ランタン(LaAlO3)の薄膜を形成させた際、その界面に現れる導電性の仕組みを、界面付近の構造を測定することで明らかにした。 同成果は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)放射光科学研究施設フォトンファクトリー(PF)の放射光と最新の解析法を組み合わせ、絶縁体同士の界面が導電性を持つ場合と持たない場合を比較することで、導電性を制御するための構造の違いを解明したもので、米国科学誌「Physical Review Letters」に掲載された。 半導体のプロセスの微細化に伴い、絶縁体や半導体の微小領域でのふるまいを研究する必要が出てきている。2004年に東京工業大学の大友明教授とスタンフォード大学のハロル

  • 理研ら、2つの光子を用いる顕微手法を開発 - 波長の1/380の分解能を達成 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    理化学研究所(理研)と名古屋大学(名大)の研究グループは、X線領域での非線形光学現象を利用して、波長206Åでその380分の1相当(0.54Å)という、超高空間分解能の顕微手法を開発した。 同成果は、理研播磨研究所放射光科学総合研究センター 石川X線干渉光学研究室の玉作賢治専任研究員、石川哲也主任研究員らと名古屋大学大学院工学研究科西堀英治准教授の研究によるもので、科学雑誌「Nature Physics」(オンライン版)に掲載された。 顕微鏡の歴史は古く、その発明は16世紀末まで遡る。また、肉眼では見えないものを最初に見た事例は、ガリレオ・ガリレイが昆虫の複眼を観察したもの(1610年頃)といわれており、以来、「いかに細かいものを見ることを実現するか」が、光学分野での重要テーマの1つとなっていた。1878年に、独イエナ大学のE.アッベが、空間分解能は原理的に波長の約半分で決定されることを示

  • 東北大など、鉄系高温超電導体の超伝導阻害因子を発見 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    今回、研究に用いられた東北大の超高分解能光電子分光装置 東北大学(東北大)大学院理学研究科の中山耕輔 助教と同大原子分子材料科学高等研究機構の高橋隆 教授らの研究グループは、ボストン大学および中国科学院物理研究所と共同で、鉄系高温超伝導体において、超伝導転移温度(Tc)を抑制している原因を明らかにすることに成功したことを発表した。同成果は、英国のオンライン科学雑誌「Nature Communications」で公開された。 超伝導体は、体内の情報を画像化することのできる医療機器(MRI)や、高感度磁気測定装置(SQUID)などの装置として実用化されているほか、日では超伝導を利用した超高速リニアモーターカーの敷設計画も公表されるなど、実用アプリケーションへの適用が進んでいる。また、送電時の電力損失がほぼゼロとなる超伝導電線や、電力を高効率で蓄えることができる超伝導電力貯蔵システムについての

  • 【レポート】冷却フィンそのものを回転させる空冷技術のブレークスルー「Sandia Cooler」 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    高効率な空冷テクロノジ「Sandia Cooler」 米国Sandia国立研究所(Sandia National Laboratories:SNL)は画期的な空冷テクノロジである「Sandia Cooler」をライセンスすると発表した。このテクノロジは、同研究所のJeffrey Koplow氏が発明したもので、従来の放熱フィンと冷却ファンを用いる方法より圧倒的に効率が良いという。 図1に示すように、通常のヒートシンクは銅やアルミなどの熱伝導率の高い金属で作られ、チップで発生した熱をCPUパッケージのヒートスプレッダを経由してヒートシンクのベースプレートに伝える。そして、ベースプレートから熱伝導でフィンの表面まで熱を運ぶ。フィンの表面には冷却ファンからの風が当たっており、フィンの表面から熱を奪って運び去る。高電力のチップの場合は多くの熱を運び去る必要があるので、多くのフィンを立てて熱を奪う面

  • 【レポート】シャープがイタリア最大の太陽電池工場の開所式 - 町田会長も参加 | 経営 | マイコミジャーナル

    シャープは7月8日、イタリア・カターニアにおいて、イタリア最大の太陽電池工場「3Sun」の開所式を行った。同工場は、シャープ、エネルグリーンパワーおよびSTマイクロエレクトロニクスの3社が、薄膜多層セル・モジュールの生産を行う生産拠点として、共同出資して設立したもの。 3社は共同事業の第1次展開として、年間160MWの太陽電池を生産する3Sun工場を稼働。今後成長が期待される欧州、中東、アフリカ市場へ太陽電池を供給することになる。今後数年間で年間480MWにまで生産能力を増強する計画だという。 3Sun工場 稼働当初は280人体制でスタート。今回の新工場稼働にあわせて、エネルグリーンパワーは、再生可能エネルギーを使用した発電所の開発と運営を世界レベルで展開するほか、傘下のEnel.si社が持つ570件を超えるフランチャイズネットワークを通じてイタリア全土で太陽電池パネルを販売する。 シャー

  • スマート家電の相互接続の実現を目指す団体「HEMSアライアンス」発足 | 家電 | マイコミジャーナル

    家電メーカーの「シャープ」「ダイキン工業」「東芝」「日電気」「パナソニック」「日立製作所」「三菱電機」と、「KDDI」「東京電力」「三菱自動車工業」は、12日、「HMESアライアンス」(ヘムスアライアンス)の立ち上げを発表した。事務局は、東京電力内に設置される。 HEMSアライアンスは、スマート家電の環境整備と普及を目指す団体。現在、家電メーカーでは、ネットワークに対応したスマート家電と呼ばれる分野の製品を、いくつか発売し出している。家庭内にあるスマート家電は、ホームコントローラー(呼び方は各社により異なる)上で使用電力をモニタリングできたり、操作を行うことが可能だ。また、家庭内だけでなく、外部からも、ネットワーク経由で家電製品のモニターや操作を行うことが可能で、さらに、家電製品だけでなく、太陽光発電、蓄電池のコントロール、EVへの充電、非常時にEVのバッテリーに蓄えられている電力を家庭

  • 名大、植物の気孔調整タンパク質を解析 - CO2吸収能の高い植物の作出に期待 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    名古屋大学(名大)の木下俊則教授の研究チームは、植物の二酸化炭素取り込みを行っている気孔の突然変異体の解析の結果、フロリゲン(花成ホルモン)として知られているFT(FLOWERING LOCUS T)が、気孔開度制御において重要な働きを担っていることを発見した。同成果は米科学誌「Current Biology」に掲載された。 植物は光合成を行うことで成長し農作物となるほか、二酸化炭素(CO2)を吸収し、地球環境を人間や動物が住みやすいように整えている。植物におけるCO2取り込み口となっているのが、植物の表面に存在する気孔と呼ばれる孔で、太陽光下で開口して光合成に必要なCO2を取り込んでいる。 図1 ツユクサ表皮の気孔の写真。気孔は光照射によって開口し、乾燥ストレスに曝されると植物ホルモン・アブシジン酸の作用により閉鎖する。気孔は、光合成に必要なCO2取り込みの唯一の取り込み口となっている

  • 産総研など、有機太陽電池の高効率化に向け材料シミュレーション技術を開発 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    産業技術総合研究所(産総研)ナノシステム研究部門 ダイナミックプロセスシミュレーショングループの宮良之 研究グループ長は、米オークリッジ国立研究所 Mina Yoon博士と独フリッツハーバー国立研究所 Matthias Scheffler教授の協力を得て、電子親和力の異なる分子から構成される太陽電池材料が光によって励起され、さらに電子と正孔が分離するまでの一貫した過程を第一原理計算に基づいてシミュレーションしたことを発表した。7月6日(英国時間)に英科学雑誌「New Journal of Physics」に掲載された。 有機薄膜太陽電池は、フレキシブル、軽量、折り曲げ可能、印刷法が適用可能で低コストといった特長を持つことから、次世代太陽電池として研究が進められている。しかし、その変換効率は結晶系に比べ低く、その高効率化が求められているが、太陽電池の変換効率には、利用できる光の波長範囲、光

  • 産総研、Dyを用いずに高い磁石特性を実現した等方性焼結磁石を開発 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

    産業技術総合研究所(産総研)サステナブルマテリアル研究部門 相制御材料研究グループ 尾崎公洋研究グループ長および高木健太 研究員は、重希土類元素であるジスプロシウム(Dy)を含まない等方性サマリウム-鉄-窒素(Sm-Fe-N)系磁石粉末を90%以上の高い相対密度で焼結する技術を開発したことを発表した。 Sm-Fe-N系磁石粉末はネオジム-鉄-ホウ素(Nd-Fe-B)系磁石に次ぐ高い磁石特性を持つ材料。Nd-Fe-BはDyを添加して保磁力を高めているが、Dyは重希土類元素で、地殻埋蔵量が少なく、かつ採掘できる場所が限られているため、輸入価格の高騰などの影響を受けている(国内のNd-Fe-B系磁石用Dyはすべて輸入品)。そのためSm-Fe-N系磁石が、Dyを使用しない高性能磁石材料として期待されているものの、磁石粉末としての特性は高いが、500℃以上の高温で焼結すると磁石特性を失ってしまうため

  • 日立が通天閣のネオンをリニューアル、LED採用で消費電力半減 | 経営 | マイコミジャーナル

    日立製作所は6月20日、通天閣観光が運営する大阪市の通天閣のネオンを全面的にリニューアルすると発表した。今回、ネオン管の大部分をLEDに取り替えることで、消費電力量を従来に比べ約半分に削減する。 現在の通天閣のネオン写真 通天閣のネオンは通天閣が再建された翌年の1957年7月より日立が掲出しており、現在のネオンは2006年10月にリニューアルしたもの。通天閣のネオンは5~6年のサイクルでリニューアルされており、今回は12回目に当たる。 今回のリニューアルでLEDの採用で消費電力量を従来に比べて約半減するとともに、より多彩な色を駆使したライトアップを行う。また、通天閣を中心とした歓楽街地域である新世界が2012年に100周年を迎えることを記念して、公募したメッセージを西面(公共面)に掲出する。 リニューアル工事は7月1日から約4ヵ月にわたって行われ、10月28日より新しいネオンが点灯される。